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キューバ旅行記 まえがき


人は「忙しい」という理由で色んなことを後回しにしてしまう。

今から20年前、2004年3月に山くんと卒業旅行でキューバのハバナに約1週間滞在した。

それから10年後の2014年3月。
その当時の僕は、こんなことを考えていた。

旅行中に毎日つけていた日記をデータ化して、写真も載せてBlogで公開しよう。
誰のためでもなく、自分のために作成して将来に見返そう。
なんなら山くんに見せながら、それをネタに美味しい酒を飲もう。
本当に楽しい旅だったから。

しかし、この計画は実現しなかった。
仕事や育児に忙しいと自分に言い訳し、後回しにした。
結果、それから10年経った今も実現していない。

2024年になった。
僕は42歳になり、あのキューバ旅行から丸20年経った。

極個人的な計画だが、旅行記のBlog化が実現できていないことが、ずっと心のどこかに引っかかっていた。

今読んでいるナガオカケンメイさんの本に、こういう一節が出てくる。

「メールマガジン」については、ずっと「発表する」という観点ではない「自分を振り返る」「少しだけ知人に聞いてほしい」「大切な人にだけしっかり言いたい」なんて感情で書いてきました。

ナガオカケンメイ『ナガオカケンメイの眼』

そうそう。
まさにそういう感じなんだよねー、などと。

一方で、キューバ、ラテン音楽への熱はここ10年で当時よりかなり冷めてしまったが、火が消えたとは思っていないし、今やらないときっと死ぬまでやらんやろうなと思ったら、謎やけど「やるしかねーなー」とエンジンがかかった。


このBlogを仕上げても、何かが起きるわけではない。
昔に戻れるわけでも決してない。

でも、ちょいと20年前に戻って色々思い出してみようと。

振り返り好き。

まあ、それも悪くないよね。

ということで、今回は「日々の忙しさ」という言い訳を封印して頑張ってみます。

少しお付き合いいただけると幸いです。

キューバについて
カリブ海の西インド諸島に位置する社会主義の島国
首都 ハバナ
公用語 スペイン語
人口 約1,125万人
旅行した2004年時点、フィデル・カストロは健在。
その後、2015年にアメリカ(オバマ政権時)と国交回復。

旅行について
山と杉田の2人旅
日程 2004.3.5〜2004.3.18
行程 伊丹空港→成田空港→アトランタ(1泊)→カンクン→ハバナ(滞在)→カンクン→アトランタ(1泊)→成田空港→伊丹空港

カリブ海専門の旅行会社「アイランドツアー」で往復の航空券とアトランタでの宿泊、ハバナでの1泊目のホテル(ホテル・ヴェダード)を手配。
ハバナでの残りの宿泊は現地で自ら探すつもりで予約せずに出発
僕は初めての海外旅行の上に、飛行機すら乗ったことがなかった。


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