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ももクロが長崎県でニッポン笑顔百景を歌う意味

先日、「NHKのど自慢」が長崎県諫早市で行われ、ゲストとしてももいろクローバーZが出演しました。もう一組のゲストは南こうせつさんの予定でしたがコロナウィルス感染のため五木ひろしさんに変更されました。どちらもももクロとは親交があるのできっと現場は終始和やかな雰囲気だったことでしょう。放送を見ててものど自慢しに来たというより、ももクロに会いに来たという感じの参加者もいて笑顔あふれるほっこりした放送でした。しかも優勝したのはSOUL'd OUTのウェカピポを歌った厳つい兄ちゃんで、確かにうまかったから納得です。

今回はただ放送の感想戦をしたかったわけではなく、ももクロが長崎県という場所でニッポン笑顔百景という曲を歌った意味について書きたいことがありました。


ニッポン笑顔百景は2012年9月5日に発売され、女子が落語をテーマにしたアニメ「じょしらく」のエンディングでした。
歌いだしの歌詞に落語「寿限無」の一部が使われていて面白いし、振り付けもガニ股で跳ねたり扇子を左右に振ったりしてライブでも盛り上がる明るい楽しい曲です。サビの歌詞も

笑おう 笑おう さあ笑いましょ こんな時代こそ笑いましょ
笑おう 泣いたら負けだ やけくそ 笑いましょ
波乱万丈 酸いも甘いも 乗り越えた あっぱれ日本人
笑おう どんな時でも なにくそ 笑いましょ

とにかく笑おうという前向きな歌詞で、コロナ禍で沈んだ気持ちの時に聴けば少し元気になれる曲だと思います。発売された当時も東日本大震災の半年後という時期で、まだ日本全体にダメージが残り暗い雰囲気だった中、この曲に励まされた人もいたのではないでしょうか。

また、去年TikTokでこの曲がバズり、海外のチャートでもランクインするなど話題になりました。そのため4人で再録したZZ ver.でMVも制作されました。


しかし今回、NHKのど自慢でこの曲が披露されたのは、落語が引用されていてお年寄りにも受け入れやすいからではなく、コロナ禍で暗い世の中を明るくするためでもなく、海外でバズった話題の曲だからでもありません。

下記に添付した記事が深く関係しています。ご覧ください。

ももクロのメンバーも運営も今まで、これらのことをももクロ側から言及したことはありません。モノノフが勝手に思い込んで感傷に浸っているだけかもしれませんが、ももクロ陣営はそういうことをサラッとする粋な運営で、だからこそ僕たちモノノフは応援したいし、どこまでもついていくと思っています。

この事件から8年たった今でも忘れる事なくこの曲を歌うべきところで歌ってくれるももクロが大好きです。

空気なんて読まずに笑っとけ

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