日々を生きている
朝の5時半に目が覚めた。今日は仕事もないのだから二度寝でもすればよかったのだけれど。体に染み付いた習慣はそう簡単には抜け切らない。
毎朝5時半に起きて支度をし、6時には家を出て仕事に向かう。
最初は毎日片道2時間の通勤に疲弊していたが、1ヶ月も経てばそんな日々にも慣れてきた。
新年度になってから環境的な変化がいくつかあった。
かねてから希望していた部署への異動が叶い、今は自分のやりたい仕事を好きにやらせてもらえている。
片道2時間の通勤はその代償だと思えば安いものだ。
入社してからの3年間で私の心は随分と疲弊していたのかもしれない。
何度も繰り返される毎日、度重なる理不尽にもう終わってしまいたいと思ったことも一度や二度ではない。
それでもそこから逃げ出す勇気などなかったので、ただ流されるままに日々を浪費していたのだ。
先日、同期が職場を辞めた。以前から不満を口にしていたし、資格を取ったら辞めると言っていたのでその通りになった。
業界の人手不足のために若手が分布相応な責任を任せられ、心を打ち砕かれて辞めて行くのを何度か目にした。
仲の良かった先輩も仕事を辞めて地元に帰ったのだという。
私生活においても多分に変化があった。前回noteを書いたのが約1年前らしい。
今、寝転がっているリビングも1年前に住んでた家とは別の家だ。昨年の晩夏に彼女と同棲を始め、年末に入籍した。
自分は移り気の早い人間だと認識していたので、1人の女性をここまで深く愛せることができると思わなかった。
一緒に住むようになってからも幾つかの苦難はあったけれど、きっとこの人とならば乗り越えていけるのだろうと、根拠はないけれど安心感を持って生きている。
そんなことを考えながら休日の朝を過ごしている。
全然起きてこないし、もう少しだけ布団に潜り込んで彼女と一緒に二度寝しようかな。
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