小学校の卒業アルバムに、
将来の夢を書かされた。

その時、なれたらいいな…くらい
軽い気持ちで「プロ野球選手」と書いてみた。

もっと小さい保育園の時とかには、
本気でプロ野球選手になりたいと思ってた。

ナゴヤドームに
たくさん連れてってもらった分、
プロ野球は非常に身近な存在だった。

沢山のプロ野球選手とも会った。

すごい人だなぁぁぁぁぁ。

とにかくプロ野球はキラキラしてて、
憧れの存在だったのかもしれない。

その一つ手前のレベル。
プロ野球独立リーグのBCLに所属している、
福井ワイルドラプターズで、

今、僕は野球をやっている。

それも、
公式戦には出れない、練習生という立場で。

働きながら、全体練習に入り、契約選手になるために練習を積んでいる。

23歳にもなって、
野球を続ける。
夢を追いかけてるなんて、

バカバカしい物だと、自分ですら思う。

だけど、
追いかけたかった。
もう一度、高いレベルで野球をやってみたかった。

ご存知ではない方に説明させてもらうと、
僕は、長野大学出身。

長野県上田市にある地方公立大学で、
僕が入学と同時に創部した弱小野球部出身だ。

ただ、その弱小野球部ですら
僕は、なかなか試合に出れなかった。

それなりに野球部が有名な私立高校に通ってた僕はプライドが高く、

試合に出れないのが
悔しくて、悔しくて、悔しくて。

基礎から、本当に1から野球をやり直した。

基礎体力が無かったから、
めちゃくちゃに筋トレした。
大学の講義のお供はもちろんプロテインだった。

野球の勉強もたくさんした。
本も読んだ。

一人で練習も沢山した。
グランドに行けば、いつも森下さんいますね！
と、言わせたいくらいに。

弱小野球部で、スタメン取れて、
対外試合でもそれなりに打てるようになった。

県内私立大学との試合でも、
問題なく打てるようになった。

自分がキラキラしてたい。
カッコいい姿でありたい。

そんな思いで、大学生を過ごしていた。

その延長線に、
福井ワイルドラプターズがあった。

大学生の時に抱いていた、

「この森下が、BCリーガーになれたら、凄くね？くっそ逆転劇やんな！？笑」

を実現させるチャンスをもらえた。

もちろん、ワイルドラプターズ入団当初に
実力が届いていない事は承知だった。

だから、
「練習生」の契約からスタートだったんだ。

3月

レベルが急に上がったので、
スピード感に全くついていけなかった。

何気ないボールを捕れない。
何気ないボールを打てない。

4月

公式戦が始まり、
練習生の立場を痛感する。

公の場に出れない。
練習ばかり。

それもこれも自分の実力不足によるもの。

メンタルにくるものは当然あった。

5月

本格的に仕事を入るようになった。

もちろん給料は、高くないが、両親のサポート無く生活できるくらいにはもらえる。

ただ、
野球からは遠ざかってしまった。

野球で活躍したい！
キラキラした人になりたい！

と夢を追って来たが、
待っていたのは実力不足による、苦しい毎日。

夢を追うとは、どういう事だろうか。

働くとは、どういう事だろうか。

凄く考えた1ヶ月となった。

6月

今月も、もうすぐ終わってしまう。

あっっっっという間に、過ぎた。

多分、生活にも慣れてきて
練習生、という立場にも慣れて来てしまったのだと、

いま、振り返って感じる。

夢、目標、現実、仕事、

色々、思いが込み上げてきました。

自分の大きな目標(夢)を達成するために、
厳しいと分かっている環境である、

練習生を選んだ。

夢を追いかける事の、惨さ。
現実的な選択の、必要性。　

夢を諦めろ！
もっと現実をみろ！
という人はいるし、逆に、、、

夢がある事は最高な事なんだ！
絶対、夢を追いかけた方がいい！！
という人もいる。

そもそも、なんで夢を追いかけたいと思うのか。

人間の欲の本質を考える機会になっている。

夢を追う事、デカイ目標を目指す事、

みなさんは、していますか？
なんでその夢を追いかけているか、
本質的には理解できていますか？

夢を追いかける理由、

僕の場合、
「森下、すげぇ！！！」

と言われたい。
ただそれだけだったのかもしれない。

そう思う、「森下、すげぇ！！！」

を全く言われなくなった4ヶ月だった。

もちろんキツい。
応援してくれる沢山の方々がいるから
なんとかかんとか続けられているけどね。

小さい時みた、
カッケェ！すげぇ！プロ野球選手になれてない。

悔しい。

だから、やるしかない。

働きながら、頭の中は野球のこと。
練習での些細なミスを凄く反省しなが、
少しでも上手くなれるように、
練習を積み重ねるしかない。

6月は自分の課題に向き合い、
ちゃんと成長できた。

7月はノーミスでいきたい。
アピールの場面は限られている。

キツい、
だけど、
社会人一年目を練習生として過ごす！と決めた自分の選択に責任をもってやり切る。

メンタルも、
身体もキツいけど、、、、

○練習生の思うこと　まとめ

練習生はキツいよ。

おわり。

けど、
自分の決めた選択は責任を持つ。
死んでも期限までは諦めないし、やり切る。

このnoteは、諦めることを言いたいのでは無く、
自分の選択(練習生)に対する責任を取るため、

覚悟をもって残り二ヶ月と数日。
野球へ向き合うことへの宣言。

今こそ、#やんだよ
やるしかねえんだよ。

って事で、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

もし、少しでも頑張れ！！！っと思った方は、
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森下、やります。