見出し画像

景気後退を示す景気動向指数19年7月

内閣府が2019年9月6日に公表した景気動向指数(2019年7月速報値)では「下げ止まり」を示している、となりました。

先行指数は横ばいですが、3ヶ月後方移動平均が13ヶ月連続、7ヶ月後方移動平均が14ヶ月連続の下降とかんばしくありません。

一致指数は7ヶ月後方移動平均は9ヶ月連続下降と下降傾向が続いています。

「イワタ流景気判断」を使って景気動向を改めて見てみましょう。

イワタ流景気判断とは、岩田規久男日元銀副総裁のご著書『景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)』

http://amzn.to/1CUIIec

   に書かれた景気動向を見るためのものです。

1)CI先行指数対6ヶ月前比がマイナス

2)DI一致指数が2ヶ月連続で50を下回る

これら2つを満たすと、景気後退のサインとみなす訳です。

2つの条件、マイナス、2ヶ月連続マイナスを満たしており、景気後退を示唆しています。
消費増税をしているような景気ではないと思います。

2019年9月8日の日曜討論には岩田規久男元日銀副総裁、飯田泰之さん等がご出演されるようです。要チェックです^_^

日曜討論「消費増税・米中貿易摩擦… 日本経済の先行きは」 - NHK 10月1日、消費税率が8%から10%に引き上げられます。日本経済や暮らしへの影響は?一方、米中貿易摩擦やイギリスのEU離脱をめぐる混乱など世界経済の先行きは? 

https://www4.nhk.or.jp/touron/x/2019-09-08/21/20950/1543585/


岩田規久男前日銀副総裁・藤井聡元内閣官房参与(京都大学大学院教授)からの、「2019年10月の10%消費税増税の危険性に関するコメントご提出」についての呼びかけに反応いただいた「有識者」の方々のコメントが紹介されています。

消費税増税の「リスク」に関する有識者コメント
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/190507-2

以下は、景気動向の悪化の判断条件の一部である「3ヶ月連続して3ヶ月後方移動平均がマイナス、かつ、当月の前月差がマイナス」に該当した期間をグレーアウトした図、イワタ流景気判断で景気後退を示唆する期間を網掛けした図をそれぞれ載せています。(2007/10〜2019/7)

ご関心のある方はご覧ください。

続きをみるには

残り 0字 / 2画像

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?