エネルギーは等価交換じゃない



エネルギーは等価交換じゃない。
いや、厳密に言うと、きっと等価交換だと思う。
でも、今言われてるような、等価交換ではない。

『鋼の錬金術師』を読んでいて「等価交換」というワードが
たくさん出てきたので考えた。


「10」を渡して「10」を受け取る。
売買での基本だけれど
これだと「10」と「10」で釣り合ってしまい
何も生まれない。

これは感覚的なのだけれど
何かを渡すときに、同じものを渡すとしても
その状況や想いや行為によって
エネルギーは
そのまま「10」にでも
「8」にでも「13」にでもなる。
で、基本は渡しっぱなし。
一歩通行。


基本は渡しっぱなし。
一歩通行。
ここがポイントかな、と。
ここで交換してないんじゃないかな、と思ってる。

その場で戻ってくるものは
リフレクション、反射。
跳ね返り。
作用反作用で言うと、反作用。


大きい箱を押したとして
押したら大きい箱が動くのが作用
それと同時に、自分も反作用で
押し返される。

これを売買の動きに例えると
大きい箱を押す(お金を払う)
押したら大きい箱が動く(そのお金が巡る)
それと同時に、自分も反作用で
押し返される。(商品をもらう)

という感じに
エネルギーの流れは近い。


お金を渡す作用に対して
その作用自体は自分に返ってこないで
エネルギーとして巡る。




別のたとえ。
世の中のものを独占したり
たくさん得ようとする行為って
川の流れを
コップですくようなものだと思う。

川…世の中というエネルギーとか大きなお金の循環とか、人々の想いとか
川は常に流れている。
その流れを感じれることが豊かさで
コップにいかにすくうか?は
一時的な快楽に近いんじゃないかな。


もちろん、必要な分はいただくといいし
欲しいだけもらってもいいし
でも、必要以上は独占しない、
川の流れを止めない。

全部欲しがって、
大きなバケツを用意しても
全然すくいきれないし
かといって、川をせき止めて
全部自分のものにしたら
いっときは潤うけれど
その川は枯渇する。
そして、枯渇するところには
水は流れなくなる。

この循環を
自分の目の前でするのか
周りの人たちとするのか
地域でするのか
世界でするのか
循環を大きくした方が安定する、という感覚がある。
世界でビジネスをするとか
そういう話でなくて
大きな循環の中にいるイメージ。

だから、たくさんいただこう、と思うのではなくて
川の流れを強くする、豊かにするということを
イメージすると
結果として、自分も得るものが多い。


あ、等価交換からずれたけど。


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まとめ
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・エネルギーは「10」渡して「10」戻ってくる
 等価交換ではない
・渡し方や想いによって「10」以上にも以下にもなる。
・「10」渡して、「10」戻ってくるのは作用反作用
・渡した「10」は、自分に戻らず、大きな循環の中を巡る。
・その大きな循環をイメージする。
・循環が大きいほど安定するイメージ。
・「10」渡して「10」戻るのは作用反作用。
 (ここまでは等価交換)
 でも渡した「10」は巡るので
 世の中は豊かになる。(等価交換以上)
 そして、その循環はいつしか
 自分にも巡ってくる。(等価交換以上どころじゃない!)


エネルギーの流れって
こう思うんだ。
 


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