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プロだけど、大切な人のために一番に使いたい。

このnoteは8/29土曜日夜に書いています。
でも、8/31月曜日に公開します。

その理由を説明する前に、こちらをご覧ください。

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かわいいねぇ。かわいいです。
私はイラストレーターで、こんな感じのゆるい絵を描いています。

そしてこちらをご覧ください。

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明日8/30(土)・31(日)と、パートナーと箱根旅行に行くので、そのためのしおりを作成しました。

※キャラクターが登場していますが、個人で楽しむ目的なので寛大にご覧ください。

感染対策は万全にしていくので、そこについては寛大に見守っていただけますと嬉しいです。あと、ちょっとのろけ投稿です。生暖かくていいので優しく見守ってください。

冒頭のイラストは、このしおりのために描き下ろしたイラストです。

イラストレーターの間でよく議論になること。
「知り合いからの依頼だからって、安く引き受けるのはどうなのか」。
(いや、何かの専門家はみんなそうかも)

人によって考え方はいろいろと思いますが、私は
「知り合い価格は無し。
  でも、その人を知っているからこそ描けるイラストがある。
  そこに価値を感じてもらいたい」と思っています。

と言いつつです。

「絵がちょっと得意」ということは、大切な人のために使いたい特技だとも思います。


私は、昨年1月に開業届を出し昨夏からお仕事をいただき始めた、言うなれば”駆け出し”のイラストレーターです。

その前は会社員でしたが、体を壊して退職しました。

その頃から付き合っていたのが今のパートナーです。

私が会社を辞めても、
無職の引きこもりでも、
「イラストレーターになる」と言い出しても、
隣にいてくれました。

こんなヤツ振られても仕方ないなと思った時期もあったけど、そんなことを考えている素振りは一度も見ませんでした。

しかも、イラストについて本当に褒めてくれるんです。

「おー!この絵いいね!」
「この1年でさらに絵が上手になったよね」
「この発想は俺にはない。アーティストだねぇ」

誰かに褒められるために頑張る自分は卒業したけど、褒められるってやっぱりうれしい。認めてもらえるってがんばれる。

「イラストレーターになる」なんて夢みたいな目標だけど、それでもがんばろうと思えたのは、彼が隣で見守ってくれたからです。ひとりでやってたら「こんな絵…」と投げ出していたと思います。うん、目に浮かぶ。

誕生日には彼の絵を描いて贈っています。彼のこの目標が叶うといいな、彼の身にこんなことが起こるといいな、と願いも込めて描いています。

それを、彼はクリアファイルに挟んで、壁に貼ってくれます。

喜んでくれているのだと思います。そういうちょっとしたことがすごくうれしくて、彼が喜んでくれるから、私はこの人のために絵を描いていたいなぁと思います。


今回は箱根旅行。箱根は、私が退職した直後に訪れて以来、ふたりで行くのは2回目です。

あの時は先が見えなくて本当に不安で、しかも体調もよくなくて。楽しいけど、どこか後ろ暗い気持ちでした。

でも今は、私にはイラストがある。
この人は隣にいてくれる。

あの時の自分に教えてあげたいくらい、自分に自信が持てている!

今回、旅先に箱根を選んだのはたまたまだけど、なんだかひとつの区切りのような気がして、この1年半の感謝を伝えられる旅になればいいなと思っています。

そんな気持ちを込めて今回しおりを作りました。

ありがたいことに仕事をたくさんいただいていて、時間を多くは取れなかったけど、なんだか楽しく仕上がったと思っています。(絵は冒頭のもの以外は過去の絵ですが)

プロだけど、この「つくる気持ち」はやっぱり、大切な人のために一番に使いたいし、一緒に見て、笑っていたいです。

作るって、たのしい。
わたしはきっと、一生作っていると思う。

そして、大切な人と笑っていると思う。

たのしい旅になりますように。
一生、たのしい時間を作り続けていられますように。

この記事は、無事旅を終えられたら投稿します。

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PS)8月31日追記
無事帰宅しました。想像の10倍楽しかったです。箱根いい…!

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