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ラリーが赤坂迎賓館でキシダに夕飯食わせるってよ 岸田首相の存在の耐えられない軽さとふてぶてしさ

社会人になり立てのころ、「存在の耐えられない軽さ」という映画がはやり、存在の耐えられない〇〇というタイトルそのものもはやりました。岸田総理を見ていて思うのが、存在の耐えられない軽さです。
21日午後の行動と客人を見て、その思いを一層強くしました。
 

日本人の誇りはないの?


岸田首相の一日 21日 読売新聞22日朝刊抜粋
【午後】1時57分、東京・大手町の読売新聞ビル。渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆。2時49分、官邸。

5時5分、ローレンス・フィンク米ブラックロック会長兼最高経営責任者。金融庁の栗田長官、有泉金融国際審議官、堀本政策立案総括審議官同席。6時9分、…
 
※少なくとも2022年10月26日、2023年3月8日、6月9日渡辺主筆のいる読売本社に総理自ら出向いており、開成高校の大先輩とはいえ、随分フットワークが軽いですね。
 
※ローレンス・フィンク氏はラリーの方が、通りがいいので、そう書きますが、ラリー・フィンク氏は米国大企業のほとんどの株式を同じく投資ファンドのヴァンガードとともに14、15%保有して支配するブラックロックを設立しました。
 
ウィキペディア英語版によると、
<ブラックロックは、10 兆米ドルを超える資産を管理する世界最大の資産管理会社です。フォーブスによれば、2022 年 4 月時点でフィンク氏の純資産は 10 億米ドルと推定されました。彼は外交問題評議会と世界経済フォーラムの理事を務めています。>
<1988 年、フィンクはブラックストーン・グループの傘下でブラックロックを共同設立し、取締役兼CEOに就任しました。>
<フィンクは生涯にわたる民主党の支持者です>
 
2023年3月30日米投資会社ブラックストーン・グループのスティーブン・シュワルツマン最高経営責任者、同年7月10日米投資ファンド「コールバーグ・クラビス・ロバーツ」(KKR)のジョー・ベイツ共同最高経営責任者(CEO)ら岸田総理のお客様には米投資ファンドの幹部がよく訪れます。
 
訪れるだけならいいですが、岸田総理は随分軽く扱われている印象を強く持ちます。その例がこれです。
 
2023年10月5日の日本経済新聞の報道によれば、
<岸田文雄首相は5日、都内の迎賓館で世界の機関投資家らとの夕食会に出席した。米資産運用大手ブラックロックが主催した。同社のラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)など国内外のおよそ20機関のトップらと意見交換した。首相は日本のコーポレートガバナンス改革などの取り組みを紹介し、日本への投資を呼びかけた。…
政府と金融界は9月下旬から「Japan Weeks(ジャパンウィークス)」を開催し、日本の金融資本市場の魅力などを発信している。
首相は6日に首相官邸で、夕食会に参加した機関も含めた海外のアセットオーナーやアセットマネジャーらと意見を交わす。エマニュエル駐日米大使や日本の金融機関の関係者が同席する。>
 
ブラックロックCEOのラリー・フィンク氏自ら赤坂迎賓館に岸田首相を招き、夕食を御馳走したという一国の首相というプライドも何もないニュースです。よく属国と言いますが、属国根性の何物でもないでしょう。
菅元首相がワクチン欲しさにファイザー社CEOのアルバート・ブーラ氏を赤坂迎賓館に招いたことにも物申したことがありますが、ホスト側なだけまだましでした。
 
しかし、岸田首相は一方で、ふてぶてしさも併せ持っています。
政治資金不記載問題で清和研幹部を中心に計80人の処分をするそうですが、宏池会の会計責任者も同様に立件されているのに、異例の総理兼派閥会長を続けていた自分はお咎めなし。安倍さん暗殺のあった年にこれも現職総理としては異例の年間7回のパーティーを開き、1億以上売り上げてもいます。
処分の軽重はともかく小泉郵政選挙時よりも多い人数の処分ならそもそも党最高責任者の責任があるはずです。誰が誰を裁いてんねん、というツッコミを入れたくなります。
 
軽さとふてぶてしさの両面を見ると、最もふさわしい言葉は日本をだめにする「内弁慶」かもしれません。

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