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キューバ旅行記Chapter#5

20040314 @カサ 16:15

今日は11時から、アルトゥールとドゥーニャと山と4人で「サンタ・マリア」というビーチに行った。

サンタ・マリアはとても綺麗なビーチで、たくさんの人が泳いでいた。
初のカリブ海での海水浴は、波の高さと水の冷たさにやられた。
でも、やっぱり水は綺麗だった。

カサに戻ってくると、ドイツ人のツーリストが新たに今日から泊まりに来たようだ。

ハバナでの最後の夜は何をしようか。
とりあえず、寝よう。

アルトゥールは、「どうしてキューバの女の子とやらないのか?」と尋ねてきた。
うーん…

20040315 @カサ 1:35

結局、ハバナでの最後の夜は「La Zorra y el Cuervo」で、ラテン・ジャズを聴くことにした。

トオルさんやレイさんなど、ハバナ大学の人達とは会うことができなかったが、昨日Eメールアドレスを交換したので、きっとまたどこかで会えるだろう。
レイさんが、「またみんなで会おうよ」と言ったのが、なんとなく心に残っている。
キューバ同窓会。
実現したらいいねえ。※

※やっぱりというか、中々こういったことは実現しない。もはやレイさん他に連絡をとる手段はなく…。
もしもこのnoteの記事を見ている方がいたら、連絡ください。
同窓会やりましょう!

上列左から、レイさん、マキちゃん
下列左から山くん、トオルさん、僕、ショウヘイくん
ホテル「ハバナ・リブレ」のロビーにて。


Cuervoでは、マルコスと再会できた。
マルコスがこの前、僕らのカサに連絡をくれたのは、どうやら山に楽譜を渡したかったからのようだった。※
山は、マルコスから楽譜をもらえて嬉しそうだった。マルコスは本当に後味のいい奴だった。

※これは、その後に知ったことだが、ラテン音楽において楽譜は流通しておらず、バンドあるいはオーケストラにとっては門外不出(?)的な位置付けのようである。
その意味おいて、日本人ツーリストに楽譜を渡したマルコスは「太っ腹」だったということか…?

今日のライブもなかなか楽しめた。
日本に帰ったらもっと楽器を練習して、キューバに帰ってこよう。
次は絶対にステージに立って音楽をやりたい。

コウキくんという1ヶ月以上キューバに滞在している人ともしゃべった。

明日、このカサを出る。
アルトゥール、エリサともお別れ。
コウキくん曰く、キューバが嫌いになるツーリストも多いらしいとのこと。

泊まっていたカサの部屋



僕はキューバには絶対戻るつもりでいる。
今度来る時はスペイン語もしゃべれるようになりたいと思っている。

明日は、みんなにお土産を買いに行こう。

そして、洗濯物が早く乾いて欲しい。

洗濯物が乾くの待っているのか?


20040315 @カサ 14:25

今、アルトゥールと山と3人で昼ごはんを食べてきた。最後のウルグアーヨを楽しむ。※

※ウルグアーヨはあんまり覚えてないが、豚肉の唐揚げみたいな料理とヘナヘナになった野菜のサラダとライスの定食みたいなやつだったような…

ジャイ子の店で。
左からアルトゥール、名前を失念したが店員さん、僕、ジャイ子
ジャイ子の店の山くん(違う店かも?ちょっと曖昧な記憶)


アルトゥールは僕に財布をくれた。
僕はメッシュキャップと短パンを彼にあげた。

僕のあげたメッシュキャップを被るアルトゥール


エリサが帰ってきたら、このカサを出る。
急に寂しくなってきた。

明日にはアトランタに着くだろう。
きっとホテルではすぐに眠ってしまうだろう。

キューバに来てよかったと思う。
エリサが帰ってきたら、日本から持ってきた扇子をあげよう。

さよなら、アルトゥール

20040315 @ホテル・ハバナリブレ 17:10

エリサとの別れは悲しかった。
「次はいつキューバに来るのか?」と聞かれ、はっきり答えることができなかった。
仕事がはじまったら、長期の休みは取ることができないだろうし…
せめて1週間休みを取ることができれば…

エリサと僕


ハバナ・ビエハの方にお土産を買いに行ってみたが、山のお目当ての絵を売っている店は閉まっていた。残念。
適当にぶらついていると、ナオコさんとエリコさんと会った。
ナオコさんは、ハバナ大学に一年間留学する。

18時にトモくん※とここで待ち合わせしている。空港に向かう。


※トモくんは、今、突然登場したが、このキューバ旅行の最中に出会い、今でも付き合いが続いている唯一の友達である。
旧市街を歩いている時にすれ違い、「あの人は日本人やんなー」と思っていたら、夜にライブで一緒になったように記憶している。
ひょっとしたら、すれ違った時に声かけたんかな?!ちょっと思い出せないが、話をすると帰りの飛行機が成田まで同じ便ということがわかり、一緒に帰国しようと約束していた。
トモくんは、1ヶ月ほど中南米を旅していて、最後にキューバに滞在したが、キューバ人のアクの強さにげんなりして、ホテルから出なかった時期もあったとか。
帰国後も、コロナ禍までは1〜2年に一回は大阪か東京で会っていた。僕らのライブにも来てくれた。


日本ではもう16日。
現実に戻される時が刻一刻と近づいている。
帰ったら卒業式か…。

山の携帯にはキューバの思い出がたくさん詰まっている。写メールを送ってもらおう。

そして、違法のカサに泊まったが、何事もなく無事に過ごせて本当によかった。
少し休もうと思う。

20040315 @ホセ・マルティ空港 22:55

今、空港で7:10発カンクン行きの飛行機を待っている。
今日の夕食は、トモくんと山と3人で豪華に食べた。コーヒーとアイスも飲んで食べて、最後のキューバを満喫した。
名残り惜しく思いながらもタクシーに乗り込んだ。

さようなら、ハバナ

飛行機が出るまであと7時間。
さっき、山と手作りのオセロをやったが、完敗した。
相当悔しかった。

20040316 @カンクン空港 8:25

7時10分にホセ・マルティ空港を出て1時間ほどのフライトの後、カンクンに着いた。
着いた瞬間に警察に止められた。
小汚い東洋人が3人で歩いている姿はやはりあやしいのだろうか…。

キューバからついに離れてしまった。 
空港を出る時の山の話が面白過ぎて、感慨深いはずの出発が楽しすぎるものになってしまった。

飛行機の窓からは雲のせいで、ハバナの街を見ることができなかった。

トモくんともだいぶ打ち解けてきた。
2人旅から3人旅へ。

20040316 @カンクン空港 10:53

今、3人でアトランタ行きの飛行機を待っている。
さっき、山の持っていたボールでリフティングみたいなことをして遊んだが、暑くなってやめた。
その少し前、スコールのような雨がごく短時間降った。
日本を出てから初めて雨らしい雨を見た気がする。
ちょっとずつだが、キューバが過去になってきている。

できることなら、直通で日本に帰りたい。
お風呂にも入りたい。
髪も切りたい。

外は暑そうやね。

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