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2つの3面檻ライド乗り比べ in姫路。前編。

 最近、姫路セントラルパークのサファリエリアを行く、2つのライドに乗る機会があったので、そのことについて語ろうと思いますが、今回はその前編です。

1.姫路セントラルパークとは。

 世界遺産・姫路城を有する姫路市。その中心市街地から車で30分ほど行った山の中に姫路セントラルパークというレジャー施設はあります。
 車や徒歩で動物たちを見たりできるサファリエリアと、数々の絶叫マシーン等を楽しむことができる遊園地エリアの2つのエリアが存在しています。

遊園地側の入り口。総合案内所やバスの受付等もこちら側にあります。
サファリ側の入り口。バスか車でのみ入ることができます。

 そして、サファリエリアは、車や園内周遊バスで回るドライブスルーサファリと、徒歩で回るウォーキングサファリの2つに分かれています。

2.ドライブスルーサファリの楽しみ方。

 先程、ドライブスルーサファリについて少しだけ触れましたが、楽しみ方を改めていうと、

A.マイカーで回る。一番オーソドックスであり、別途料金はかからない。特別な体験こそないが、自分のペースで何度も回れるのがメリット。

B.サファリバスで回る。公共交通機関で来園した場合や、運転に自信のない方でも大丈夫。特別な体験はないこと、且つ発着時間が決められているので、それに合わせて行動しなければいけないのがデメリットか。

サファリバス。他にも何台か存在しています。

C.3面檻のライドで回る。基本的にはBに似ているが、普通のバスにはない体験ができる。

今回ご紹介するのは、Cに分類される2つです。

3.サファリ・ザ・ライドとは。

 前置きが少し長くなってしまいましたが、ここからが本題です。

3-A.概要。

 サファリ・ザ・ライドってどんな乗り物?、と思われる方は少なくない…、かもしれないですが、下の写真の通り、トラックの荷台に大きなケージを載せたような見た目をしている乗り物です。

サファリ・ザ・ライドの外観。

 側面のみならず、天井も檻になっていて、猛獣が上に乗ってこれるようになっています。似たようなコンセプトの乗り物には、富士のスーパージャングルバスや、那須のWILD RIDEがあります。

サファリ・ザ・ライドの内観。側面は一部開閉が可能になっています。

 また、側面や天井に肉片を嵌め込むこともでき、それを目当てに猛獣たちが近づいてくる様子を間近に観察することができるのが、大きな醍醐味となっています。

側面に生肉片をつけたところ。

3-B.乗り込み方。

 遊園地ゲートを入ってすぐ左側に、サファリバス予約用の窓口があり、サファリ・ザ・ライド(と冒険ライド)の予約もそこで行います。そのすぐ近くにある乗り場から1日3便出ていて、各便20名定員です。

バスの発着場。発車の10分前集合が原則です。

 各便先着3組までなら、ライオンかラクダへのエサやりが可能で、その場合は別途500円が必要です(食べなかった場合は後で返金)。

4.サファリ・ザ・ライド体験談。

 さてさて、ここからは実際に私が体験した時のお話です。

4-A.トラセクションまで。

 遊園地のサファリバス乗り場から出発して、サファリ側のゲートをくぐり抜けた後、最初に向かうのは肉食獣たちのゾーン。最初はチーターのゾーンを通っていきます。

チーター。姫センでは、過去に幾度となく繁殖に成功しています。

 その次は、トラセクション。車体左側に設置された生肉を喰らう姿を堪能できます。

生肉目掛けて喰らいついてきたホワイトタイガー。数個あったのですが、一瞬で全て平らげていきました。

4-B.ライオンセクションにて。

 トラセクションを抜けると、サファリ・ザ・ライド最大のハイライトともいうべきライオンセクション。ここでは、専用道路に入って至近距離でライオンを観察したり、餌やりを体験できます。

百獣の王・ライオンが目の前に。思わず心臓が止まりそうになるほどの迫力です。

 ここでは岩場から天井にも乗ってきますが、間近に迫る牙や涎、唸り声は楽しいというよりはむしろ恐怖すら覚えます。

差し出される肉に食いつかんとするライオン。檻越しとはいえ、ヒヤリとします。

 先述したように、先着3名まで生肉をあげることが可能です。どのように食事するのか、どんな臭いがするか、近くでじっくり観察するチャンスです。

餌をやる時は、大きな鋏を使います。写真はスタッフさんが実演してる時のもの。

4-C.草食セクションへ。

 猛獣セクションの後は、草食獣たちがいるゾーン。側面が一部開放されるので、草食獣たちと同じ空気を味わいながら観察を楽しむことができます。

ウシ科のシタツンガのオスたち。草食Aセクションにて。
草食Cセクションにいる、アメリカバク。のんびり休憩中。

 終盤の大型動物セクションでは、こちらも先着3名までならフタコブラクダへの餌やりが可能です。

ラクダへの餌やりの様子。ライオンと同様、ライド専用道に入って行います。

 相手は草食獣といえども、最大で体重1トン。加えて、鋭い牙まで持っているので、スリル満点です。

目の前やってくるラクダ。柵越しでも、緊張感が漂います。

 大型草食セクションでサファリエリアはフィニッシュ。その後はウォーキングサファリを回るか、遊園地の発着場まで戻るか選択できます。前者の場合は、サファリバスに乗って遊園地の発着場まで戻ることになります。


 少々ラフになりましたが、如何でしたでしょうか。続きとなる後編では、冒険ライドについて語ろうと思います。
 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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