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「刈安染め」プロジェクトがスタート!

みなさま初めまして!
宮城県利府町の取り組みで始まったしなやかカフェ。
本アカウントは昨年度の1期生が”実践編”と題して、利府町の伝統文化である「刈安染め」をテーマに、具体的なプロジェクトを企画していく様子をお届けします。

今回は11月27日に開催した第1回の様子をレポートします。
利府町教育委員会の高橋義行さんを”利府町の刈安染め第一人者”としてお招きし、その歴史や簡単な染め実験を行いました。

刈安染めは”刈安草”というススキに似た植物を用いた草木染の名称で、椿からとれる媒染液に浸すと、とても鮮やかな黄色に発色するというものです。

利府町では平安時代に京のお姫様から伝えられたという伝説が地元の染殿神社に伝わっており、その歴史は非常に深いものだということがわかりました。

鮮やかに発色した刈安染め

一度は廃れてしまったという利府の刈安染め。
それを新たに掘り起こし、現代社会に適した製品にしようという受講生の意気込みが伝わってきました。

お話の後半では染めの実験を行いました。
刈安の染色液に布を浸した後、椿の媒染液に浸けると鮮やかな黄色になりました!

椿の媒染液に浸けると鮮やかな黄色に!

同様に銅や刈安に似た植物の媒染液にも浸けてみますが…椿の様に鮮やかな黄色にはなりません。

様々な媒染液を用いて発色の実験を行いました

実際の染色を目の当たりにして、受講生のみなさんはその面白みを感じられたのではないでしょうか。
刈安染めを使ったアイディアが早速ぽつぽつと出ていました。

さて、次回は具体的な商品開発に向けた作戦会議です!
どんなアイディアが飛び出すのか!

次回もお楽しみに♪

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