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コンクールをどう捉えるか

…という質問をいただきました!ありがとうございます。

コンクールは、
自分に表現したいものがあるなら受けてみたら良いと思います。

ただ、
「自信がない」という裏に隠された理由は自分でちゃんと見つけてください。

①自分の音楽に納得が行かなくて自信がない。
→できる限り自分の演奏に "納得" はできるように練習はするけど、
"満足" できることは一生ないので(満足した時点で成長がなくなるから音楽家として終わり)、
今の時点でできる自分の音楽をみんなに共有することに喜びを感じて欲しい。
できない自分も愛せるようになったら最強。

②そもそも何を表現するのが正しいのかわからなくて自信がない。
→それは知識と学びが少し足りてないだけなので、それを学ぶ機会としてコンクールを捉えたら良い。
失うものなんて何もない。
お金と時間の価値を高めるのは、自分の考え方と行動次第。

③他人と比べて自信がない。
→そもそも音楽は他人と比べるもんじゃない。比べてる時点で音楽の土俵に上がれていない。
もし自分が音楽を表現する場が欲しいと思うなら、その選択肢の一つとしてコンクールを利用すれば良い。

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もちろん他にも理由は沢山あると思うけど、
自分に自信がない思う根本的な理由を掘り下げていくことで解決策は見えてくる。

そして、
そのコンクール1回がうまくいかなかったからといって、
もう将来がうまくいかないなんてことは絶対にないし、うまくいったからといってうまくいく保証なんてないので、
チャレンジすることで失うものって何もない。
お金も時間も、価値のある使い方にするのは自分次第だから。

何かを失うことが確定してしまうのは、
人間がチャレンジすることを諦めた時だ。

自分が諦めない限り、挫折や失敗なんて無い。

他人がなんと言おうと、他人はこちらの人生の責任なんて取れないんだから好き勝手言わせておけばいい。
他人がこちらのことを否定したり嘲って楽しんでる内に、おれらは未来に向かってちゃんと歩みを進めてる。

他人はこちらのことを気にしてるようで全然気にしてない。
みんな自分が大切で、他人を下に見ることで自分の優位を証明したいだけなんだ。
この視点を持つだけで、
きっとチャレンジすることに対する恐怖が軽減できると思う。

さて、

「どこか自信が無い」「この先どうして行けば良いのかわからない」
ってことは、
今の時点で「自分」というポジションがどこにあるのかわからないってと思うんだけど、
そういう場合は、自分が将来何になりたいか考えてみてください。

例えばそれが「プロのピアニスト」だとしたら、

「自分はプロのピアニストだ!」と思い込め!

行動は、その思考に付いてくる。
自分がプロだと思えば、足りないことが見えてくるから
自分の理想に向かって少しずつ改善を積み重ねていくことができる。

「自分はまだ若いし学生だし…」という思考だったら、
歳を重ねたところでプロにはなれない。

「自分はプロだ!」と思い込んで謙虚に成長して行こう。
(思い込むだけで行動が伴わなかったら、ただの傲慢になるけど。)

「学校」という狭いコミュニティにいると他人の目を気にしがちになるけど、自分の好きなことをやって突き抜けてしまえば誰も何も言わなくなる。

そして、
自分の好きなことを胸を張ってやっている人間の仲間に入ることができる。

本当に、失うものなんて何もないから行動してみて欲しい。
もしあなたが音楽で何かを表現したいのなら。
(それがクラシック音楽として正しいかどうか、はまた別の話だとしても。)

長い文章になりましたが、読んでくださりありがとうございました!

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読んでくださりありがとうございます!!