見出し画像

トランスジェンダーと女装の違いって?

私は過去の記事でも何度か書いたように、
トランスジェンダーとかLGBTといった言葉は、
基本的にあまり好きではありません。

多種多様な人が居てひとりひとり違うのに、
ひと括りにされている感があるからです。

なので、あくまでも

「私は私です。」

が本来の正解だと心では思っています。

でもそうは言っても、自分の事を説明する際には、
以前の記事でも書いたように、

「周囲の人に解りやすい」

という、便宜上の理由で、
トランスジェンダーと名乗っています。

ただ時々、トランスジェンダーと呼ばれる以外に、

「女装さん」とか「女装者」

と呼ばれる事もあります。

しかし、女装さんとか女装者と呼ばれる事に関しては、
私は明確に否定しています。

私の中では、洋服の上からの見た目が
この2つとも近い、あるいは同じだとしても、
まったく別と言う風に捉えています。

では、私の中ではどう違うのかを
お話してみたいと思います。

※あくまで私の個人的な私見ですので、
ご容赦ください。



①女装者・女装さん

この呼ばれ方をすると、

「違います」

と、私は明確に否定します。

それはなぜかと言うと、女装と言うのは
男性の方の「趣味の一種」と捉えているからです。

男性の方が、女性の服装をしたり
メイクをすることを「趣味」とされている事を
「女装」と呼ぶと言う風に捉えています。

ちなみに、その趣味そのものを
否定する気は全くありません。

個人の趣味ですから、たまに報道に出るような
女装の悪用をしない限り、何も問題ないでしょう。

その為、女装をされている方の人生は、
あくまで男性としての人生を歩んでおられると
捉えています。

ここに私が女装さんや女装者と呼ばれて
明確に否定する理由があります。

私は趣味ではないのです。

また、

女性としての人生を歩みたい

と望んでいるのです。

なので、私自身が女装者とか女装さんには
当てはまらないと捉えています。


②トランスジェンダー

トランスジェンダーと言うのは、私は

「人生・生き様」

だと思っています。

それが子供の頃からなのか、大人になってなのか、
いつ頃からそういう生き方なったかは関係なく、
生き様そのものだと思っています。

なので、外面的には女性の服装が
当たり前で日常だし、TPOに応じて
メイクするのも当たり前の行為でしょう。

そこに特別な事をしている感や、
趣味としての感覚は無いと思うのです。

少なくとも私は、特別な事をしている感や
趣味の感覚は皆無です。

それから内面的には、
女性として生きたい想いが根底にあり、
所作や言葉遣いだけでなく、物事の捉え方や
考え方に至るまで、いかに女性として生きるか、
という事を考えていると思うのです。

また時々、手術の実施の有無で
トランスジェンダーか女装かを判断する方もおられますが、
私の感覚からすると、身体的には、
性転換手術を受けたか受けていないかとか、
胸が有るか無いか、といった事は関係ないと思います。

身体的に何もしていなくても、その人が真剣に、
女性としての人生を目指して生きていれば、
その人はトランスジェンダーだと思います。

性転換や豊胸、ホルモン投与などは、
その人それぞれの生き方、スタンスなので、
その人に合う方法で別にいいと思うのです。

方法によっては副作用が強いケースもあって、
大変つらい思いをする場合もありますので。

豊胸だけの人、性転換までする人、
ホルモン投与の人、身体は何もしない人。

別にどれでもいいと思うのです。


最後に

さて、私の中での女装とトランスジェンダーの違いを
お話してみましたがいかがだったでしょうか。

もう一度言いますが、私は趣味としての女装を
否定するつもりは全くありません。

個人の趣味ですから、女装が好きな方は
お好きにして頂いていいと思うのです。

犯罪などへの悪用だけしないで頂ければ。

ただ、私が女装者と呼ばれたら、
それは違いますよ、と。

なぜなら私は趣味ではないし、これが日常であり、
当たり前で、女性としての人生を送りたいと
望んでいるからですよ、と。

そう言う事が言いたかったわけです。

もちろん、元々男性として生まれた時点で、
女性の人生を100%送れないのは
自分が一番解っています。

でも、その中でも、自分に出来る限り
女性としての人生を送りたいと望んでいます。

それがたとえ50%や60%程度だったとしても。

私はいつ頃になるか時期は未定ですけど、
豊胸手術を予定しています。

胸の手術は予定していますけど、
それだけでなく内面も含め、今まで以上に、
より女性としての人生を歩める様に、これからも
自分としっかり向き合って生きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?