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ファウチ博士は大衆を操り専門家は共演NG コロナのひな型はエイズ編⑧

科学担当記者時代によく仲間内で話していました。
「これだけがんの治療法が向上した、進歩したとがん学会での発表を長年書いているが、これらが何割かでも実現していたら、とうにがんを克服していなければおかしい。しかし、実際はずっと日本人の死因第一位だ」
それくらいこの手の医療の進展話は、軸がなく流されやすい記者にとって、少しでも記事内容の価値を上げたい記者にとって、可能性を過大評価し、筆が走りやすい面が否めないということです。
がんに関しては、最近になって、すでに克服済みだったこと(※1970年代にアメリカで広がりつつあった「がんの真の原因はB17アミグダリン欠乏症」という理論とそれに基づくビタミン代謝療法が、製薬会社スポンサーのアメリカがん協会によって潰され、マスコミも追随)を知るに至りますが、皮肉なことにその意味でも、スポンサー収入に依存するメディアは何の役にも立ちませんでした。
医療とメディアが合体するのは危険です。
 
「真実のアンソニー・ファウチ/ビル・ゲイツ、大手製薬会社、そして民主主義と公衆衛生を巡る世界戦争」(ロバート・F・ケネディ・ジュニア著、2021年)から引き続き引用し、日本人が知るべき不都合な真実をお伝えしていきます。
今回もHIVを伴わないエイズについてです。前回までに「HIV陰性エイズは特発性の新しいエイズ」などと誤魔化していられないほど症例の多いことが明るみに出てきました。それでも、ファウチ博士の鎮圧は成功したかのようでしたが、再燃します。しかし、ファウチ博士はメディアでの大衆の操り方に長けています。専門家からの追及は受け付けませんが…。
 
<その後、8月18日、ニューヨーク・ニューズデイ紙は、「非HIVエイズ」患者のうち2人が慢性疲労症候群を患っていたことを明らかにし、危険な論争が再燃した。>
 

CNNラリー・キング・ライブで
「新たな病気は一般人にはうつらない」⇒大衆は無関心に


<ファウチ博士はCNNのラリー・キング・ライブに急遽出演し、この新たな病気はエイズの「リスクグループ」以外の人々にとって脅威ではないことを一般大衆に安心させた。
<ニーニャ・オストロム氏は『ニューヨーク・ネイティブ』誌でファウチ博士のラリー・キングとのインタビューについて次のように書いている。>
 

「HIV陰性エイズは少ないです」⇒実際は数千件


<キングはまず、患者が重度の免疫不全を発症する「謎のエイズ」症例と、「エイズ」患者―しかし、HIVには感染していない―が苦しむ感染症の種類について、何が起こっていると考えているか説明するようファウチ氏に求めた。ファウチ博士は、そのような症例が20から30件特定されていると言い続けた[ファウチ博士は、CDCがすでに15の州で82例の症例を確認していることを知っており、デュースバーグ博士はPubMed:The NIHの公式査読アーカイブに文書化されている数千件の症例を発見したことを知っていた]。
そして、影響を受けた人はごく少数だったので、心配する必要はありませんと言った。ファウチ氏は、これらの症例が新型の「エイズ」であるかどうかは明らかではないと述べ、これらの患者の免疫不全は感染因子以外の何かによって引き起こされる可能性があると強調した。
ファウチ博士は、これらの症例は新たな病気を示すものではないかもしれないが、人々の免疫系のますます高度な検査により、(それが何であれ)「背景の」免疫不全の可能性があることが判明しているのではないかと推測した。>
 

「慢性疲労症候群と何か関係があるのか」
「医師たちはメディアよりも先に知るべきではないか」


<オストロム氏は、番組に電話をかけてきた人の一人が、この新たな謎の病気が「慢性疲労症候群と何か関係があるのか」と尋ねたとき、ファウチ博士がぎこちなく否定したと説明した。
「ファウチ氏は慢性疲労症候群について話すのが明らかに不快だった。そしてどこを見ればいいのか全く分からず、彼の目はあちこちに飛び回った…」とオストロム氏は報告した。
番組は中西部でエイズ患者を治療する医師からの怒りの電話で終了した。医師は、なぜファウチ氏や他の保健当局者が非HIVエイズの症例について、ニューズウィーク誌に情報が掲載される前に医師らに知らせなかったのかを知りたいと求めた。医師たちはマスメディアよりも先にこのことを知るべきではなかったのか、医師は皮肉たっぷりに尋ねた。ファウチ氏は非常に防御的な態度になり、非HIVエイズ症例が実際の現象であることが明らかになったのはここ数週間であり、したがってこれまで医師たちに知らせるべきことは何もなかったと主張した。彼はショーの終わりに幸せそうには見えなかった」>
 

共演NG


<キングは当初ピーター・デュースバーグ博士が同じ番組に出演する予定だったが、ファウチ博士の主張でデュースバーグ博士をキャンセルしたようだ。>
 

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