Canvaと「かんたん表紙メーカー」で3分で入稿できる表紙を作る

すごい画期的なツールが作られたので、3分で入稿できる表紙が作れるようになりました!世の文字書きが、推しの小説をかたっぱしから紙の本にしまくってほしい、という欲望の元にこの記事は書かれています。

悠さんの開発された「かんたん表紙メーカー」と、Canvaを利用して、印刷所に入稿できるA5表紙を作ります。

1. 「かんたん表紙メーカー」でタイトルのロゴをつくる
 1-1. 「かんたん表紙メーカー」の機能
 1-2. ロゴをダウンロードする
2. Canvaに配置する
 2-1. Canvaでキャンバスを設定する
 2-2. ロゴを配置する
 2-3. 写真・背景などを配置する
3. 裏事情の話

1.「かんたん表紙メーカー」でタイトルのロゴをつくる

1-1. 「かんたん表紙メーカー」の機能

「かんたん表紙メーカー」でタイトルのロゴを作りましょう。色やフォントも、ここで決めてしまいます。フォーマットは以下のような感じ。めちゃくちゃ分かりやすいので、ちょっと遊んでみてもらえばいいかと思うんですが、いくつか機能を紹介します。

文字フチ
太めのゴシック体などに使うと、読みやすくなります。


また「ぼかしたフチにする」にチェックを入れると、文字が浮き出たような自然な馴染み方をしてくれます。(画像は文字色:白 文字フチ:黒)


写真を背景にしたときによくありがちな悩み「写真の中に、黒っぽいところと白っぽいところが混じっているせいで、文字色を白にしても黒にしても読みにくいところが出てくる……」問題ですが、この「ぼかしたフチ」で解決できるケースが多いです。普通のフチ取りでもいいんですが、もうちょっと自然になじませたいな、というときに「ぼかしたフチ」は大変便利です。

枠線
文字の周りを、四角く囲んでくれます。「4行横(特大)」だと、あまり意味がないので注意。ぐっとロゴらしくなりますね。


二重線も、スクエア系の配置にいいですね。太い枠線も選択できます。
二重線・太い枠線を重ねることもできますが、ちょっと潰れてしまうかも?

枠の塗り
枠線の中を塗りつぶしてくれます。枠線はあり・なし、どちらでもできます。


半透過にすると「文字は読みやすくしたい、でも背景が隠れすぎるのも嫌」という要望にも対応可能です。

1-2. ロゴをダウンロードする
気に入ったタイトル配置が決まったら、ダウンロードしましょう。
見本画像の下には「画像化」と「ロゴのみ」がありますが、「ロゴのみ」を選択してください。「画像化」だと、背景画像が含まれ、印刷に向かないサイズになってしまいます。
印刷には向きませんが、表紙のデザインや色味を考えるために、背景画像を置いてみることはとても参考になります。表紙生成するのは、すごく楽しいので、どんどん遊ぼう。
今回は「はんなり明朝・白」「枠の塗り・半透過」「中央縦(小)」をダウンロードしてみます。


右クリック、もしくは長押しでダウンロード。これでロゴの準備は完了しました。

2. Canvaに配置する

2-1. Canvaでキャンバスを設定する
今回はA5本の入稿データを作ります。
Canvaで入稿データを作ることについては、こっちの記事に細かく書いてるんで、とりあえず各自、背表紙の幅だけ計算してください。
背幅を出したら、何も言わずにそこに302mm足す。それが横幅です。
5mmなら307mm、10mmなら312mm。
縦幅はもう何もしなくていいので、216mmって飲みくだしてください。
それをCanvaのホーム画面右上「画像サイズを指定」に入力する。


はいキャンバスできました。

2-2. ロゴを配置する
左のタブから「アップロード」→「画像をアップロード」で、さっき作ったロゴを選択してください。


アップロードできたら、ロゴをクリック。


キャンバスに配置されました。これを左側に寄せたら、ほぼ完成です。
このデータは、印刷所で左右上下を3mmずつ切り落とされますので、ぴったり端にはくっつけないように。
(真ん中の黒い棒が、中央です。「素材」→「ライン」で書いて、中央に持っていくと、ど真ん中のところでガイドラインが表示されるので、そこに置く)

2-3. 写真・背景などを配置する
これだけだと寂しいな〜って方は「素材」→「無料写真」から写真を選んだり、「背景」で全面ぬりつぶすこともできます。

右上「ダウンロード」から「PDF(印刷)」でダウンロードします。


これで印刷所に入稿できるPDF表紙データが完成しました。

3. 裏事情の話
Canvaで入稿するPDFを作るコツは「テキストを含むデータは、直接PDFにしない」です。テキスト(タイトル)は一度pngに変換して、画像として配置する。今回のロゴデータも画像です。でも、なんでそんな面倒臭いことすんの?と思いますよね。

PDFデータをやりとりしていると「文字化けはしてないけど、なんかフォント変わってない?」というケースがあります。Canvaで作ったPDFデータは、この問題が発生しがちです。これを防ぐために、めんどくさい過程を組み込んでいます。
では、どうしてフォントが勝手に変わってしまうのか。すごくざっくり説明すると、PDFデータには「フォント情報」というものが含まれています。フォント情報がちゃんと含まれているPDFは、作り手が指定したフォントを間違いなく表示してくれます。逆に、含まれていないPDFは、他の適当なフォントに置き換えてしまうことがあります。
wordなどは、この「フォント情報」をデータに含めてPDF変換をしてくれます。この動作を「フォントを埋め込む」という言い方をするんですが、CanvaのPDF変換って、この動作がうまく働いてないときがあるんですよね……(欧文フォントは比較的大丈夫、日本語フォントがダメになりがち)
この埋め込みがちゃんとされてないと「印刷所でデータ開く→フォントがすり替わってるけど、印刷所の人は気づかない→刷り上がったものを見て、作者悔し泣き」という事案が起こります。

悔し泣き案件よりはマシ、ということで「ちょっと手間はかかるけど、テキスト部分は全部画像にしてしまおう」という力づくな解決方法をとっています。もっと手軽な方法があるといいな〜

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清水

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コメント1件

すごくわかりやすくまとまっています
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