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【ゴルゴ13と床屋さんと夜店市】

床屋さんに置いてある漫画ランキング、堂々の1位『ゴルゴ13』。(しみやん調べ)

物心つく前からお世話になっている床屋さん。

小学校、中学校って同級生みんな、そこの床屋さんに行くもんだからみんな同じような髪型になる。
だからある意味平等と言うか、みんな同じ髪型をしているから、見た目にあまり差異(さい)が無くて、実力勝負で女の子にモテるモテないが決まっていく。

そんな中、小学校と中学校の女の子達は全員、私のことが好きだった。めちゃくちゃにモテた。

その当時、彼女が途切れた事は無かったし、バレンタインデーだっていつも学年で1番だった。

もちろん、ルックスがかっこよかった訳じゃないし、特別優しくも無ければ、不良でもなかった。
馬鹿なことばっかりやっていた気がする。

中学校の卒アルのクラス写真のコーナー、全裸でチ○チンだけ手で隠して撮った写真を、アルバム委員の女の子に無理言って載っけてもらったくらいには、馬鹿だった。

これは絶対に、元THE BLUE HEARTSのボーカル、甲本ヒロトのせいだ。
あの人、すぐ、脱ぐもんね。

でも、子供の頃って、そんな奴がモテた。
高校からはもう通用しないんだけど。


今考えたら、ただの罰ゲームなんだけど、誰もやったこと無いであろう事をやることが全てだった青春時代。
戻りたいか戻りたくないかで言えば、戻りたくはないけどね。

こんばんは、しみやんです。

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話は、ちょっと逸れたけど、そんな床屋さんに高校卒業くらいまで通っていた。
今は、切る髪の毛ないから、ご無沙汰なんだけどね。

そこでもやっぱりゴルゴ13。
ちょっとエッチな描写があったりなんかしてね、子供の頃には、刺激もあって読後に、ちょっとだけ大人になれたような気がした漫画だった。

ゴルゴ13こと、デューク東郷。
この人が困難に立ち向かって、色々な方々からの依頼を遂行する物語。

時には、国家権力者から、時には、その辺のおばあちゃんまで。
誰からの依頼でも、ゴルゴが納得をする依頼であれば引き受ける。すげえぶっきらぼうな態度でね。

男はみんな、こんな男に憧れるんだ。

構成的な部分で言えば、どのストーリーも1冊で完結するような物語の作り方。
何巻を読んでも、何巻から読んでも、話の前後が気にならない、だから床屋さんのような短時間滞在の場所で好まれるんだろう。

久しぶりにゴルゴ13を読みに、床屋さんに行きたい。
床屋のおっちゃん元気かな。 

切る髪の毛はもうないんだけれど。


床屋さん行ってさっぱりしたら、今年の夏は、浴衣姿のかわいい女の子と、夜店市に行って、ビールと冷やしキュウリでも噛(かじ)りながら、射的屋さんで子供たちに混じって、言うほど食べたくも無いお菓子を取ってあげたい。

もちろん、子供の頃に読んだ、デューク東郷みたいな撃ち方でね。

(この投稿はフィクションです)

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