今年もこの時期がやって来ました。
毎年、年の瀬にその年に発表したアイドル楽曲をみんなで順位付けして楽しもうという企画です。アイドルヲタクにとっては自分の推しグループや推し曲が何位にランクインするか楽しみで、もちろん僕も毎年楽しみにしています。
とは言いつつ実際に僕がこのイベントを知ったのは２０１９年で、ちょうどスタプラDDになり始めた頃であり、当時推し始めていた桜エビ〜ず（現ukka）を漁ってた時でした。その頃桜エビ〜ずは１２ヶ月連続新曲リリースで神曲を連発していたので第８回アイドル楽曲大賞２０１９のインディーズ/地方アイドル部門の結果は上位１０曲中に桜エビ〜ずが５曲と半分を占めた問題の年になり、そのため翌年からは投票ルールが改正され１グループに１曲までしか投票できないようになりました。これによりランキングはより公平性が増したし、投票するためにはより多くの曲を幅広く聴くようになるし、ランキングの結果にいろんなグループが入ってくることにより新たな推しが見つかっちゃう可能性があることはアイドル界の活性化につながったと思います。
ただ投票するときに推しグループの数多ある曲の中から１曲に絞るというのが難しい。その苦行を乗り越えた今年の結果をご報告します。

メジャーアイドル楽曲部門

5位　きっとスタンダード / 超ときめき♡宣伝部

とき宣はTheアイドルって感じの曲や明るく可愛い感じの曲が多い中、たまにある７月のサイダーみたいなせつない感じの曲が好きで、意外とそっち系統の曲の方が声質的に合っていると思ってます。特におはるとひよりんの声が好きです。

4位　光 / TEAM SHACHI

この曲が入っているEP-舞の頂点を極めし時、私達は如何なる困難をも打ち破る-
(タイトル名 長っ!)にはシャチらしい元気な曲や変わった曲がある中、この光はメンバーである秋本帆華が作詞しているせいか、トリッキーなことはせずにまっすぐな曲調で安心して聴けました。またタフ民（ファンの呼称）の間では過去にこだまという曲があるため、次はのぞみが来るんじゃないかと囁かれています。

3位　D.T.F. / B.O.L.T

青春パンクロックな曲で懐かしい感じがしました。パンクロックと言っても青春がつくので爽やかな感じでサビは初見でもノリやすいしライブでは盛り上がるだろうなぁと思います。まだ生で聴いたことないので楽しみです。とにかくタイトル通りD.T.F.  〜Don't think feel〜　考えるな！感じろ！

2位　孤独の中で鳴るBeatっ! / ももいろクローバーZ

サビの「大丈夫さ　大丈夫だよ」っていうのを伝家の宝刀ももクロのユニゾンで聴かされると自然と涙が溢れてきます。そしてそれはCD音源でもいいけどやっぱりライブで聴いてこそだと思いリンクはライブバージョンを貼らせて頂きました。
生歌いいわ〜。この記事書きながら改めて聴いてまた泣いてる。

1位　ヘロー / 私立恵比寿中学

数年前からエビ中の楽曲が良すぎて毎年１曲を選ぶのに苦労させられます。特に今年はアルバムも発売したしその後も毎月のように新曲を出すしで単純に曲数が多かったです。その中でこの曲を選んだ理由は、ほかの曲なら別のアイドルが歌っても違和感なく、例えばかわいい曲ならとき宣、激しい曲ならシャチ、ノリが良く楽しい曲ならいぎなり東北産とか考えられますが、この曲は若い新メンバーとベテランが同居する私立恵比寿中学にしか出せないエモさがあると感じました。特に歌い出しの小久保柚乃が辿々たどたどしくていい味出していて、でもそれだけじゃダメで後半で歌い上げる箇所もありそこはベテランのお姉さん達の出番で、そんなこの曲はエビ中にしか歌えないんじゃないかと思いました。

インディーズ/地方アイドル楽曲部門

5位　A to Z / BREAK TIME GIRLS

本当にスタプラアイドルしか聴かないのでインディーズ/地方アイドル楽曲部門のノミネートから５グループ目を選び出すのに苦労しました。BREAK TIME GIRLSはスターダストのアイドルではあるけど多分正式にはスタプラ所属ではないと思います。これから追加される可能性はあるけど、そうなったらもっと本格的に聴き出すかもしれません。この曲を選んだのは………まぁ なんとなくです。
ちゃんと全曲は聴いて選びましたよ。

4位　僕らの証 / CROWN POP

クラポは好きなんですけどあんまり楽曲がいいと言えるほど聴いてはいなくて、でもこの曲は配信で観ていい曲だなと思ったし実際にライブで聴いたらもっと良くて好きになりました。昔はダンスだけだったメンバーも歌がうまくなってきてこういう歌重視の曲でも魅せれるようになったのは感慨深いです。
クラポのこれからに期待大。

3位　スズメDANCE / いぎなり東北産

いぎなり東北産ってすごいですよね。わちゃわちゃした曲もかわいい曲も真面目な曲もエモい曲もなんでも出来る。そんな中で選んだのがこの曲で、東北産らしい祭りって感じの曲だから初めて聴いたときもまたライブで盛り上がれそうな曲きたなくらいにしか思わなかったんですが、やっぱりライブで聴いちゃうと好きになっちゃう。途中、東北弁でわけわかんない事言われるんですが（今だに意味は理解できてない）そこの迫力がすごかった。

同率1位　Drama / AMEFURASSHI

グループ名を英語表記に変えてカッコイイに舵を切ったアメフラはマジでカッコイイです。曲もダンスもカッコイイし歌は超うまい。もっと売れていいでしょ。ただスタプラ好きにはあまり馴染みのない曲調だったりするんで少し浮いちゃってる感はあるんですけど、そんなのはどうでもよくてこのままこの路線を突き進んでもらって世間に本当に見つかってほしいグループです。この曲を選んだ理由は上半身は静止させての横移動のフリがカッコイイ中でもなんかコミカルで良いのと、イントロの心地よいリズムが好きすぎて自然と体が動いちゃうし、そこだけ切り取ってエンリピしたいくらい好きです。

同率1位　さがしもの / ばってん少女隊

この九祭というアルバムは九州の各県をモチーフとした楽曲が収録されていて、この曲は佐賀のバルーンフェスタをモチーフとされています。気球が浮上する様子なのかゆっくり上下するフリがあったり、なぜか曲調はケルト音楽ですがリズミカルで手拍子してるだけでも楽しい。
佐賀になんの思い入れもないしケルト音楽にも馴染みはないけど初めて聴いたときからノリノリで踊れて、アイドルフェスでもそうでないフェスでも初見のお客さんを楽しませられる曲は最強です。
ひとつ気になるのが間奏で右手を上、左手を下にしてSのポーズをさせるの謎。
ただ、コールが復活した時にこの長い間奏でガチ恋口上を入れられるのは勘弁してほしいので意味はわかんないけどそのままでいいです。

アルバム部門

3位　『私立恵比寿中学』 / 私立恵比寿中学

さすがエビ中、捨て曲なし。セルフタイトルのアルバムだけあっていろんなタイプの曲が集まっていて、そのどれもがレベルが高く安心して聴けます。強いていうなら綺麗にまとまりすぎていて物足りないというか、もっと個性的な曲とか自己紹介曲があってもよかったかなと思いました。このアルバムの後に毎月のように出していた新曲の方が個性が強くてよかった感はあります。

2位　『Drop』 / AMEFURASSHI

去年発売されたEP『SENSITIVE』にDROP DROPが収録されていてすごいカッコいい曲で、こういう路線で行くんだと思っていたら、次のアルバム名が『DROP』って、いい曲すぎてリード曲にしてもう一回リリースしちゃうの好きです。
ただこのアルバムの中にまたいい曲があって、さては次のアルバムのタイトルは『DRAMA』かな？。これぞDの意志、はなちゃんの陰謀か？。

1位　『九祭』 / ばってん少女隊

今年の一枚といえばこれしかありません。そもそも個人的にコンセプトがしっかりしたアルバムっていうのが好きだし、九州の各県をモチーフにした曲が入ってると言ってもシングル曲もあるし個性的な曲もあり多様に楽しめる。それでいてコンセプトをしっかり踏まえておりお祭り感があって最高。OiSaという強い曲も入っているけどそれに負けない個性的な曲が何曲もあって濃厚。

推し箱部門

ももいろクローバーZ

なんだかんだ言ってもやっぱりももクロちゃんが好きなんですよ。これはどうしたって変わらないし嘘はつけません。ももクロなんてもう推さなくても売れてるから
もっと妹分たちの名前を挙げて推していきたい気持ちはめちゃめちゃありますが、無理です。ももクロに勝てるアイドルなんていないんだから。（僕の中で）
ただ、ももクロを殿堂入りとして２推しをいうならばってん少女隊ですかね。
今年の前半まではAMEFURASSHIだったんですが後半からばっしょーちゃんが追い上げてきて、追い越しました。次のスタプラフェスは投票できないけどできるとしたらばってん少女隊に投票します。

最後に

今回投票してみて自分の好みがなんとなくわかったような気がします。全体的にリズムが特徴的だったり気持ちよかったりリズミカルだったりして、ライブで楽しめる曲が多いかもしれません。そしてまた今回もグループの中から１曲を決めるのが難しかったです。特にエビ中、ばっしょーはいい曲多すぎです。だから票が割れて
順位が低くなる気がして心配しています。

それにしても本当にスタプラアイドルの曲しか聴かないからものすごく偏った結果になってしまって、いつもこのアイドル楽曲大賞に対して、またはアイドルヲタクの皆さんに対して申し訳ない気持ちになってしまいます。なんかスタプラの組織票みたいになってるような気がして。もういっそのことハロプロみたいにスタプラ楽曲大賞として独立させてほしいまであります。