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「数々の薬害事件を経て、いまは厳格な倫理観を持っている」巨大製薬会社??? いや、お前たちは絶対に信頼できない コロワク不都合な真実⑤

臨床試験薬を法外な高値で各国政府に買わせた新型コロナウイルスワクチンを製造した巨大製薬会社、いわゆるビッグ・ファーマはどれだけ倫理的な高潔さを持っている企業であるか、情報開示に消極的な会社に成り代わって、その歴史を「コロナワクチンその不都合な真実 世界的権威が明かすmRNAワクチンの重大リスク」(2024年3月第3刷、詩想社)の筆者アレクサンドラ・アンリオン=コード博士が紐解いてくれていますので、薬害の一部を引用して紹介します。小見出しは当ブログ主によります。
M・ナイト・シャマラン監督の映画『OLD(オールド)』で扱われた、人の命や健康には目もくれず、老化促進薬を無断で臨床試験する無法者の製薬会社はフィクションではないのだと実感できます。
 
ビッグ・ファーマ全体では、100件もの有罪判決の対象になりました。

60年後の謝罪 薬害は二度と起こさない…夢


▽1950年代世界初の薬害スキャンダル、サリドマイド事件。ドイツの製薬会社グリュネンタール社は、ハンセン病とインフルエンザ用に開発したが、新生児の重大な先天性奇形や難聴、顔面麻痺、先天性心疾患を引き起こした。
同社は副作用について何も説明せず、吐き気を抑えることから多くの妊婦に処方されたが、この薬を服用した母親たちから子どもが生まれ、大規模な薬害が発覚。薬は使用禁止となったが、1万人は1歳の誕生日前に亡くなり、1万人は障害を負って成人した。同社は薬害発生の60年後、2012年に謝罪した。
サリドマイド事件は、薬害が二度と起こらないような体制作りのきっかけになったのに、現実はそうならなかった。
 

教訓生きず繰り返される薬害


▽アメリカの製薬大手メルク社の抗炎症剤バイオックスは、16万件もの脳卒中や心筋梗塞の原因となり、アメリカだけで6万人の死者を出している。
 
▽メルク社が販売する抗甲状腺機能低下の薬レボチロキシン薬害は大手製薬会社が有罪判決を受けた最新例の一つ。頭痛、不眠、めまい、うつ病、関節痛や筋肉痛、脱毛症などの重度の副作用を引き起こし、フランス人の患者3万1000人に330万ユーロの賠償金支払いを命じられたが、薬は市場から引き上げられず、メルク社によると現在、フランスだけで250万人の患者がレボチロキシンの新薬を日常的に使っているそうだ。
 
ファイザー社の不祥事を一部抜粋】
▽アメリカ司法省によると、2009年医薬品販売法違反判決 罰金和解金23億ドル(過去最高額) 抗炎症薬ベクストラは、2005年副作用のため市場から引き上げられていたが、4年後不正な商取引と医師への賄賂について有罪判決を受けた。
 
▽アメリカ司法省によると、2012年買収行為により6000万ドルの罰金刑。「事業展開を早めるため、ブルガリア、クロアチア、カザフスタン、ロシアの各国政府の責任者に、数百万ドルの賄賂を渡した」
 

ないない尽くしの未承認薬でナイジェリアの子どもが犠牲に


▽2007年フランス経済紙レゼコーによると、ナイジェリアで髄膜炎流行の際、保健当局の承認も親の承認も得ずに子どもたちに未承認薬を試験的に投与し11人が死亡。多数の子に重度の後遺症が残った。
 
これらを踏まえて、アンリオン=コード博士は、政府当局自体もファイザー社に甘いのではないかと指摘しています。
 

数々の有罪判決については一言も触れない欧州委員会


<ちなみに、ファイザー社と何十億回分の新型コロナワクチンを購入する取引が成立したとき、EUの政策決定機関である欧州委員会は同社が、数々の薬害事件を経て、いまは厳格な倫理観を持っていることを確認していた。さらには2021年4月26日、欧州委員会は一人の議員の質問に対する答えで、懸命に同社を弁護していた。しかし、私たちは本当にこの会社を信頼できるのだろうか?
この議員が問いただしたのは、新型コロナワクチン購入の契約時に、ファイザー社がこれまで司法の場で下されてきたいくつかのマイナスの判断を考慮したのかどうか、ということだった。このときの議事録には、ワクチン購入に関するEUの調査について、「その無害性、有効性、医薬品としての質に関する信頼できる情報」とともに、きれいごとの文言が並んでいる。しかしこの会社に下された数々の有罪判決については一言も触れていないのである。>

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