14.好きなしめちゃんのエピソード

アイドルのプライベートな話は意外性があるほど面白い。それは本人からよりも他人から聞ける確率が高い。仲の良いアイドル同士が普段の何気ない日常エピソードを話してくれることは、私にとって午後のアフタヌーンティーのように楽しみで甘美なことである。
私は七五三掛龍也と松倉海斗のコンビ、通称「しめまちゅ」別称「ギャル姉妹」の愛好家である。しめまちゅのくだらないじゃれあいエピソードが大好き。まちゅの前ではオラオラ龍也卍に豹変しちゃう七五三掛龍也が大好きだし、そんな龍也のノリに負けずに本気でふざけ倒してくるまちゅも好き。
そんな2人の、ふざけている間に本気の喧嘩に発展するエピソードがある。とにかく2人のじゃれあいがしょうもなくて好き。くだらなすぎてどうでも良すぎて、成人男性が何をしているの…?と一瞬思うけれど、彼らはアイドルなので一般人と違う感性で生きている。だからこそそんなじゃれあいをほのぼのエピソードとして私は消化する。喧嘩するほど仲が良いと思う。
去年のインスタライブで中村海人さんからタレコミがあった。トラジャのメンバー同士で食事会を終えた後、七五三掛龍也が松倉海斗にガチギレしたことがあったらしい。いつも通りに戯れていたしめまちゅだったが、あまりにも松倉海斗がしつこかったのか、七五三掛龍也の虫の居所が悪かったのか、龍也さん卍の怒りのスイッチが入ったとのこと。「やめろよ!」と大声で威嚇したらしい。(中村海人談) アイドルのしめちゃんからは想像できないのだが、メンバーの前の七五三掛龍也さんはそういう一面もあるらしい。
しめまちゅは喧嘩をするが、必ず仲直りをする。揉めたとしても謝るまでがセットになっている。しかも一方的ではなくお互いが謝るらしい。お互いが大人気なかったと謝るらしいが、話を聞く限りはまちゅが原因を作っている様子である。そんなまちゅに対して「俺も悪かった」と謝ってしまう七五三掛龍也が好き。兄弟喧嘩して本気になってしまったお兄ちゃん感がある。まちゅの前ではお兄ちゃんなところを見せてくれるのが知れて嬉しい。
松田元太さんからも「こんな暴言を吐いていた」という情報提供が不定期にある気がする。メンバーからのタレコミに対して「俺そんなこと言ってない」という否定の姿勢に入るしめちゃんも好き。アイドルとして日々努力する彼がメンバーに対して殺伐としていたり、暴挙に出たり、約束をすっぽかしていたり、「人間らしい一面」を持っているエピソードに私はときめいている。ファンの前で完璧なアイドルを維持してくれることは嬉しいが、無理はしてほしくない。人並みに短所があることも安心するし、アイドルを頑張ってくれている分、プライベートでは適度にガス抜きしていてほしい。

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