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基本に立ち返り読書感想文「名探偵のいけにえ」

ひっさしぶりにnoteに帰ってきました。

最近、読書してたのですが、なんとなく流し読みというか、ノルマをこなすように淡々と積ん読を消化していたので、ミステリー系のおすすめ本を読んでも、ピクリともしませんでした。

で、さらに、なんとなくちょっと前に買っておいた、あまり期待してなかった名探偵のいけにえを読んでみたところ、尋常じゃないぐらいの衝撃をうけて一気読みしてしまい、改めて紹介しておこうかと、noteに帰ってきた次第です。

いま、なぜか紙の書籍は売り切れているのでKindle版を読んでね。なのですが、(なんだろ、内容が内容だけに出版禁止?笑)、まあ、どうにかこうにか手に入れて読んでみてください。

もう、宣伝文句が、これでもか、というぐらい、伏線回収とドンデン返しを売り文句にしており、否が応でも、勘ぐって1つ1つのキーワードを覚えてしまうミスリードを乗り越えて、改めて読み切ってみたところ、やっぱり気持ち悪いけど、面白かったなぁ。が勝ちました。

具体的なストーリー紹介とか、どこが面白かったかはおいといて(だってネタバレいやですし。)、どんな衝撃だったか、何がグッと来たか、を説明します。

・目次がわかりやすい。
 そうなんです。なんとなく目次がこのお話の展開を指し示しており、ちょうどいい区切りを明確にしめしてくれるんです。例えば、日付が目次に入っているんですが、それぞれのページ数とその日付のボリュームでどのあたりに重きを置いているのかが事前にわかったり、あ、後日譚込みで何か謎解きがあるのね、と、まず全体感をしめしてくれているのが、より安心して読み進められてよかったなぁ。と思います。

・登場人物の描写が秀逸
 主人公とその助手、と、その関係者、や、謎の人物、容疑者の描写がわかりやすく、全員、キャラが濃いんです。誰とは言わないけど、あ、こいつ死ぬ?みたいな推理がしやすい、けど、え?!、ここで!、みたいな驚きとか、なんか作者のキャラへの愛着が、長生きさせることじゃ無かったりして、目立つのも大切なキャラ設定だったりするんだなぁ。というのが新鮮なネタでした。

・伏線回収とドンデン返し
 まあ、最初のエピソードからわかりやすい伏線を仕掛けてくるんですよ。で、ミスリードもわかりやすいんです。で、叙述トリックもバリバリあったり、ドンデン返しのための長ーい仕込みがわかりやすい長さでじらしてきたり、と、いい意味でうっとうしい感じが好きです。

と、いうことで、久しぶりに感想文書いてみました。

興味のある方は是非手に取ってご感想をお聞かせくださいませ。

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