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清水直哉にとっての「理想の最期」

今回のテーマは「理想の最期」だ。

このテーマになった時に、嫌だなーと思った。なぜなら、僕は「死」に対する恐怖が強い人間なので、基本的には死にたくないからだ。最期っていうのがそもそも理想じゃないんだ。

なんでみんな、あんなに死を受け入れられるのか、未だに理解に苦しむ。僕は、死にたくないのだ。

山手線が嫌い

ハタチの時、人生はだいたい30歳くらいで終わると思っていた自分がいた。そのくらいの歳になったら、もうそこからの人生は下降していくものだと。

そのくらい自分の周りには、楽しそうに生きているおじさんが少なかったのだろう。幸福度が低い、自殺率が高い、そんな日本が嫌いだった。

その象徴が、山手線でため息をつくサラリーマンだ。

だらし無い感じでスーツをきて、あたかも人生が終わった感を出しながら、意味もなくスマホを横にして、スマホゲームに取り組む。

若者や高齢者と、少し肩がぶつかるだけでイラつき、ストレスを外に向けて周りを嫌な感情にさせる。その度に僕は、「インドを旅したらいいのに」「こんな些細なことでイラつかなくなるのに」って思う。

そんな、山手線が嫌いだった。

1988年3月9日生まれ、次の3月で気がつけば30歳だ。

ハタチの僕からしたら、もう人生が終わる年齢だ。

ちなみに、ハタチの誕生日は水の都、イタリアにあるヴェネチアで迎えました。意味は無いけど、カッコつけたかっただけです。

30歳を間近にしていま感じることは、人生は歳をとればとるほど、楽しくなるということ。

ハタチよりも、22歳のほうが楽しいし。22歳よりも26歳の時の方が楽しい。そういえば、起業をしたのは26歳の時だ。

そして、26歳よりもいまの29歳の方が楽しい。きっと、29歳よりも30歳の方が楽しいのだろう。そして、たぶん30歳より40歳の方が楽しいし、40歳よりも50歳のほうが楽しい。

こういう感じで、人生は楽しくなっていくんだ。ジェットコースターを登るように。

学校の先生だって、お母さんだって、大学の先輩だって、親戚のおじさんだって。だれもこれを教えてくれなかった。もっともっと、この事実をたくさんの人が知っていいと思った。

人生は、今よりもこれからの方がずっと、楽しいと。


(↑なんとなく良い感じの写真入れてみた)


ジェットコースターが嫌い

ちなみに、僕はジェットコースターがめちゃくちゃ嫌いだ。あんなのに、乗る人の気がしれないのだ。

僕はいつもあれに乗る瞬間に「死」を覚悟する。そのくらいアイツのことを期待していないし、あいつに期待したいとも思わない。

たぶん、壊れて、車輪が外れて、死ぬんだろうな。くらいに思っていつもジェットコースターに乗っている。

でも、乗ったら楽しいんだよな。ジェットコースター。落ちる瞬間には「死」を覚悟していて、そのあとからは格段に楽しい。結局、終わったらいつも笑顔で終われてる。だから、あいつのことは嫌いだけど、憎めないんだな。


自分のとっての理想の最後

そうか、人生もジェットコースターと同じなのかと、書いていて気が付きました。

登っていくし、楽しいんだなと、気が付きました。

ちなみに、僕の「理想の最期」はもう随分と前から決まっています。

21歳の時、世界一周のひとり旅を経験して、学べたことはたくさんあります。でも、一番何が良かった?と聞かれたら「やりたいことを、やろう」そう思えたことです。

世界中を旅して、やりたいことがやりたいくても出来ない人たちにたくさん出逢いました。そして、日本という国はそうではない環境なんだと気が付きました。

シンプルに「やりたいことをやる」こと。それが人間にとって一番の幸せだと感じました。

なので、僕の人生の方向性は、軸にしていることは、この言葉に集約されます。


やりたいことを、
やりたい仲間と、
やりたい場所で、
やりたい時に、
やりたいだけ、やること。


「あー、やりたいこと。やれたわぁ」そうやって死ぬのが、僕にとっての"理想の最期"です。


*写真は世界一周中に出逢ったインドの子供たち
*遊園地には誘わないでください。
*最後の方の文章が「です・ます調」に変わったのには、深い意味はありません。テンションです。


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7人で「書く日、書くとき、書く場所で」という共同マガジンをやっています。今回は「理想の最期」を共通テーマに書きました。

ちなみに前回のテーマは、「最初と最後の一文を決めて書く」です。
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