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メ○カリが業者の戦場になっている。その裏側を暴露するぞこの野郎

 吾輩は主婦である。子どもはまだ無い。

 どこで拗れたかとんと見当がつかぬ。何でも世知辛いギスギスした所でオラオラ喚いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて賃金というものを見た。しかもあとで聞くとそれはバイト代という賃金中で一番「彼氏にプレゼント買うためにちょっと働こ♪」とか「ギター買いてぇからとりあえず金稼ご」とかいう刹那的な種族であったそうだ。

 というわけで、高校生時代からバイトの経験はあったんですけど結婚してから自由に使える金が減ったため、ちょっと前にブランド品専門リサイクルショップのネット販売員のバイトをしました。久しぶりのバイト経験だったのですが結構地獄だったので、その時のお話をしたいと思います。

そもそも「リサイクルショップ」って何ぞや

 ブランド品のリサイクルショップは、「質屋」と混同される方も多いと思うのですが全くの別物で、質屋は簡単に言うと「品を担保に金を貸す」、一方のリサイクルショップは「品を店が購入し、その後は自由に流通させる」というシステム。つまり、リサイクルショップはお客さんが物を売りに来たら、その後その品を店頭で売ろうがネットで売ろうが自由なわけです。

地獄だったメ○カリ

 そんなわけで、私がリサイクルショップのバイトで担当したのはネット販売、主に店のアカウントを使いメ○カリでブランド品(ヴィトンの財布とかシャネルのバッグとか)を出品し売りさばく作業。

(メルカリでは業者の出品は禁止されていますが、業者と言っても個人でやる分には問題ないそうです)

 「売りさばく」といっても、リサイクルショップの出品物は素人さんの出品物より高い場合が多く値下げ交渉にも基本応じません。なので、そんなに簡単に売れません。売れたら超喜びます。これが地獄の根源なんですよ。

 何故かというと、メ○カリにはかなり多くの「同業者」がいて、買われて嬉しい心理につけこみ、その出品者(店)を潰しにかかる輩もいるわけです。

 例を上げましょう。実際に私が経験した、同業者とのやり取りです。

~商品売買交渉成立後、取引画面(ほかのユーザーからは見れない)にて~

私「この度は、ご購入ありがとうございました! 短い間ですが宜しくお願いします」

購入者「君のトコ、いつもこんな値段で売ってんの?」

私「(なんやコイツ挨拶もないんかい)『こんな値段』とは、具体的にどのようなことでしょうか?

購入者「高いってことだよ。てかキミ素人? この仕事何年やってんの? 相場知ってる? 俺が同業者だって気づかなかった?」

私「(うわっ質問攻めウゼェ!!)すみません、勉強不足で……」

購入者「まぁいいけどさー。こんなボッタクリ価格の商品買ってやったんだから覚悟しといてよね笑笑笑」

私「(なんかコイツきもい)覚悟と言いますと?」

その後、返信なし。

~商品が相手に届き、出品者(私)の評価を付けてくれた際のコメント~

「写真と現物が全く違い、汚すぎて使い物になりませんでした。こちらの方からは買わない方が良いです。評価は『悪い』以外考えられません。最悪です」

 悪質なクレーマーキターでポカーンですよこっちは!!!!

 しかもその後、その購入者のページを見たら、こっちから買った商品を転売していて、その説明文が

「超美品の○○(ブランド名)の財布です! かなりレアものなので早い者勝ち! 通常は××円(私が出品した際の値段の3倍)のお品を特別に△△円(私が出品した際の値段の2倍)でお売りします!」

 おい、「高すぎ」はどこ行った? 「汚すぎて」はどこ行った? アウトレイジばりに「お前の舌は何枚あるんだコノヤロウ!」っつって舌ブチ切ってやりたくなったぞバカ野郎コノヤロウ!!!!

 そんなわけで、みなさん、メ○カリに限らずかもしれませんが、業者と思われる出品者から商品を買うときは過去にそいつが誰から買ったのか、買った商品はいくらだったのかなどを調べてみてくださいね。闇が見えますよ。


ちなみに、「バイトごときでなんでこんな要らん疲弊をせにゃならんのか」と思い、リサイクルショップのバイトは2日でやめました。おわり。

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