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Hey! Say! JUMPを知ったオタクが一週間でファンクラブに入った話

こんにちは。初めまして、品と申します。
これはHey! Say! JUMPからジャニーズを知り、その後一週間でファンクラブに入ったオタクが、薮宏太という推しと出会った話。

Hey! Say! JUMPとの出会い

私がHey! Say! JUMPを知ったきっかけは、遡ること15年前、結成されたばかりのHey! Say! 7がアニメ「ラブ★コン」のOPを歌っていたとき。
当時小学生だった私はその曲を聞いて「いい曲だな〜」とは思ったけれど、特にそのグループを調べることも無く、なんなら第1クールのOP・EDを歌っていたテゴマスの方にハマっていた。
それ以降も印象は変わらず、私の中でジャニーズといえば嵐で、Hey! Say! JUMPには「ごくせん」に出ていた髙木くんと、声が高い知念くんがいるというイメージしか無かった。現在猛烈に推している薮宏太の顔はおろか、名前すら知らなかったのだ。

それから15年。時は経ち、2022年8月下旬。ルームシェアをしている友達が、Hey! Say! JUMPの公式YouTubeチャンネルでウィークエンダーを見ていた。

ずっと名前だけしか知らず、増えた知識といえば山田涼介の名前くらいだった私はその動画を見て「めちゃくちゃ良いな……」となった。なってしまった。
MVもそうだけど、何より曲が良い。サビが印象的で大して歌詞もメロディも覚えてないのに「水木金じゃまだ早い〜!!」だけは歌えていた。動画を流しながらずっとそのフレーズだけ歌い続けていたくらいだった。
因みにその時は何故「水木金じゃまだ早い」のかは理解していなかったが、後々調べるとどうやらこの曲が主題歌になっていた、ドラマ「金田一少年の事件簿」が土曜日に放送されていたからだということを知り、確かに「水木金じゃまだ早い」し「日月火じゃもう遅い」な……と思ってちょっと感動した記憶がある。

それからは、山田涼介がどうやら嵐のニノとYouTubeをやっていることを知り、とにかくジャにのちゃんねるを見漁った。私はジャニオタではなかったけれど、ドルオタではあったし、元々気になったグループは取り敢えず全メンバーを調べるところから始めるタイプだった。
先ずは名前を知ってる山田涼介から知ろうと動画を見続けていたら、ある動画の中でジャニーズの珍しい苗字を使ったゲームのようなことをやっていた。

動画内で、「八乙女」という苗字が出てきた時に「八乙女って珍しいな……デビューしてるグループに所属してるのかな?」と思い即座にGoogle先生で「八乙女 ジャニーズ」で検索した。

「いやHey! Say! JUMPにおるやんけ!」

驚愕の事実。まさかのメンバー。
それが今の推し、薮宏太と「やぶひか」の愛称で親しまれており、長年シンメを組んでいた八乙女光くんだ。
そこからはジャにのちゃんねるも見つつ、Hey! Say! JUMP公式チャンネルの動画も見始めた。
「ウィークエンダー」が良い曲だったことを思い出し、ステージMIXバージョンがあったので、取り敢えずそっちも見るかと完全にリラックスした状態で動画を開き、第一声。

「う、歌が上手ぇ〜……」

とにかく全員歌が上手かった。びっくりした。ジャニーズって歌上手いんだ……。
ライブバージョンなのでフルサイズではないが、ビジュアルも歌もあまりにも良すぎた。それと、男性アイドルのライブ映像を初めて見た自分にとって、歓声の黄色さにも驚いた。私は普段ハロプロや48G等のアイドルを嗜んでいたので基本的にはコールが命(近年はコロナで歓声NGだったり、ライブにも行っていなかったけれど)だと思っていて、男性ファンの比率が多いため野太い歓声しか知らなかったのだ。女性の声って凄く通るし、メンバーの皆にもきっとよく届くんだろうなと思った。
※これは完全に個人の感想なので、決して男性ファンの声が通らないという意味では無いことをご承知おきください。
兎にも角にも、この観客たちの前で自信満々に歌って踊るHey! Say! JUMPに目を奪われたのは確かだった。

動画のコメントを見てみると、その中の一つに「山田涼介のウィスパーボイスは有料(意訳)」というコメントがあった。正直ビデオクリップをまともに聞いていなかったのでそのコメントの意味がよく解らなかったが、確かめてみようとビデオクリップ動画を見てみると、確かに最後の「アンサー」はウィスパーボイスではなかった。なるほど、こういうことか……。というか、ウィスパーボイスが有料なアイドルって居るんだなあ……と感心する気持ちの方が大きかった。
この時点でウィークエンダーのビデオクリップを視聴してから2日程しか経過していないが、その情報を知ってから私の行動は早かった。本当に全てウィスパーボイスで歌っているか確認するため、ライブDVDを買い漁り始めたのだ。
ファンクラブに入会するまで後5日。

I/OthコンサートDVDの購入

前述したジャにのちゃんねるの動画内で、山田涼介が「10周年では泣きましたけどね」と発言した回があった。

その発言を聞いた時の感想はこうだ。
「ふ〜ん……じゃあ本当に泣いたか確かめるしかないわね」
2秒後、AmazonでI/OthコンサートのライブDVDを通常盤、初回限定盤2と購入していた。オタクは総じてメイキングが大好きな生き物なので、内容をよく見ずに初回限定盤を購入したが(初回限定盤と言えば1枚という認識があったので何も見ずに注文したら初回限定盤1と2があったことに驚いた)まさかの通常盤に収録されていた。通常盤を買ってメイキングを見られることがあるのか……?恐ろしい……ジャニーズ、恐ろしすぎる。ありがとうございます。
何なら記憶にないが2018年のライブツアーである「SENSE or LOVE」の初回限定盤も購入していた。これに関しては本当に記憶がない。翌日には2019年のツアーである「PARADE」が届いた。これも記憶にない。確認のためにこれを書いている今注文履歴を確認したら同日に購入していた。恐ろしいのは私の頭かもしれない。

完全に「君にやっと辿り着いたスイートアンサー」をウィスパーボイスで歌っているかどうかの確認という名目を忘れているが、何はともあれ、I/OthツアーDVDとSENSE or LOVEツアーDVDが届き、PARADEツアーDVDも届いた。
まあ先ずは10周年ライブからだと思いパソコンにディスクを入れた瞬間、聞こえてきた「Jstorm」の爆音にビビり散らかした。
(これはジャニーズファンあるあるだと思う。何だあの音量。あそこだけデカさがバグってるだろ。鼓膜ぶっ壊れるかと思ったわ。)
鼓膜を破られかけながら、ALLPrayで視聴開始。

2時間後、そこには号泣しながらHey! Say! JUMPを見るオタクの姿があった。

何だこれ。なんなんだこの人たち。最高に格好良い……歌上手……顔、良〜……ダンス揃いすぎだろ。何でこんなに踊ってるのに最後になればなるほど細かいところまで揃えられるんだよ。疲れてないの?汗だっくだくで立ってるのに何でそんな姿を1ミリも感じさせないパフォーマンスが出来るんだよ。10年という年月はこういうところで発揮されるんだな。いやそれよりも……

「H.our Time」最高〜〜〜〜〜!!!!!

「手を取り合って 思いを重ねて 幸せが続くように」
「未知にかけた道を信じてる」
「確かな理由が今ここにある」
「僕らはいつも声を交わして夢とただ向き合ってた」
「いつまでも心を一つに幸せを約束に」
「忘れないから 忘れないでね」
「共に辿った軌跡を」
「『ありがとう』」

こっちこそありがとうHey! Say! JUMPーーーー!!!!!!!!!!!

挙げればキリがないほど歌詞が良い。曲も良い。
作曲してくれた圭人に、歌詞を考えてくれたHey! Say! JUMPに、H.our Timeを作った全ての関係者に感謝を伝えたい。
メンバーの表情も、歌も、歌詞も会場の空気も画面越しだろうと感動出来るパフォーマンスだった。たった3時間弱のDVDで、10年間走り続けたHey! Say! JUMPの努力が垣間見えた。きっともっと彼らは見えない努力をひたすらにやってきて、だけどファンの前では笑顔で歌って踊ってくれて、大汗をかきながら必死に私たちを楽しませてくれていた。
泣きそうになりながら歌ってるメンバー。優しい顔をしながら仲間を見つめるメンバー。ひたすら真っ直ぐに会場を見ているメンバー。色んな表情を見せてくれていた。

そんなの泣かないわけねぇじゃん……私は頑張ってるアイドルが大好きなんだよ……

決めた。おれは応援するぜ……この9人を……!
号泣しながら決意を固め、涙が落ち着いた頃にアンコールが始まった。「Baby I Love You」を歌い始めてサビに入る頃にはまた泣いてた。何なんだHey! Say! JUMP。良い曲が多すぎる。恐らく全然泣くようなシーンではないのだろうけれど、サビで涙が止まらなくなってしまった。Hey! Say! JUMPの皆が全員笑顔だったから。楽しくて仕方ないような顔をしてたから。
これはどハマりしている今現在もトップクラスで大好きな曲だし、1日1回は絶対に聞く楽曲になった。勿論この他の楽曲も全部大事だし大好きだけど。

本編が終わって、遂にメイキングを見る時が来た。
本編では山田涼介は泣いていなかったため、「10周年では泣きましたけどね」発言の証拠が得られていない。本当に泣くのか?もしかしてDVDにはその瞬間が入っていないのかな?!と思ったのも束の間。

初日で泣いてた。

しょ、初日〜〜〜〜?!?!
本人も「初日なのにねぇ……」と言っていた。そりゃそうなるわ。
ツアーのド頭から泣いている山田涼介を見て折角引っ込んだ涙が出てきた。きっと彼の中でこの10年間の色々な想いが込み上げてきたのだろうなと思った。山田涼介は言った通り10周年でしっかり泣いていたのだ。そんなんおれも泣くわバカ……
しかもその後光くんも号泣していたし、「ごめん、もう何も言えない。今日は来てくれて本当にありがとう」と泣きながらとにかく感謝の気持ちを伝えてくれたことが嬉しくて、こんなのもう10年間応援しているファンなんか顔面ぐしゃぐしゃになっちゃうだろうなと思った。だって推し始めて数日の人間がこんなに泣いているんだぞ。こっちもわんわん泣くしかないだろ。実際に会場で見た人なんか顔面ぐしゃぐしゃどころじゃないだろうな……。
泣いてるメンバーにつられて、他のメンバーも泣き始めるところがHey! Say! JUMPの良さだなとも思った。同じ気持ちで前を見続けて走ってきた9人の顔は、泣いてようが泣いてなかろうが、全員素敵だった。最高のアイドルだった。
その瞬間、ファンクラブに入会することを決めた。
因みに、この時まだ薮宏太の顔と名前は一致しても推してはいなかった。ここまで4000字も書いているが、推しと出会っていないのである。

推しとの出会い

ここに来てやっと本題(本題ではない)になるが、まずは私が薮宏太という推しを認識したタイミングから書き出していこうと思う。
前述している通り、I/Oを見ていた時点で私はゆるめの知念くん推しだった。何故ならダンスが上手いから。顔だけで言ったら大ちゃんが好きだし、テンションで言ったら裕翔が好きだった。薮ちゃんに関しては正直「最年長なんだ〜」という印象しかなかったが、そもそも私は「最年長」という言葉に弱い。あと身長が高い男にも弱い。それから歌が上手いアイドルに弱く、特にビブラートを細かくかけるような歌い方をするアイドルに弱いのだ。歴代の推しがそうだった。そうなるともう薮宏太に落ちるのは時間の問題だし、落ちることは確定していたと言っても過言では無い。

I/OのライブDVDを見た翌日、友達がTSUTAYAでHey! Say! JUMPのアルバムを全て借りてきてくれ、私は私で取り敢えずI/Oのセトリ通りにプレイリストを作るため、アルバムに収録されていないカップリング曲を集めるためシングルを買い集めた。
I/OではH.our Timeに感動して泣いたけれど、実は「切なさ、ひきかえに」と「Endless Dream」にも心奪われていた。特に「Endless Dream」の歌い出しである薮ちゃんのソロパートの歌い方が好みすぎた。「君は綺麗なまま」の「まま」が好きなのだ。歌い方的に。これはもう誰にも伝わらないなと思いながら書いています。

そしてアルバム曲をスマホに入れ終え、通勤中にセトリを聞きながらJUMPに染まること2日。丁度ウィークエンダーの動画を見てから一週間経った2022年9月3日。
オタク、ついにHey! Say! JUMPファンクラブ入会する。

早かった。ここまで一瞬だった。マジで。
しかし、この時点でもまだ推しは薮宏太ではなかった。
入会した時に好きなメンバーを選ぶようになっているようで、ファンクラブのページを見つめながら悩むこと5分。取り敢えず知らないメンバーを選ぶのは失礼だなと思ったが、薮宏太を選択した。I/Oで聞いた「切なさ、ひきかえに」の歌い方が好きだと思ったからで、特に深い意味は無かった。
入会した日は夜遅かったので、FC限定動画やフォトなどを見ずにそのまま寝た。そして翌日、私は薮宏太にどハマりすることになる。

それがこの曲。Hey! Say! JUMP渾身の一曲である「狼青年」だ。
全員がフードを目深に被って顔を見せず、フォーメーションの関係上身長差も解りづらくなっているため、身長差が大きいHey! Say! JUMPだとバレないように演出されている。
歌とダンスのみで勝負をしていると思わせる楽曲で、女王蜂のアヴちゃんが楽曲提供を行っている。
2020年当時はどうやらHey! Say! JUMPという名前も隠して動画をアップしていたようだが、伊野ちゃんの手だけで3時間でJUMPだとバレたらしい。初めて知った時は爆笑した。手でバレるって何だよ。
この曲は8枚目のアルバム「Fab! -Music speaks.-」に収録されているが、YouTubeで狼青年を聞くまではずっと自分で作ったプレイリストしか聞いていなかったため、スマホに入っているのに知らないままだった。今思えばアルバムを借りたならまず全部聞けやと過去の自分に言いたい。
話が逸れた。何故この曲で私が薮ちゃんにハマったかと言うと、とにかく歌い方が好みだった。そこに尽きる。今でも変わらないが私は薮宏太の歌い方がマジで好きだ。歌さえ歌ってくれてれば良いとまで若干思っている。
狼青年を歌うメンバーたちは、恐らくアヴちゃんの歌い方を真似ながらもそれぞれの個性を出しているところが最高だし、総じて全員の歌い方が私好みだった。
特に、狼青年は薮ちゃんのソロパートが凄く特徴的で、「面影重ねて迷い込んで」は「でェッ↑」みたいになってて良いなと思う(語彙の消失)。語尾が跳ねるような歌い方で一気にこの曲が好きになった。「床に落ちるベルト」ではダンスも相まって「エッッッッッッッッ……」となった。狼青年はダンスも凄い。ダンスと歌詞が合いすぎている。そんな……そんな床に落ちるベルトとか言われながらそんな踊りされたらお前……お前そんな……

好きになっちゃうだろ!!!!!!!!

好きになっちゃう。というか、なっちゃった。猛スピードで薮宏太という人間に転がり落ちた。怖い。ジャニーズって歌上手いんだぁ……(2回目)
その瞬間ジャニーズのファンクラブサイトで選んだ好きなアーティストを薮宏太にしたのは正解だったと確信した。私はチョロい女なのだ。というかオタクは総じてチョロい。

狼青年を皮切りに、Fab!の曲をとにかく聞き漁り、ネットでパート割りをあげてくれてる方のブログを見ながらとにかく声の聞き分けを出来るようにしていった。JUMPは歌い方や声に特徴があるメンバーが多いので、比較的早く聞き分けも出来るようになったけれど、耳がバグっているので今でもたまに裕翔と光くんの声を聞いて「これどっちだ?!」となることがある。パート分けのブログをあげてくれている人は天才。優勝。国民栄誉賞を与えてやりたい。

狼青年を3日ほどエンドレスリピートし、薮宏太の「煉瓦の家さえ吹き飛ばしてどこへだってふらり」の「ふらり」で救える命があるな……と思い始めた頃、友達が今度は「ビターチョコレート」をYouTubeで流していた。

友達は伊野ちゃんと髙木くん(いわゆる「いのたか」コンビだ)推しで、ビターチョコレートは伊野ちゃんがソロでMVに出演していた。楽曲提供は優里で、私は優里の「レオ」で顔面びしゃびしゃになった女でもあるため、一瞬でその曲を好きになった。
というかもう、Hey! Say! JUMPの楽曲は全て歌詞が良い。典型的なラブソングであるビターチョコレートは、付き合っている男女の心の距離が段々と遠くなっていき、最終的には別れてしまうという失恋の曲だ。
この曲で私は薮宏太にまた一つ深くハマった。

「気づいた時から わからなくなった
君が好きな私って嘘だ ほんと
泣きたくなかった」

二番のサビ前ソロパートの「泣きたくなかった」がとにかく良い。「泣きたくなかった」と泣きそうな顔で歌っている姿が容易に想像出来る。そもそもこのワンフレーズで私が泣いた。泣かないわけないだろこんなもん。
迷わずリピート再生にして一週間は聞き続けた。どんなに真顔で聞いていても「泣きたくなかった」というフレーズで必ず泣くくらいには、薮宏太の歌が好きだ。今思うとJUMPの曲で泣きがちだな……と思ったけれど、それはHey! Say! JUMP全員が表現力豊かで、感受性豊か過ぎる自分にモロに刺さってるからだ。あと歌が上手い(n億回目)

TwitterにてJUMP垢の開設

2022年9月24日。奇しくも結成発表日に、普段使っているアカウントから分けて、JUMPについて語るためのアカウントを作成した。
私はもう12年程Twitterを利用しているが、今までどれだけ作品にハマってアカウントを分けようと長続きしたことがなく、大体一週間でアカウントの移動が面倒になり結局使わなくなるということが多々あった。本当に多々あった。ありすぎた。今考えると20個くらいアカウントを作った時期もあったが、結局残ったのは現在まで利用しているオタクのアカウントと、リア垢くらいだ。つまりは飽き性なのである。
そんな私が、もう2か月JUMP垢に籠っている。本垢よりJUMP垢で呟く数の方が圧倒的に多い。本垢のツイート数が日に3,4ツイートだとしたらJUMP垢では30ツイートくらいはしている。その殆どが薮宏太に対することだ。
そもそも、私が何故JUMP垢を作ったかというところになるのだが、まあHey! Say! JUMPについて語る量が増えたので、そのためのアカウント分けという部分もあった。ただ、私は本垢が鍵垢で、いくら薮ちゃんについて語ろうともTwitterの表示には出てこない。少しでもこのインターネットの世界に" 薮宏太 "という表示を増やしたいという下心丸出しの理由が9割5分を占めている。我ながら非常にキモイ理由だ。
ただただ、薮ちゃんの名前を少しでも知らしめたいのだ。薮宏太というアイドルはこんなに凄いんだぞと全世界に言って回りたい。そんな気持ちでアカウントを作ったが殆どのツイートが「かわいい」しかないのであまり意味はなかったかなと思ってはいる。オタクは大体かわいいで済ませてしまう生き物なので……。

推しによるグループへの努力の還元

私はYa-Ya-yahの頃や、デビュー当時の薮ちゃんのことはよく知らないが、それでも今好きになった薮宏太の歌唱力や表現力がグループでずば抜けていることは知っている。あまり他メンバーと比べるのは良くないと思いつつも、やっぱり私の中で薮宏太というアイドルは一番歌が上手く、表現力に長けているのだ。
(勿論、他のメンバーもバラエティ、ドラマ、映画、雑誌、ラジオ等で活躍していることは重々承知している)

彼は過去、雑誌のインタビューで「メンバーが個人仕事で吸収してきたことを、グループへ還元してくれるという信頼がある」という発言をしていた。
確かにそうだと思う。バラエティで吸収した間のとり方や、リアクションの仕方。演技で吸収した表情の魅せ方や、細かい所作。舞台で吸収した歌唱方法や、表現力。それぞれのメンバーがそれぞれの場所で培ったことを、グループに戻った時に還元し、そうしてメンバー全員でグループの底力を上げていく。私はそういう、努力をしっかりと結果に残せるアイドルが大好きだ。例えば薮ちゃんであれば、舞台で培ったことをHey! Say! JUMPというグループに還元している姿が特に印象的である。
そして、それを強く感じたのは、2018年のコンサートである「SENSE or LOVE」のメイキング。メンバーがメイキングを撮影している中、事ある毎に多方向から「いぃねえ〜」と大声で言っているところが聞こえてきており、(何だこの声は……)と全JUMPファンが困惑したと思う。私はめちゃくちゃ困惑した。何ならJUMPの中で今更家族ゲームが流行ったのかと思うくらいだった。
しかし、薮ちゃんがメイキング担当の日にその奇声の謎が解明した。というのも、当時舞台の稽古に向けて、薮ちゃんが発声練習として行っていた「いぃねえ〜」を、メンバーもいつの間にか真似し始めたという説明をしており、メンバーのおかげで飽きずに出来ていますと笑顔で話していた。声の出し方や、歌唱の際、実は顎の筋肉はあまり使わないという、ミュージカルや舞台で多く活躍している薮ちゃんならではの説明をしてくれていたので、そういった点でも私の推しはこうした細やかな努力を続けていることがわかり、とても嬉しかったことを覚えている。あと、途中でカメラに写った山田涼介が発声練習を真似してくれて嬉しそうな顔が可愛かった。シンプルに。
何はともあれ、小さなことだが、遊び感覚でメンバー同士が真似し合っているその発声練習によって、少なからず発声の仕方が改善されていき、最終的にメンバーの歌唱力向上に貢献していると私は思っている。考えすぎだと、推しを過大評価し過ぎだと言われたらそこまでだが、そもそもたった一人のメンバーが行っている発声練習を真似するような、かわいらしいHey! Say! JUMPが好きなのでそんなこと言われたところで全く気にならない。私は薮宏太という人間を全面的に肯定していきたい。
薮ちゃんが舞台の仕事を頑張って、発声練習をメンバーの前でやることで、それを真似するメンバーが出てきて、結果的に全員の発声が良くなり歌の仕事だけではなく、他の演技仕事やバラエティ等でも滑舌が良くなったり、声量が大きくなり、声が聞き取りやすくなる。これがグループへの還元と言わずして何と言うのか。
結果的にHey! Say! JUMPの歌が上手くなるので箱推しのオタクとしても万々歳である。

まとめ

このnoteを書き始めたのが2022年10月6日。その日はFILMUSICのドームツアーを申し込んだ日だった。Hey! Say! JUMPを知り、ファンクラブに入ってすぐにドームツアーの申し込みが始まったのはラッキーだったし、無事に2022年12月30日のドームで初めて生の薮ちゃんを見ることが出来た。
因みにこのnoteを書き始めてから暫く放置しており、現在2023年10月16日である。一年放置している。アホか。
現在のジャニーズは様々な問題があり、Hey! Say! JUMPがデビュー曲を封印するなど、このnoteを書き始めた当初は知る由もなかったけれど、一年経った今でも私は薮ちゃんのことが大好きだ。
彼の歌が好きだし、演技が好きだし、何よりキャラクターとしての薮ちゃんが大好きだ。
これからも私は推しを応援していくし、推しが大切にしている全てのものを等しく大事にしていきたい。Hey! Say! JUMPを愛している薮宏太というアイドルが私は何よりも愛おしく、大切なので。

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