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名著発掘「B17 癌なき世界」を詳報したい理由

「B17 第1巻 癌なき世界」(G・エドワード・グリフィン著、河内省一監修、1979年初版発行、ノーベル書房)という名著を発掘し、簡単にまとめたユーチューブ動画をアップしました。
しかし、これだけでは不十分です。
これからnoteで詳報する理由を述べたいと思います。
 
ベストセラー作家が現代日本のがん検診・がん治療について重大な疑問を呈しています。
「知の巨人」と称された立花隆さんは、著書「がん 生と死の謎に挑む」(2010年、文藝春秋)の中で、朝日新聞主催の市民がんセミナーの幕間でがん治療の大御所から「結局、抗がん剤で治るがんなんて、実際にはありゃせんのですよ」と聞かされ驚愕したことを明らかにしています。
もちろん、市民には一切そのような本音は言わず、後日新聞に掲載された紙面には日本初のがん保険を売り出した外資保険会社の広告があり、市民が本当に知りたい情報(関係会社には不都合な真実)には触れていませんでした。付録のDVDでもこんな本音が漏れていたことは出てきません。

また、精神科医の和田秀樹医師は近藤誠医師と共著の「コロナのウソとワクチンの真実」(2021年ビジネス社)の中で、このようなやりとりをしています。少し長いのですが、引用します。
和田:85歳以上の方のご遺体を解剖すると、がんのない人はいませんが、一方で死因として「がん」と言われる人は2割ぐらいしかいません。80代以上の人は皆「がん患者」なのにもかかわらず、そのうちの8割はがん以外の死因で亡くなっていることになります。
近藤:治療をしていたら「がん死」がずっとトップのはずなんだけど、80歳を過ぎると治療する人が減るから逆に長生きして、ほかの病気で死ぬ人が増えるんでしょう。でもそうなると、「がん治療ワールド」はマズイのね。
 
上記を簡単にまとめるとこうなります。
治る抗がん剤はないことを医師は知っているが、一般に知らせる気はない。
がんと共存しながら長生きし、がんが死因にもならない人は多い。それは治療をしなかったからだ。
 
しかし、現代日本のがんを取り巻く状況はこれらの本音とはかけ離れています。日本人の死因第一位にがんが君臨し続けている<泥沼の連戦連敗>なのに、がんの診断や治療の大きな方針は、早期診断、早期治療のまま現状維持をやめず、抗がん剤は医薬品売り上げの上位を独占しています。日本では欧米以上により早期の段階で、よりリンパ節郭清など拡大して手術する傾向があるとも言われています。
「がん治療ワールド」は、患者にがんと闘うことを強く勧めていますが、ふだんは隠されている本音から、本当に患者や家族を思ってのこととは思えません。わたしたちとは別のワールドにいる人たちと考えた方がいいのです。
 
ベストセラー「患者よ、がんと闘うな」(1996年、文藝春秋)などで「がんもどき」「がん放置療法」という新しい概念を伝えていた近藤誠医師も昨年急死されました。自分や家族ががんになったら先生のクリニックに相談に行こうと思っていた方がなくなり、いわば羅針盤を失ったころに出合った本が、「B17 第1巻 癌なき世界」です。

発行は45年前です。大きな図書館でやっと借りられましたが、初めて借りたのかと思うほど本はきれいな状態でした。際物と見られないためか地味すぎる装丁が広報にはマイナスとなった形でしょう。
医学、薬学の専門知識を持った方々が翻訳に携わっています。正統派医学界の洗脳で、そんな簡単な方法は非科学的だと思い込みがちですが、ビタミンB17ががんに効く作用機序が理路整然としていてまったく隙がないのです。
本書で紹介されている「あんずの木をたくさん持っている人が本当の金持ち」とされる旧フンザ王国だけでなく、エスキモー食、インディアン食、アフリカ・ガボン、ユタ州モルモン教徒の食事などB17を多く含む伝統食を摂っていれば、がんになりにくく、現代的な欧米風食生活に変化すると彼らもがんにかかるということが論理的に理解できました。
ゆえに異端への転落を畏怖する正統派医学界に徹底的に叩かれたのでしょう。
ここに今回のコロナ禍で見られたイベルメクチン(※ユーチューブなら一発バンの対象です)への攻撃と同じものを見たように思います。
敵は効かないと知っていながら言葉巧みに早期診断、早期治療を受けさせようとしています。自分や家族を守るための理論武装には欠かせない本だと言えるのです。
ということで、温故知新のごとく、「B17 第1巻 癌なき世界」を詳報していきますのでご期待ください。
 
なお、「コロナのウソとワクチンの真実」(2021年ビジネス社)を読み返していると、こんな一節を見落としていたので、ご紹介します。
これは、喫緊に厚労省や関係学会がクスリの適応を厳格にするべき問題だと考えます。
和田医師のコラムから要約します。
SSRI(抗うつ薬)というクスリは脳内のセロトニンが減っている高齢者には有用だが、40歳くらい以下の人に周囲を巻き込んでの自殺や大量殺人をして死刑にしてもらうといった目的で実行される「拡大自殺」の誘因となる説もある。実際、アメリカのコロンバイン高校乱射事件、あるいは日本の池田小学校事件、秋葉原事件などといった多くの大量殺人事件で、このクスリの服用が確認されている。
 

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