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新ジョブ賢者 スキル解説&考察 Vol.1

暁月フィナーレ公開によって、最新版に更新しました!
主にスキルの数値面や、ピュシスとピュシスⅡがひとつのスキルにまとめられたなど、ちょこちょこと変わっています。

暁月のフィナーレで追加される待望のヒーラージョブ「賢者」。

楽しみな半面、スキルの説明文を見ていても、「イッソクコレ」とか「ドオルコレ」とか「タウロコレ」とか「ケーラコレ」とか、、、スキル名からすでに難解さを全面に出してきてます。笑

今回は、メディアツアーで解禁されたスキルの全貌を紐解きながら、暁月のフィナーレで賢者をどう使いこなすかを考えてみます。

今回は、Vol.1として賢者のシステムやスキル全体をみていきます!


※すべてのレベル帯のスキルを考えてしまうとややこしくなりそうだったので、レベル90を前提としてスキルの説明をしています。

メディアツアーからの変更点。
タウロコレ回復600→700に変更。
ピュシスとピュシスⅡがひとつのスキルに。効果もだいぶ変更。
ハイマのバリアが150→300に。(残った分の回復は150のまま)
パンハイマのバリアが150→200に(残った分の回復が100に変更)
ホーリズムのリキャが120sに。その代わり10%軽減つきに。
ソーテリアの効果が2倍×10秒→1.5倍×15秒に。
ゾーエの倍率が2倍→1.5倍に。
ペプシスのリキャが15秒→30秒に。
プネウマから軽減効果が削除。


ジョブのシステムとHUD

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賢者のシステムにはこれまでになかった特徴的なものが複数存在します。まずは賢者を理解するために必要な、4つのシステムを見ていきましょう。


特定スキルの効果を変化「エウクラシア」

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「エウクラシア」を使うと以下の3種類のスキルが変化し、対象のスキルを使用すると「エウクラシア」が解除されます。

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攻撃で相方を回復!「カルディア」

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付け方としては、踊り子のクロポジと同じ感じですね。スキルの説明には、「特定の攻撃魔法を実行すると」と書いていますが、賢者の攻撃系のスキルには全部カルディアでの回復効果がついています。ちなみに回復力は170です。

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学者の妖精と違い、特定の対象に確実に回復を入れられるという強みがありますが、反面攻撃しないと全く回復が入らない点、スイッチなどでタンクが入れ替わった場合にはカルディアを付け替える必要がある、という点には注意が必要です。

Point
学者の妖精との違い
カルディアと似た性質をもつスキルとしては、学者の妖精による「光の癒やし」があります。
「光の癒やし」は回復力:180とカルディアより少し高いです。
(6.0より妖精のヒールの計算が変わったようで数値通りの回復力となるようです)
ただし、妖精のヒールは3秒に1回の間隔で実行されます。一方賢者のカルディアはGCD基準となるため、攻撃を続けた場合は約2.5秒ごとに回復が実行されることになります。

仮に30秒間攻撃し続けられるタイミングだった場合、
学者:「光の癒やし」回復力180×10回(30秒÷3秒)=1,800
賢者:「カルディア[被]」回復力170×12回(30秒÷2.5秒)=2,040
と、賢者のほうが回復力が上回ります

ただし、途中で詠唱がキャンセルされてしまったり、ヒールをしていたりと攻撃スキルを使えていないタイミングが増えれば増えるほど、賢者は回復も薄くなっていくということになります。
こういった点からも賢者はギミックのタイムラインを覚えた上で、適切な動きや攻撃リソースにしっかりと回していくことが求められそうです。


どんどん貯まる「アダーガル」と、ためにくそうな「アダースティング」

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最後は、「アダーガル」と「アダースティング」です。

「アダーガル」は、20秒ごとに真ん中のアダーゲージが貯まっていき、20秒ごとに最大3つのアダーガルがスタックされます。白魔のヒーリングリリーと同じような仕組みですが、大きく異る点が、非戦闘時にもたまり続ける、という部分です。

また、ID開始時などを見ると、3つ貯まった状態からスタートをしているので、ワイプ後なども最大まで貯まった状態からスタートとなりそうです。

そのため、高難易度の開幕などはいかに素早くアダーガルを消費していくか、というスキル回しが求められそうです。


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「アダーガル」を消費するスキルは全部で4つ。
「ドオルコレ」「タウロコレ」「ケーラコレ」「イックソコレ」とすべてに"コレ"という末語がついているものが対象で、すべて回復アビリティのため、賢者の回復や軽減バリアなどは「アダーガル」を中心とした組み立てをしていくことになります。

「アダースティング」は、エウクラシア・ディアグノシスによって付与されたバリアが割れた場合に付与されます。

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アダースティングを消費するスキルは、「トキシコンⅡ」だけなので、完全に専用のスキルとなります。


それではスキルの詳細を見ていきましょう。
※レベル90でのスキルで記載しています。さらにスキルの説明は重要ではない部分は省いているのでご承知ください。


90レベル時点での全スキル

※青緑が魔法、ピンクがアビリティです。

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賢者のジョブとしてはレベル90時点ではスキルのうちGCDスキル(魔法)が9、アビリティが15の合計24。
同じバリアヒーラーの学者は、GCDスキルが9、アビリティが18、妖精の移動と追従のみとして2の合計29。

こうしてみるとホットバーの余裕さにはかなり違いが出てきそうです。(というか学者多いですね・・・)

賢者はアビリティの数こそ少ないものの、エウクラシアの使用頻度はそれなりに高いため、全体としての忙しさは同じくらいに落ち着くと思われます。


攻撃スキル

ドシスⅢとエウクラシア・ドシスⅢ

これはとてもシンプルですね。白魔でいうグレアとディアみたいなものです。ただし、「エウクラシア」を挟む手間が増えるということなので、この点は使用感がかなり変わりそうです。

またドシスⅢは威力だけなら、学者の「極炎法」威力295よりも強いです。おそらくは連環計のシナジーを踏まえての調整と思われます。

Point
高難易度などでは、インスタントであるDot攻撃は貴重な移動時に使用できるスキルでした。賢者の「エウクラシア」「エウクラシア・ドシスⅢ」もどちらもインスタントではあるものの、素早く2つのスキルを使用しなければなりません。
そのため、操作の煩雑さは煩雑さがありそうです。


ディスクラシアⅡ

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こちらは特にコメントする必要がないくらいシンプルですね。学者の新しい範囲攻撃「裂陣法」と基本同じです。


フレグマⅢ

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45秒リキャストかつ2チャージ、さらにインスタントかつ威力が510という見るからに強いスキル。ドシスⅢの約1.54倍の威力があります。
チャージが2まで可能なので、基本はバーストに合わせた使い方としながら、移動したいときに使うイメージ・・・と書きかけましたが注意が必要です。

このスキル距離が6mしかない。

近接ジョブのスキル距離は3mなのでもう少し離れて打つことはできるものの、基本的には敵がすぐ近くにいないと打てません。(ちなみに通常の魔法攻撃は距離25m)


トキシコンⅡ

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エウクラシア・ディアグノシスのバリアが割れることで付与される「アダースティング」を消費して使用する唯一の使いみちです。

威力としてはメインスキルのドシスⅢと変わりありませんが、範囲攻撃である点と、何よりもインスタントスキルです。
そのため、タンクへの強攻撃などで上手く「アダースティング」をためつつ、移動時にはこのスキルを使用してGCDのロスなく動く、またはアビリティを2つはさみたいときの攻撃方法、というのが理想的な使いみちになりそうです。

Point
アダースティングは積極的に狙うべき?
基本的にエウクラシア・ディアグノシスは回復:300+バリアのスキル。いわゆる鼓舞ですね。そのため使いどころとしてはタンクへの強攻撃に合わせるような運用が考えられます。
「トキシコンⅡ」は威力:330のインスタントスキルですが、あくまで魔法です。メイン攻撃魔法の「ドシスⅢ」の威力も330なので完全にダメージとしては同じのため、インスタントスキルとしての違いのみです。

そのため、わざわざエウクラシア・ディアグノシスを使ってバリアを付与してアダースティングをためていくというものではなく、あくまで単体に対してバリアを張らなければならないタイミングで使用し、ついでにアダースティングを付与する、という使い方でよいと思います。


プネウマ

リキャスト120秒というかなり長めの攻撃つき範囲回復。
回復したいタイミングでこれが余っていたらつかう。。。くらい?


回復スキル

ディアグノシスとエウクラシア・ディアグノシス

学者でいうところの「フィジク」と「鼓舞」の賢者版という感じですね。スキルの効果量も完全に同じです。
ちなみに「エウクラシア・ディアグノシス」はバリア分も含めて考えると、回復力:300+バリア分(300×180%)540となり合計で840のため、バリアが無駄にならないなら「エウクラシア・ディアグノシス」のほうが優秀です。

Point
効果量は学者と同じではあるものの、「エウクラシア・ディアグノシス」の方は使用感としてはかなり異なります。

違い①:2スキル連続使用だがインスタント
学者の鼓舞は6.0より少しだけキャストタイムが少なくなったものの、詠唱がある反面、賢者は「エウクラシア」「エウクラシア・ディアグノシス」と連続で打つ必要こそあるものの、どちらもインスタントのため動きながら打つことができます。

違い②:秘策がないためクリティカルは完全運
学者には「秘策」という確定でクリティカルを発生させるアビリティがあるため、バリア量を自身で盛ることが可能でした。この点において賢者は完全に運まかせとなるため、学者に対して及ばない部分です


プログノシスとエウクラシア・プログノシス

白魔の「メディカ」と学者の「士気」を切り替えられるようなイメージですね。しかしちゃんと見ていくと「エウクラシア・プログノシス」の方は注意ポイントなどがいくつかあります。また、こちらはキャストタイムが他のスキルよりも少し長いため、アビリティを挟む猶予があまりありません。

Point
学者の士気より回復力は低い

6.0での学者の「士気」の効果は、
回復力:200 バリア:200の160%=320
となります。一方賢者は
回復力:100 バリア:100の320%=320
とバリア量こそ同じものの回復力の部分で劣ります。
そのためバリアがすでに付与されている場合などでは、ただのへなちょこ範囲回復となってしまいます。

また学者には応急戦術というバリア分を回復力に回せるアビリティがあるため、1回分の範囲回復力でもこのスキルだけを比較すると学者のほうが少し優勢な部分となります。

バリアは効果を上回らないと上書きされない+すでにバリアがある場合は無駄になる
学者で士気を連打していただくとわかりますが、重複しないバリアのを重ねがけした場合、「効果なし」と表示されバリアの効果時間は更新されません。そのためバリア付きの回復を連打した場合、大事なときにバリアの効果時間が切れてしまう・・・という惨事が起こります。
さらに、すでにバリアがある場合、賢者でエウクラシア・プログノシスを使用した場合、単なる回復力100のバリアとなってしまいます。


ピュシスⅡ

ピュシスⅡは学者で言うところの「光の囁き」ですね。

学者の光の囁きが回復力80×21秒に対して
賢者のピュシスⅡは回復力130×15秒。
HoTは3秒ごとに発生するため、

光の囁き:80×7回=560
ピュシスⅡ:130×5回=650

となり、賢者のほうが強く、さらに回復魔法効果アップがついているためほぼ上位互換です。

Point
自身中心範囲である
学者の「光の囁き」は妖精をフィールドの中央などに配置することで、自身がパーティーメンバーと離れていても全体にHoTを撒けるという利点があります。対してピュシス系はあくまで自身中心の範囲のため発動する際の立ち位置に注意が必要です。


ハイマとパンハイマ

暁月のフィナーレで登場した新しいタイプのスキル。説明は長いものの15秒の間で5回分、バリアが剥がれるたびに勝手に付与し直してくれ、最後に余っている分は回復してくれる。

ハイマ
バリア:300×5回=1500
回復:150×5回=750

パンハイマ
バリア:200×5回=1000
回復:100×5回=500
と実は結構強い。

エウクラシア・プログノシスがバリアを含めて420の回復力なので連続で攻撃がくるタイミングなどではかなり優秀。反面一回限りの強攻撃などでは1回分しか発動しないので注意が必要。ただし、15秒が過ぎた際に残っているスタック分は回復に回してくれるため、ギミックのタイムラインをしっかりと把握すれば、パーティー全体への深謀みたいな使い方もできそう。


アダーガルを使用する「ドルオコレ」「タウロコレ」「ケーラコレ」「イックソコレ」

続いてはアダーガルを消費して使う"コレ"系のアビリティです。

「ドルオコレ」は、シンプルに単体を回復する賢者版生命活性法ですね。

「タウロコレ」も同じく単体回復ですが、こちらは45秒のリキャストタイムがある点、10%軽減を付与する点で異なります。基本は「ドルオコレ」の強化版ですね。
リキャスト的に学者でいうところの深謀にあたるスキルと思われますが、こちらの回復は即時発動のためタンク強攻撃の前に付与しておいて・・・みたいな使い方ができません。しかしながら、軽減10%がついているので強攻撃前に貼りたい・・・という二律背反なスキルになっています。

「ケーラコレ」は学者の陣と占星の運命の輪を混ぜたようなスキルです。
陣と異なり、発動時に効果範囲にいれば離れてしまってもHoTと軽減が途切れることはありません。
デメリットとしては、陣はグランドターゲットのため、あらかじめ集合場所に設置しておいて、みたいな使い方ができないため、事前準備の柔軟さは学者の陣に軍配が上がります。

「イックソコレ」は、シンプルに学者の不屈枠ですね。

アダーガルの消費優先度としては、
ケーラコレ→タウロコレ→イックソコレ→ドルオコレ
をベースにしつつ状況に応じて使い分けていくイメージになりそうです。
ドルオコレでアダーガルを多く消費してしまっている場合は、ヒール回しに問題があるかも?

これら4つのアダーガルを消費するアビリティは、すべてにMPが700回復する効果がついています。アダーガルは20秒ごとに付与されていくため、逆にいえばしっかりとアダーガルを消費していかなければMPが枯渇する、ということでもあります。

Point
各ヒーラーのMP回復スキルの比較


賢者
20秒ごとに付与されるアダーガルを消費することで、MPが700回復なのでつまり1分で回復するMPは最大で2100となります。

学者
6.0でエナジードレインによるMP回復が削除されたため、エーテルフローのみMP回復があることになりました。その分エーテルフローで2000回復するようになったため、1分間で回復するMPは最大で2000となります。

占星
カードを引くドローにMPが500回復する効果がついており、さらに新しく追加されたアストロダインというスキルでカードの絵柄が3種類揃った際の効果でMPの継続回復が付与されます。計算が難しいのですがアストロダインは運の要素が多いため、基本カードのドローと考えると、1分間で回復するMPは最大で1000となり、+運がよければアストロダイン分があるということになります。

白魔
アサイズにMPが500回復する効果があり、シンエアーが1回分MP消費が0になるスキルがあります。
1分間で回復するMPは最大で750となります。プラスしてシンエアーを適切に使うことで更に消費するMPをへらすことが可能です。(MP消費の高いスキルとしてはレイズ/2400、ケアルガ/1500、メディカラ/1300)

以上を踏まえると、MPの枯渇がキツそうな順としては
占星>賢者>学者≒白魔
という印象です。


ホーリズム

リキャストが長い代わりに、10%軽減を20秒という長めの時間貼れるスキル。
連続して全体攻撃がある場合などは輝くこと間違いなしですね。さらに回復もついているため、事前に戻しきれなかったHPを軽減を撒くのと同時にしてくれるのも優秀です。


バフスキル

ソーテリア

カルディアの効果を1.5倍にするアビリティ。元の回復力が170なのでソーテリア効果時間中は255とわりとモリモリ回復してくれそうです。
効果時間は15秒なので、6回分の攻撃が効果時間中に入るため全部で1530と賢者で最も回復力が高いです。


クラーシスとゾーエ

「クラーシス」は対象が受ける回復魔法の効果を20%上昇させる効果。ただしアビリティには効果がないため、賢者の場合だと「ディアグノシス」「エウクラシア・ディアグノシス」「プネウマ(未確認)」にしか効果がありません。
そのため、現状ではタンクへの攻撃が痛いときにそっと投げる使い方になりそうです。

「ゾーエ」はめちゃくちゃ強いです。
回復量が1.5倍ということは、回復量に依存するバリア量も含めて増加するということです。

「エウクラシア・ディアグノシス」で使った場合、
回復300×1.5=450+バリア540×1.5=810
という怒涛の効果になります。

「エウクラシア・プログノシス」の場合でも、
回復100×1.5=150+バリア320×1.5=480
となります。


ペプシスとリゾーマタ

「ペプシス」はひとクセあるもののかなり優秀なHP回復スキルです。
「エウクラシア・ディアグノシス」もしくは「エウクラシア・プログノシス」でバリアを付与している状態で、このアビリティを使うと、

エウクラシア・ディアグノシスだと450
エウクラシア・プログノシスだと350

の回復が発動します。

「リゾーマタ」はシンプルにアダーガルを付与するスキルです。しっかりとアダーガルを管理してリキャごとに使えると◎です。

Point
ペプシスは基本エウクラシア・プログノシスで使う
「ペプシス」の回復量をもともとのバリアと比較した場合、

エウクラシア・ディアグノシスの場合
バリア540 ペプシスの回復量450

エウクラシア・プログノシスの場合
バリア320 ペプシスの回復量350

となるため、ディアグノシスの場合だとバリアよりも弱くなるため基本は、プログノシス側で使用するのが良いです。

上級編:バリアをミリ残してペプシスを使う
「ペプシス」の効果は、バリアの量とは関係なく、バリアが残ってさえいれば表記通りの回復が入ります。
そのため、ギリギリバリアが残った状態で「ペプシス」を使うことで、バリアも活かしつつ回復も入れられるという上級者ムーブが可能です。


その他スキル

イカロス

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賢者版、敵にも飛べるエーテリアルステップ。
賢者のスキルは基本的に自身中心のため、このスキルで素早く敵の目前に移動して発動、という使い方が輝きそうです。
エーテリアルステップはリキャスト10秒ですが、こちらは45秒のためその点は注意が必要です。


最後に

たった1つのジョブの解説に約8,000文字の長編となってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方は賢者についての知識がかなりついたのではないでしょうか?

次のVol.2では、主に高難易度コンテンツなどでのスキル回しについて考察していきたいと思います。

それでは良きエオルゼアライフをお送りください〜。

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