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塩はもっと摂る 降圧剤は飲まない

先週、減塩や血圧に関する「常識」への疑問が相次ぎました。
 
▽科学者武田邦彦氏のユーチューブ放送「トモダチTV」(11月3日放送)
「育児書に『塩は悪』と書いているが、本当にそうでしょうか」という視聴者の疑問に武田氏が回答しました。
①国立老人センターの理事長室には塩が常備されている。この偉い先生は大事な場面では塩をなめ、「塩は大切」と話していた。
②戦後占領軍が青森を調査して「日本人は塩の摂り過ぎだ」と言ったが、彼らの本音は「減塩は日本人を無気力にするため」と書いている。
③降下剤をすすめる山ほどのインチキ論文が出た。それをもとに金をもらってたくさんの本が書かれた。薬屋、日本人を無気力にしようとする者、金儲けだけの医者によるものだ。
以上を列挙して、武田氏は「カルシウム、マグネシウムの入っている天然塩を摂りましょう」と締めくくりました。
 
▽週刊ポスト「飲んではいけない降圧剤」11ベージ特集(11月10日号)
2022年の年間ベストセラー1位「80歳の壁」の著者で精神科医の和田秀樹氏の降圧剤の副作用体験を冒頭に、医師の間であがる疑問の声の数々を紹介しています。降圧剤の代表的な副作用、血圧の急低下による高齢者の転倒は、寝たきりになるケースもあるといいます。
血圧の数値に囚われて、降圧剤5種類1日9錠処方されている39歳男性のケースも紹介されています。
この血圧の数値・健康基準値に大いに疑問が出ています。和田医師は「高齢になるほど血圧が上がるのは正常な適応現象。かつては60代や70代になれば血圧が150や160あるのは当然とされ、適正な収縮時血圧は『年齢プラス90』を言われていました」と話しています。
 
かくいうシン・説も少し前に近くのクリニックで測った血圧が今なら高血圧の部類でした。その医師は「ちょっと高いですね」とは言いましたが、降圧剤をすすめられることはありませんでした。別の雑誌で和田医師の体験を読んでいたので、理論武装もできていましたから、すすめられても飲まなかったでしょう。しかし、特に医療不信(※シン・説はコロナ以来極度の医療不信)がなければ、医師のすすめで降圧剤を飲み始める人も多いと思います。
 
近藤誠著「医者が『言わない』こと」(2022年毎日出版)は、「健診で高血圧が判明したような、元気で健康だった人たちは、血圧を下げると早死にしやすい」「正常血圧を厳格にして国民の半分を高血圧患者とする企みに、陰謀以上のふさわしいことばがあるでしょうか」とまで言っています。
 
同書によると、二つの比較試験が行われました。結論を簡単に言うと、血圧を緩く下げるよりきつく下げる方が脳梗塞は20%増、総死亡数は29%増。降圧しないより降圧した方が脳梗塞は6割増、がんの発症数は4.5倍に。
 
素人が一目でわかる悪い結果が出たのに、改めない。孔子の「過って改めざる。これを過ちという」そのままです。いや、実際は改めないどころか、ひどくなる一方です。
<2019年日本高血圧学会は
降圧治療の目標値を「140/90」を「130/80」に切り下げました。
この切り下げによって、降圧剤の対象人口は6000万人にもなるそうです。>(本書より)
これが上記の国民の半分を高血圧患者とする企みです。
 
これに食品メーカーも便乗したのではないかと考えています。
私は塩をしっかり摂ろうと思います。
 

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