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ノド ニ キク

[人類の戦争 / 菌類の共存]  

食べ物から考えるココロの科学 (スパイス、ハーブ、菌、発酵、、、、) 

のどに効く、のどに聞く。初稿 2020.5.23 (新月) 随時加筆修正..


共存

植物は宇宙だなぁと思います。

歩いたりしゃべったりしないけれど、
宇宙生命体という意味で
真っ当な存在だなーーと思うのです。

小さな種が土から芽を出して育って形を成して花を咲かせ実をつける。
その力は一体どこから来るんでしょう。種類によっては食べ物として虫や動物や人間にもエネルギーを与えてくれる、、

そこには
宇宙のエネルギーが注ぎ込んでいるとしか思えません。
植物は宇宙のエネルギーが可視化されたもの。そう感じます
そう思ってみると
1つ1つのキャラクターがさらに愛らしく思えてきます。

そしてその多様さは無限です。
毎日ベランダでいろんなタネが芽吹くのを眺めて
そんなことを考えていました。
そして自分もいつのまにかエネルギーを分けてもらっています。


前回の投稿からもう2ヶ月が過ぎようとしてます。

除菌や健康維持のための新しい生活習慣も
未だに馴染んだり馴染まなかったり、、のこの頃ですが
この週明けにも全国的に緊急事態宣言が解除される方向で動いています。
人々がにわかに活動し始めようとする気配が満ちているのを感じます。
政治は相変わらずグダグダで、なんの救いも癒しもなく、新しい明るい世界を指し示してはいません。

現状の観かた、これからの生き方について
いろんな見地があちこちに発生してはシャッフルされています。

コロナウィルスは完全に壊滅はできない
ということも認識としてようやく受け入れられ始めている感じがします。

つまりは共存です

サブタイトルでつけた
人類の戦争、菌類の共存とはこの状態です。

コロナウィルスはこの世に存在してしまっているので
そういう前提で生きていくしかない時代が始まっています。

人の体の中にも細菌は腸の中だけでも1000種以上いると言われています。
人間の中にも 外にもたくさんの細菌類が存在して関係しあってこの世界があります。
そのイメージを持っておくことはこれからの世界を歩いていくのに
大事だと思っています。

ある研究論文によると
人間の体は細胞と同じくらいの細菌で構成されているということです。
半分は細菌なんです。。

古い記事ですが、

人間は「微生物のクラウド」に包まれている

という面白いものを見つけたので おいておきます。
https://wired.jp/2015/10/11/bacteria-clouds/

菌類・発酵の世界に興味を持つとこれが当たり前の感覚になってきます。

人にとって有用な細菌や微生物が自分の中や外にたくさんいるということがわかってきます。我々はそのおかげで健康に生きていけるわけです。

でも現状はコロナを恐れる余りアルコール、次亜塩素酸水、、、などの消毒があちこちで頻繁に行われています。
その時に人間にとって有用な菌類も同時に死んでしまいます。
それは同時に免疫力も下がるという結果に繋がって行きます。

そういうことを含めて全体的に加速している除菌・消毒ブームに関しては
個人的にヒジョーーに危惧しています。

これについてはなかなか深い問題だと思っているので
また機会を改めて書いて見たいと思います

ということで、、

今回は前回の記事で
あげていた食事療法を少し紹介したいと思います。


まず喉の痛みに対する対処

はちみつ大根です。

これは風邪かな?何か菌が入ったかな?
喉が痛い、、チリチリする、、歌いすぎて荒れてしまった、、
などの違和感を感じた時にすぐやると有効です。
明日大事なスピーチをする、歌う、などというタイミングでのメンテナンスにもいいと思います。

レシピは簡単

はちみつ大根

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適当な器に大根をできるだけ細かく千切りにして
それが浸かるくらいのハチミツをかけます。

3〜4時間置くと大根から汁が出てハチミツと混ざり合って
シロップになります。

それを喉に直接あたるようにして飲みます。日に何度かやります。
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これは東城百合子さんの「自然療法」という本で学んでアレンジしたやり方です
※この本は誰でもできる食事療法と手当法がぎっしりとのっていて本当に役立ちます。驚くような療法が記されていて読み物としても大変面白いです。
自然療法に興味のある方は一家に一冊をお勧めしています。

ちなみに
先頃手に入れた民間療法がたくさんのっている別の本にも
同様のものが大根あめというレシピで載っていました。

大根あめ
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皮付きの大根をさいの目に切りハチミツか水飴を
大根200gにつきカップ一杯の割合で注ぎます
そのまま2〜3時間置き大根が浮いてきたら大根を取り出して出来上がり。
一回につき小さじ一杯づつ何回も舐めます。
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そして
もう1つ実際にやっているのが 、、

■カリン酒



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カリンを酒(焼酎/泡盛などにつけこんだたもの)を
喉に当てながら飲む。
もしくは
お酒が苦手な人は水で薄めたものでうがいでも可。
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ハチミツ大根と併用すると、より効果的です。

これは常備していないとその場でささっと作れるものではないですが
一回作ってしまえば10〜20年単位でもちますので
喉をよく使う人には作り置きをオススメします。
梅酒を漬けるのが好きなタイプの方なら簡単。

カリン酒 作り方 一例

熟す直前のカリンを3Kg種ごと輪切りにして広口瓶に入れます
これに氷砂糖1kg 焼酎1.8リットルを加え冷暗所で半年ほど寝かせれば完成。
(カリンは秋から冬にかけて生ります。)

我が家のものは高速道路のサービスエリアに出ていた
物産売場でカリンの輪切りを乾燥させたものを見つけたので
それを漬け込んだものです。
一年半ほど漬けた後は中身を取りだして漉して別の瓶に小分けにして使っています。

ここで注意したいのは
焼酎の質です。昔から果実酒を作る際は
ホワイトリカー(甲類)を使うのが当たり前になっていますが
ホワイトリカーでなければいけない理由はありません。
自分は玄米焼酎か泡盛を使います。
砂糖も場合によっては黒砂糖を使います。

なぜか、、

説明するときっとかなり 長くなります。。
ご〜〜く簡単に言ってしまうと
ミネラルとか発酵とかを重視しているから、、です。
あと、醸造アルコール(ホワイトリカーの原料)特有のエタノール臭が苦手というのもあります。

このアルコールに関する問題(?)も
奇しくも新型コロナにより加速する消毒社会とも関連してくるので
別の機会にで改めて書くべきかもしれません

それは一旦さておき
果実酒を作るにはアルコール度数が35度程度のお酒が良いとされています。
度数が20%〜35%のお酒であればなんでもいいです。
ブランデーでも、日本酒でも、ラム種でも、、ウィスキーでも
お酒なら何を使ってもいいですが必ず20度以上のものを使ってください。
これは法律でも決まっています。

ちなみにうちで使うのは基本
小正醸造さんの 特製玄米焼酎35度1800ml か 
泡盛(できれば古酒)です。
よもぎの場合は日本酒、スパイス、ハーブ類はラムやウォッカ。。
とか組み合わせを考えて試すのも楽しいものです。


咳が出て困る時 のどだけでなく気管支にきてしまった、
咳が深くなってきた、胸が痛いという時にするのが、、

レンコン汁

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蓮根をすりおろし さかずき一杯、
生姜おろしを少々入れ熱湯を半カップ注いで
一日2、3回飲む。
※飲みづらい時は醤油をさしたり、前述の大根あめを加えたり
 梨をすりおろしたものを足してもいいです。
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これは 予備知識ですが
風邪を引いた時など、咳が出る時
ビタミン補給として意外とやりがちなんですが
柑橘類は(のど飴でも)ダメです。よけい咳を増長します。。


のど、せき、だけでも
とにかく古来からいろんな対処法、食療、があります。。
ざっとあげただけでも
長ネギ湿布、にんにく湿布、ビワの葉湿布、日本酒で湿布、松の葉をすり潰してのむ、ジャガイモのおろし汁で湿布、
かぼちゃの種の黒焼き、生姜の黒焼き、すもものホイル焼き、桜の樹皮の煎じ汁、栗の葉の煎じ汁、銀杏の実を食べる、あんずの種を煎じたもの、干し椎茸の煎じ汁、ザクロの実を煮てうがい、竹の油、オオバコ、ツリガネニンジン、、、、などなど、、などなど、、

全ての療法を試せないし どれが自分にマッチするかもやってみないとわからないので まずは日常的に手に入りやすい素材で簡単なものから試すしかないわけですが、、

今年初めて試したものが1つ

ありました
それが
■キンカンみつ
キンカンのヘタをとって丸ごと黒砂糖でジャムのように煮て瓶詰めにしておくと
何年も保存できます。これに熱い湯を刺して飲むと、咳・風邪に効きます。
実を丸ごと食べてもいいです。     東城百合子さん自然療法より

これは別の本には
■キンカンの砂糖煮 として載っていました。

風邪で咳き込む時にキンカンの砂糖煮を舐めます。
鍋に種を取り除いたキンカン500gを入れ、水をひたひたにして火にかけます。 水が半分くらいにになったら砂糖を加えて全体がとろとろになるまで煮込みます。スプーンで1さじすくって食べると不思議と咳がおさまります。


これもやってみた実感として良かったです。
何か喉に違和感の予兆があるような感じがした段階で1つ頬張っておくと
とてもスッキリします。
柑橘系ですが煮込むことで喉にとっていい薬になるんだという発見でした。

上にあげたものはここ15年の間にセルフ臨床をして自分にとって有効と判断して定着したものです。キンカン蜜も加わりました。

あくまでも 参考に。。


大事なのは
体の声を敏感に聴くことができるような状態にあるということ。
これが健康の大前提です。もしくはそれ自体が健康な状態とも言えます。

自分もそうですが現代を生きるほとんどの人は体の声を無視している、
あるいは無視し続けて 麻痺 しているというパターンが多いです。
入ってしまうと
そういう状態に気づくことすらなかなか至難なのですが
少しでも
体を意識することで変えていけるものがあると信じて

風の谷の時代を生きていきましょう。

体が変わると心のカタチも変わる。
が自分の持論です。

体の中の菌が変わると気持ちも変わります。
もちろんそれらは外とも繋がっていますから影響力も変わっていきます。
そうして世界は変わっていきます。

それではまた、、


追記

現実がフィクションを越えてしまっているような状況下で一時期は映画を見る気も失せていたのですが たまたま
「パーフェクトト・センス」という映画をネットで見つけて観ました。
嗅覚喪失から始まる感染症・パンデミックの話だったからです。
四日間とはいえ嗅覚・味覚を喪失した体験を持つ身としては非常に気になる内容でした。単なるパニック映画ではなく感覚の喪失に伴って人はどう希望を持ち得るのかということにフォーカスし、新しい視点をもたらす作品でした。間をあけて二回も観てしまいました。。

リアリティを追求した類の映画ではないので、寓話的に観るのがいいと思います。五感に関する考察の機会と暗示と示唆に満ちています。

アマゾンプライムに入っている人は無料で見れるの観てみてください。
※ 途中演出上暴力描写も挿入されていますのでご注意を。

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