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「D44」 はじめに と 目次

44歳のデザイナーが、日々思うこと、考えること、悩むことを、年齢にちなみ44このテーマで綴ったZINE「D44」。デザインする前段階だったり、デザインする時の根底にあるものだったり、デザインするそもそもの目的だったり…、そういったテーマが44こ並んだ紙の本です。

このマガジン「 D44-note編- 」は、そのnote版。
紙の本、ZINE「D44」を本編とすると、このnote編では、紙面の都合で言い切れなかった部分や、カットされた話、本編完成後に気づいたこと、などを収録して、より読み応えのある内容をお伝えしていこうと思います。

有料のマガジンですが、本編部分までは無料で公開。追加のnote編をお読みいただくさいは有料となる構成です。
毎週 1、2本くらいのペースで記事を追加していきますので、長くお楽しみいただけるかと思います。


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目次 (この他にもnote編だけのコンテンツが追加されます)
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1. 自分が、どんなエネルギー体であるか
2. 調子のいいとき、わるいとき
3. 「にげる」も選べる
4. はろーネガティブ
5. 恥ずかしいは、かっこいい
6. 違和感が大きくなっていく
7. 納品するなら簡単だ
8. 犠牲を生みたくない
9. オールOK
10. 血肉を感じる言葉が好きだ

11. 紙ものでもライブ感があると思う
12. 応援×応援
13. 素敵なものと素敵なものをつなぐ
14. 「そもそも」からはじめる
15. 「そもそも」に戻る
16. 超理想って何ですか?
17. やっちゃえばいいじゃん
18. 公私同一
19. 本当にやりたいことをやる
20. 自分と会話する

21. 透明なデザイン
22. カテゴライズしない
23. 素敵な名前をつけよう
24. 恩は返さない
25. リリースする
26. 見本を見せる
27. インタビュー
28. 「おつかれさま」って言うだけで
29. しっかり調子に乗る
30. 普通と自然は違う

30. 見えてないものは見えない
31. 言葉にはできないこと
32. 嘘をつかなくていいように生きる
33. わかりやすくしすぎない
3. カオスを愛する
3. 自分の中の教室の自分たち
3. かたつける
3. 変態しよう
3. 唯一絶対の方法はない
40. もっとデザインがうまくなりたい
3. やりたいことを宣言する
3. 学ぶって楽しい!
デザインを学びたいのなら、僕のところに
校長になる

これから始まる「 D44-note編- 」、お楽しみいただければ幸いです。



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はじめに
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本の「はじめに」と「あとがき」を読むのが好きです。作者と話しているように感じるから、かもしれません。本編ではちょっとかしこまっていたり、作者を感じさせないようなお話でも、「はじめに」と「あとがき」だけは作者が舞台に上がってきてくれる。あぁこの人の話をこれから読むのか、おぉこんな人が書いていたんだな、と感じる。映画のメイキングのような、舞台裏のような、制作秘話のようなところが好きなのです。

あらためまして、「D44」を手にしていただき、ありがとうございます。この小さな本は、44歳のデザイナーが思うことを、年齢にちなみ44このテーマで綴るエッセイ集です。デザイナーですが、あまりデザインの話は出てこないと思います。デザインをするにあたって、その奥で考えていること、エネルギーの流れとか人生の考え…などが44編並ぶと思います。

38歳のときに作った「D38」。それから「D39」、「D40」とほぼ毎年発行して、本作「D44」が6冊目のDシリーズとなります。このDシリーズは、僕にとって自分との会話です。この本を書くことで、今の自分の考えに気がついたり、頭の中から考えや言葉を棚卸しします。それを本という形で客観視する。頭を軽くする作業でもあり、想いをあなたに伝えるメッセージでもあり、言葉や考えを磨く工程でもあります。

いきなり正直に吐露してしまうと、「D44」は作るのがむつかしかったのです。44歳は心の激動があって、一度考えた44このテーマでは書けなくて止まってしまったり、テーマを一から見直したりしました。この「はじめに」を書いている時点では、これから先のページはまだ白紙ですが、そのむつかしさや葛藤がたくさん現れている本になるかもしれません。ならないかもしれません。そのような本ですが、もしあなたの楽しみや刺激や何かのきっかけになれれば嬉しいです。

「はじめに」は読むのは好きですが、自分で書くのは得意じゃありません。だって、自分が見えすぎて、恥ずかしいじゃありませんか…。

那珂 隆之 by SHIMAUMA DESIGN



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ここからが、「 D44-note編- 」です
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…というように、ZINE本編では、迷いながら44このテーマを綴りました。毎年この、自分の頭の中から言葉を取り出す工程は、自分の考えを片付け、自分の考えを型づける、「かたつけ」の工程でもあります。

この「かたつけ」を通ることで、自分の中に新しい考えや概念が生まれてきます。今回の大きな気づきは
・自分が「愛」そのものであること
・シンプル&カオスの概念
の2つの考えが新たに生まれたことです。

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