何年も通ってくれているお客様が

「しんどくても、あなたがいない時は我慢するよ」

と、言ってくれる。
「いやいや我慢しないでよ」
と、思いながらも、嬉しさと、申し訳なさが入り混じる。

慣れた手がいいというのは分かるけど、タイミングが合わない時はとことん合わない。
何週間も痛みをこらえたままいるのは体に悪い。

腕のいいセラピストはいっぱいいる。
僕が触らないところを緩めてくれるセラピストもきっといるだろう。

「あなたがいい」と言ってくれるから
頑張ろうと思う。

他のセラピストができることは全部、やってやろうと思う。

だけど、やっぱり
たまには他の人にも揉んでもらってくださいな。

僕は
焼きもちは、
ちょっとしか焼かないから。

それでは、今日も
お客様とセラピストが、素敵な時間を過ごせますように。

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