地方の空き家と移住

昨年末に都内の空き家について少しお話ししたので、年が明けたら地方の空き家についてお話ししようと思っていました。
しかし色々な空き家のニュースが年末年始賑わったので、気が付けば年だけではなくすっかり月も変わってしまいました。。。

さて、というわけで今回は地方の空き家のお話です。
地方の空き家にはさまざまな問題や話題がありますが、今回はその中から「何故空き家への移住者募集に積極的な地方の自治体が多いのか」というお話をしていきたいと思います。

過疎化と空き家

過疎化が進むと空き家が増える。空き家が多いところは過疎化が進んでいる。
これは「実は東京に空き家が多い!」というお話よりもイメージしやすいのではと思います。

過疎化が進むと何が問題なのか?そのうちの一つは、インフラの整備の問題があります。
どんどん人が減っていったとしても住む人がいる限り、電気や水道・道路などのインフラ部分はきちんと整備する必要があります。そして、その整備する費用を減った人口で賄うことになります。これはかなりの負担です。そうするとインフラ維持も難しくなり、自治体自体の存続の危機にもなります。
そのため、自治体は住民を増やすため、移住者を増やす施策をするところが多いのです。

移住者と空き家

鋭い方ならもうお気づきかと思いますが、移住者にどこに住んでもらおうかと考えた際、手ごろなのが空き家です。
空き家に移住者が住んでもらえれば、インフラも安定し、建物の老朽化や管理問題も改善、地域も活性化するという一石二鳥、三鳥の話になります。
そのため、地方での空き家対策の一つとして移住者促進を行っている地方自治体が多いのです。

終わりに

今回は地方の空き家の一側面をお話ししました。
地方と一言で言っても、地方都市や山岳部、沿岸地域など地域や特性によってさまざまですので、また折を見て発信したいと思います!

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