東中野でおねーさんとお巡りさんに命を救われた話

こんにちは、しんです。

院試のストレスや部活のやりきれなさ、日々の生きづらさにあてられて、やけ酒をしてしまいました。

見事に潰れて家に帰れなくなった僕は東中野の駅で倒れてました。
死ぬほど気持ち悪くて、みじめで、悲しくて、辛かった。

実は最近精神的にけっこうやられていて、この前父親に「みんな大変なんだから頑張れ」的なことを言われて、頑張れないから苦しいんだろって思ってたら余計に辛くなって、noteに愚痴を書きまくりました。
もし自殺した時に僕の感情の記録がなければ、なぜ死んでしまったのか、どれだけ苦しかったのかが誰にも伝わらない。
それを記録しておくことは、残された人たちへのせめてもの礼儀なのかなと思って書きました。
遺書というよりかはひたすらにぐちぐちぐちぐち呪詛のようなものでした。

その呪詛を公開するつもりはなくて、未だに下書きに残ってます。
消すつもりもないです。
かといって別に今すぐ死ぬつもりもありません。
ただただ死にたいなぁと願うばかりです。

話は戻りますが、東中野で倒れていた僕に声をかけてくれたおねーさんがいました。
「ここにいると追い出されちゃうよ」って言われました。
記憶はけっこう残ってます。
35歳OLで既婚者の方でした。
「東中野は漫喫も何にもないのね。中野まで行けば屋根もあって雨がしのげるよ」と言われ、おねーさんの肩を借りて2人で中野まで行きました。
僕はずっと、新宿は嫌いだから行きたくない、新宿はやだって言ってた記憶があります。
結局中野の商店街に連れてってもらって、都合よく道端に落ちてた段ボールの上に寝かせてもらいました。
水も買ってきてもらったし、財布盗まれると危ないからとカード類を全部ポッケのキーケースの中に入れてくれました。
ほんとに優しかった。ありがとう。

その優しさに甘えたかったのかもしれないけれど、僕はおねーさんに自分の身の上話をぽつぽつとしはじめました。
院試の勉強がうまくいかないことだったり部活で上に上がれないことだったり。
死にたくなってやけ酒したって言ったら、死んじゃダメだよと言われました。
「せっかく私が助けたんだから死んじゃダメだよ」って。

なんだか、ハッとした。
自分だけの命じゃないんだ。
産んでもらった命だし、育ててもらった命だし、救ってもらった命だ。
簡単に死にたいなんて思っちゃいけない。
それぐらいなら、自分の生きるハードルをどんどん下げていく方が何倍もマシだ。
別に院試だって受からなくてもいい。部活で底辺チームなのはやっぱり悔しいからそこは妥協できないけれど、他はいくらだって諦めていい。
そんなこと言ったらケイスケホンダに怒られそうだけれど、心が弱った人間には強くなれっていうのは難しいし、逆に追い詰められてしまう。
ドキドキ文芸部実況プレイのコメント欄にもそんなことが書いてあった。

結局商店街でおねーさんに寝かしつけられた後、2人組のお巡りさんに起こされて、漫喫まで連れてってもらった。
その時、おねーさんに助けてもらった話をしたら、「おねーさんと僕ら、3人も君を助けたんだから絶対死んじゃダメだよ」ってまた言われました。
そうだよね、もう大丈夫。
みんなのおかげで僕は今生きている。
生きてるだけで素晴らしいんだよってよく言うけれど、そんなの方便だと思ってた。
でも今は違うよ!
生きてるだけで素晴らしい!!

もしかしたらおねーさんは夢だったのかな?と思ったりもしたけど、帰りの電車に乗ろうとしてキーケースを出した時に夢じゃなかったことを確信しました。
大事なカードが全部入ってたから。

おわり。

サポートがあればすぐ次書きます!!