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【ひつじが週報】191112-191118

●191112(火)

数ヶ月前にご近所(清川)でお茶屋さんを始められた方が初来店。少し前からノンアル(お茶)のことをふよふよ考えていて、このお店も調べていたので、物凄いタイミングで来られたので引き寄せの法則を体感。ノンアル関連および甘味関連の方に来て頂けるよう引き続き念を飛ばすことを密かに決意した。お話をしていると、ご近所(清川)にあるカフェ(営業前に高頻度でお邪魔してる大好きなお店)のオーナーさんがご来店。昔の映画や音楽を中心に知識が豊富な方で、今はお勧めされた映画を閉店後に観て感想を言いに行くのが習慣になっている。造詣の深い方から直接お勧めしてもらえること程贅沢なものはない。映画やお茶だけでなく、日常の中には様々な沼があって、有難いことに各種沼に精通している人がひつじがに来て、こっちだよと誘ってくれる。捗る。

●191113(水)

先週に続き今週も静水(しずすい)。同い年の某作家さんが来られて、水面下で進めているプロジェクト(空想甘味処)について話す。プロジェクトチームと呼べるものから井戸端会議まで、最近は色々な方がひつじがでやりたいことを話に来てくれる。オープン前から事あるごとに言っている(そんなに言ってない)「ひつじがを装置として使ってもらいたい」という思いが日に日に形になっていて、感無量である。心の中の小泉元総理大臣もこれには諸手を挙げて感動している。この企画は近々水面に顔を出すと思うのでどうぞお楽しみに。その後終わりまで凪営業。

●191114(木)

営業前の時間を使ってひつじが茶会を開催。「食べるエンタメ」との噂を聞いてから死ぬまでに一度は経験せねばならないリスト(リスト化はしてない)に入ったお取り寄せチーズケーキ『Mr.CHEESECAKE』を初体験。どうせなら飲み物もちゃんとせねばと一昨日来てくださったお茶屋さんに事前に訪問し、茶葉を購入。万全の体制。チーズケーキは言葉を失う美味しさで、口の中で香りが爆発した。参加された方も食べるほどに言葉を失ってたので、おそらく爆発していたのだろう。一人だとちょっと手が出ないものでも興味を持ってくれる方が周りにいると気軽に試せるし、ひつじが周辺には好奇心旺盛な方が多くて良い。捗る。おかげさまでチーズケーキ沼(Mr.CHEESECAKE沼)にも無事着水。夜は夜で次世代のジャニーズJr.について詳しく教えてもらい、もう片方の足も沼に着水。

●191115(金)

最近訳あって構造主義関連の本を読んでいるが、それを知ってか知らずか(おそらく知らずに)ポスト構造主義に関する本を持参した大学生の子が来店。勉強している最中とのことで、知識を共有してもらう。その傍では就職活動の準備に勤しむ大学生の子がいて、その子らの両隣にそれぞれ社会人の女性がいたので、合間合間で会話を促す。学生の時に大人と話す経験を積むことを(個人的に)推奨しているので、良い影響を与えてくれそうな状況であればどんどん首を突っ込むようにしている。またこれは大人の方にも良い影響があると思うし、個人的にもその様子を眺めるのは嬉しいので一石三鳥だと思う(エゴ)。また、以前話していた「放課後寺子屋ひつじが」をぜひやってほしいと言われた。そう、ぜひやりたい。

●191116(土)

早い時間帯は珍しく作家さんが多くご来店。(何回も言ってる気がするが)展示期間以外で作家さんが自然と集まるのは珍しい。いや、何回も言ってるからもうそんなに珍しくないのかもしれない。有難い。とはいえ別に作品の話をするだけでもなく(作品の話もするけど)、何気ない会話もするし、これからも積極的に日常での関わりを大切にしていきたい。作家さん達が帰られしばらくしてから、今度は同世代の方がそれぞれお一人でご来店。カウンター席ががっつり空いていたので横並びで座られた。最初は読書の合間にちらちらと一声交わす程だったが、最終的には全員で連絡先を交換していた。そうやって作られたグループ(LINEグループ名はだいたい「ひつじが」)の中にたまに入れてもらうこともあるけど、こちらが言わずとも自発的に緩やかにつながりを持ってくださってありがたい。自分の知らないところも含めたら今どのくらい繋がりがあるんだろう。

●191117(日)

終日まったりしていたが、ご近所さんが多かった一日。今だに初来店の方にはどこで見つけたかを聞いているが、最近はSNSきっかけよりも「歩いていて偶然見つけた」や「○○さんに教えてもらった」の方が増えて来た。軒先の主張がほとんどないので、素通りされることも少なくない。こんなところにあったんですねと良く言われるが、それはそれである時にふと気づいてもらえた感(アハ体験感)があって面白い。永遠に気づかれないリスクは当然あるけど…。来店が集中することもなく、入れ違いで来られたので(たまにあるがこういう日のことを「面談日」と密かに呼んでいる)、ゆっくりとお話ができた。

●191118(月)

ひつじがのカウンター席で本の話になって、その時に貸す約束をしたので取りに来られるまで置いてて欲しいとの要望があり、数日前に本を預かってた。そしてその本を借りる側の方が取りに来られたのでお渡しした。こちらが介入することなく当事者間で自然とそういうやりとりがされてたのが素敵だし、このやり取りは仕組みとしても面白い。本を貸したり借りたりする相手が近くにいると読むのが楽しくなるし、それが気軽にできる状況を場として補助しても良さそう。日常的に本の貸し借りをしてる人はどのくらいいるんだろう。したくてもする相手がいない人がどのくらいいるんだろう。その辺りを知りたいので、実験的にひつじがに来られた方同士の間に入る『貸本預り屋』を近々やってみようと思う。

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