2020年に訪れた温泉10選

年末にツイートした2020年に訪れた温泉10選について触れていきたいと思います。1道県につきひとつ、今年新規で入浴した温泉という縛りの中で選出しました。


1.濁川温泉・新栄館(北海道)

2020年7月、道南の温泉めぐりをした際に訪れました。温泉オタクの評判がとても高く気になっていた温泉。ここと似たような雰囲気の指宿・村之湯温泉がいまいち自分に刺さらなかったので、あまり期待はしてなかったのですが、油臭のするツルツルスベスベで新鮮なお湯は想像以上のインパクトがありました。

さびた雰囲気が注目される印象のある湯でしたが、お湯自体もかなり個性的です。函館観光等のついでに訪れてみてはいかがでしょうか。函館駅から車でだいたい60kmぐらいのところにあります。


2.姉戸川温泉(青森)

2020年7月、道南の温泉めぐりの帰りに訪れた温泉です。青い森鉄道の小川原駅から徒歩1~2分の駅近の温泉。特徴としてはとにかくヌメリが凄い。それに加えて泉温も程よくぬるくいつまでも浸かっていられる極上湯。

電車のダイヤの都合ですぐに湯から出ることになりましたが、ここなら普通に2時間ぐらいつかっていられそうと思いました。なまりのきついオーナーさんのもう出ちゃうの?という発言も印象に残っています。本当はあと1時間半は浸かりたかったんですよ………

青森の温泉はこれまで津軽の温泉ばかり浸かっていましたが、南部の温泉もすごいぞということを分からせてくれるいい湯でした。


3.小野川温泉・うめや旅館(山形)

2020年12月末、雪の降る時期に米沢市内にある小野川温泉へ。当初の予定だとこの温泉地で宿泊する予定でしたが、諸事情により日帰りで訪れることになりました。当初宿泊する予定の宿はうめや旅館ではなかったのですが、日帰り入浴ならば湯使いに工夫を凝らしているここがいいなと思い訪れることにしました。

いざ入ってみると玉子臭プンプンのちょっぴりしょっぱい個性豊かな温泉で大満足。見た目以上にインパクトのある湯でした。不満点は湯船が思ったより浅いぐらいかな。

この日の小野川温泉は雪がサンサンと降り注ぎ、街を散策する気にならず、帰りのバスが来るまでの間に、旅館の従業員の方と温泉むすめのことについてお話をいだたいたりしていました。小野川も温泉むすめに力をいれている温泉地、小野川でのさらなる温泉むすめの活用に期待です。


4.塩原元湯温泉・ゑびすや(栃木)

温泉むすめの力を入れているといえば、塩原温泉郷ですね。2020年12月上旬に温泉むすめのデジタルスタンプラリーをきっかけとしてようやく訪れることができました。いくつか塩原温泉郷の温泉へ訪れたのですが、もっとも感動したのが、元湯にあるゑびすやの湯でした。

八弥グリーンの美しい湯、硫黄臭、湯上り後のツルツル感………
これらどれをとっても素晴らしいのですが、この湯の神髄は塩原最古の湯と呼ばれる梶原の湯がぬる湯であつ湯の弘法の湯との間で交互浴ができることだと思います。

塩原最古の梶原の湯、世にも珍しい間欠泉に入ることとなる弘法の湯……
これら二つの湯を交互に入るというとても豪華な交互浴が楽しめます。

日帰り入浴は1時間という時間制限があるので今度来る際は宿泊してもっとのんびり浸かりたいですね。


5.野沢温泉・熊の手洗湯(長野)

2020年7月上旬に訪れました。野沢温泉の外湯めぐりで一番のお気に入りとなった湯です。

野沢温泉の湯は基本的に激アツで加水なしで入るのは厳しいのですが、ここだけは源泉の温度が40℃程度なので加水なしで入ることができるという野沢温泉では貴重な湯です。

野沢温泉の湯はここに限らず、どこも硫黄の匂いがプンプンしていい湯でしたが、入りやすさという面では熊の手洗湯が一番かと思いました。今度来るときはこの湯の目の前あたりの宿で泊まりたいところです。


6.駒の湯温泉・駒の湯山荘(新潟)

2020年8月下旬に訪れました。今年は新潟県の温泉に多く訪れましたが、一番気に入ったのはこの駒の湯温泉でした。

源泉ドバドバの新鮮な硫黄臭のする温泉が良かったです。ほどよいぬる湯が夏にピッタリで最高でした。ただ駒の湯山荘では、宿泊者専用の湯がさらにいい湯らしいので今度は宿泊できたらなあと思います。


7.新平湯温泉・旅館藤屋(岐阜)

2020年10月下旬に訪問。北陸へ行くついでに行きました。宿泊での訪問です。ここはゑびすや同様、交互浴が売りの温泉でした。特に小さな湯船の冷泉が素晴らしかったですね。

ここの冷泉、泡付きこそないもののの炭酸泉でしゅわしゅわ感があるのがいいんですよね。同じ飛騨にある荒城温泉恵比須之湯を思い出させてくれるいい湯でした。


8.湯ノ口温泉・湯元山荘

トロッコに乗って行ける温泉として有名な三重県南部の紀和にある湯ノ口温泉へ。来訪は2020年8月。実家から割と近場の温泉なんですが、今年ようやく行くことができました。

今回ここで紹介している温泉と比べれば特徴に乏しい湯だったのですが、トロッコだけではない、温泉も本格的だった!!というのが印象に残っており、10選のひとつに含めさせていただきました。かなり辺境の地にありますが、湯の峰がある本宮温泉郷などにお立ち寄りの際についでに行くのがおすすめな温泉だと思います。


9.湯川温泉・きよもん湯

和歌山県南部の那智勝浦にある湯川温泉へ2020年8月に訪れました。2020年の夏場は和歌山ばかり行っていたなぁと思います。実家からの近場で本格的な温泉を求めると和歌山になってしまうので。

ここの魅力はヌルヌルかつ泡付きが少しながらあること。炭酸泉が大好きなので泡付きがあると大好きになってしまう。近場の温泉であるゆりの山温泉や夏山温泉もみじやも素晴らしかったけど自分はここが一番かなと思いました。湯川らへんはいい湯が固まっているのでいろいろ回って自分の一番好きな湯を探すのが面白いのかもしれません。


10.湯郷温泉・療養湯(岡山)

ぬるめかつ泡付きありという自分の好みドストライクの温泉でした。大好きすぎてこの1年だけで2回行ってしまった。湯郷温泉はうちの実家からだと関西の有名温泉地と知られる城崎温泉よりも若干近いのでもっと軽率に通いたい温泉ですね。近いといっても実家から約200kmはありますが。

湯郷は他の美作三湯の湯原・奥津と違い山の中にある温泉地という感じではないのですが、このような本格的な温泉があって素晴らしいと思いました。


異常……じゃなくて以上、2020年の温泉10選でした。2021年も色んな温泉に訪れることができたらいいなと思います。




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