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全体主義者の犯行声明? コロナの20倍の致死率「疾病X」 疾病Xはフラビウイルス感染症?

トランプさんがアイオワ州の共和党予備選を圧勝した翌日の1月17日、敵もさるもの、新型コロナウイルスパンデミックの次期パンデミック候補として病気(疾病)Xへの脅威について話し合ったそうです。イーロン・マスクのXではかなり騒ぎになっています。
 
スイス・ダボスで毎年開催されている世界経済フォーラム年次総会のホームページによると、冒頭の画像の一部(翻訳ソフトで表示)の通りです。
 
気候、自然、エネルギーに関する長期戦略
病気 X に備える
2024 年 1 月 17 日11:30~12:15中央ヨーロッパ時間
未知の「疾病 X」がコロナウイルスのパンデミックの 20 倍の死者数をもたらす可能性があるという世界保健機関からの新たな警告を受けて、今後の複数の課題に備えて医療システムを準備するにはどのような新たな取り組みが必要でしょうか?
このセッションは、医療システムの持続可能性と回復力のためのパートナーシップと世界経済フォーラムの協力的監視イニシアチブに関連しています。
 
Center for Health and Healthcare は、信頼問題に対処し、医療における男女格差を解消し、テクノロジーを活用して医療システムを変革することで、世界の健康成果を向上させることに取り組んでいます。同センターは官民連携による健康安全の向上にも取り組んでいる。
 
講演者
テドロス・アダノム・ゲブレイェソス 世界保健機関(WHO)事務局長
シャム・ビシェン 保健医療センター長。ジュネーブ世界経済フォーラム実行委員会メンバー
ロイ・ジェイコブス ロイヤル・フィリップス社 社長兼最高経営責任者
プリータ・レディ アポロ・ホスピタル・エンタープライズ社取締役副会長
ニシア・トリンダーデ・リマ ブラジル保健省保健大臣
ナンシー・ブラウン アメリカ心臓協会最高経営責任者
ミシェル・ドゥマレ アストラゼネカ社取締役会長
 
すでに疾病Xは、ウィキペディアには掲載されている病気です。
ウィキペディア(英語版)によると、もともと疾病Xという概念は、未知あるいは既知のウイルスがもたらす未知の病気を意味していたようです。以下、抜粋するように、新型コロナウイルス感染症も疾病Xのひとつだそうで、都合よく優先指定した2年後に該当する新型コロナウイルス感染症パンデミックが起きています。
しかし、不思議なことに、ダボス会議で強調された新型コロナウイルス感染症の20倍の死亡者数の可能性を示す記述はありません。「フラビウイルス」と具体的に特定のウイルス名を挙げているのはファウチ博士のコメントだけです。
ウェルカムトラストはビル&メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)と共同で、ゲイツが投資していたレムデシビルの邪魔になる安価で効果的な既知薬ヒドロキシクロロキン(HCQ)を潰すための臨床試験を実施しました。そこの代表者がWHOの科学アドバイザーを務めるなど利益相反もここに極まれりです。ダボス会議のメンバーでもある竹中平蔵氏がパソナやオリックスでの肩書を一般には隠し学者を名乗っていたようなものです。
下記のページでウェルカムトラストについて書いています。是非ご覧になってください。

以下、疾病Xについてウィキペディア抜粋です。

<疾病 Xは、 2018 年 2 月に世界保健機関(WHO)が、将来の流行を引き起こす可能性のある仮説上の未知の病原体を表すために、ブループリント優先疾病の最終候補リストに採用したプレースホルダー名(※曖昧な用語)です。>
<米国国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、疾病 X の概念は、WHO のプロジェクトが個々のウイルスだけでなく、ウイルスのクラス全体 (フラビウイルスなど) に研究努力を集中することを奨励すると述べた。これにより、予期せぬ株に対応するWHOの能力が向上します。>
<2020年、WHO自身の専門顧問の一部を含む専門家は、SARS-CoV-2ウイルス株によって引き起こされる新型コロナウイルス感染症が最初の疾病Xとなるための要件を満たしていると推測した>
<R&D(※研究開発)ブループリント特別諮問グループのジョン=アルネ・ロッティンゲン(※ウェルカムトラストの最高経営責任者)は次のように述べた。「歴史が教えてくれるのは、次の大流行はこれまで見たことのないものになる可能性が高いということです」 「『X』を付けるのは奇妙に思えるかもしれないが、重要なのは、ワクチンや診断検査に関して柔軟に準備し、計画を立てることだ。私たちは、どんな人にも、どんな人にも機能する『プラグアンドプレイ』プラットフォームが開発されることを望んでいる」>
<米国の専門家アンソニー・ファウチは、「WHOは『機敏に動く』必要があることを認識しており、これにはプラットフォーム技術の開発が含まれる」とし、そのようなプラットフォームを開発するには、WHOはフラビウイルスに焦点を当ててウイルスの全クラスを研究する必要があるだろうと述べた。>
<2020年4月、デイリー・テレグラフは、新型コロナウイルス感染症と戦うために治験中の薬であるレムデシビルを、ギリアド・サイエンシズが将来のX病を治療するために10年前に研究を開始した抗ウイルス薬であると述べた。>
<疾病 X はいくつかの右翼の陰謀論の主題となっており、これは実際の病気である、生物兵器として考案された、または計画的な伝染病を引き起こすために操作されたものであると主張しています。>
 
陰謀論への過剰反応は相変わらずですが、偶然にも18日の読売新聞朝刊ではファウチ博士のインタビューが掲載されました。
ロバート・ケネディ・ジュニアの「真実のアンソニー・ファウチ」がベストセラーとなって長年の悪事を暴かれ、連邦上院議会公聴会ではランド・ポール議員に厳しく追及され、2022年末公職を退いた人物に好き勝手喋らせるメディアは日本にしかないでしょう。
こんなことを話しています。
「誤情報や偽情報は公衆衛生の敵だ」
「(日本のコロナ対策について)米国や欧州のいくつかの国と比べて、はるかにうまくいった。公衆衛生上、重要な点に関してはみんなが同じ行動を取ることができる」⇒これ、ほめられているんじゃありませんよ。
「(次のパンデミックについて)その可能性は『100%』だろう」
しかし、奇妙なことに疾病Xやフラビウイルスについては言及がありません。
 
最後に、こういったサイトも見つかりましたのでご紹介します。
京都府のホームページによると、
<産官学が連携し、ビッグデータや最先端のデジタル技術を用いて社会課題の解決を目指す「京都ビッグデータ活用プラットフォーム(外部リンク)」(運営:(一社)京都スマートシティ推進協議会)において、未知の感染症対策に寄与する研究等を行う「Disease X感染症対策ワーキンググループ(WG)」を令和3年9月に発足いたしました。>
参画メンバーは
<(株)アドインテ/(株)AdvanSentinel/(株)アナテック・ヤナコ/(株)COGNANO/(株)島津製作所/(株)島津テクノリサーチ/京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター/高知大学/北海道大学/京都市
(令和5年7月1日時点)>
 
未知の意味でのXで、特定の疾病Xという意味ではないのかもしれませんが、スマートシティと連携している点が気がかりです。

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