SHINCHI Takahiro

都内IT企業でエンジニアとして働いています。 「すべてはドキュメント( It…

SHINCHI Takahiro

都内IT企業でエンジニアとして働いています。 「すべてはドキュメント( It's All Writing. )」を信条に働くプログラマ。 plan text 大好き。コマンドライン大好き。vim 大好き。

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    旅する読書家こと福田茂孝と、ソーシャルプログラマこと進地崇裕が、 より効果的にハタラクための処方箋をテーマにzoomで遠隔録音しながらお送りするトークラジオ。 ご意見、ご感想は Twitter のハッシュタグ #sorekiyu で募集しています。

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イライラするのは甘えている証拠

イライラするのは甘えている証拠という気づきを得る。少なくともそれを表明してしまうのは表明する相手に対して甘えているからだ。 もし、その場に尊敬する上司がいるとして、そこでイライラした態度を出せるだろうか?できないはずだ。イライラを感じているからそれを出す、そう思っているが違う。イライラを出せる相手だからイライラを発生させている。相手をみてイライラを作り出したり出さなかったりしている。 もう一つ、感謝を忘れると相手が怖くなったり、不安になったり、疑ったり、軽んじたりする。あ

    • 愛するとは技術(スキル)である

      なんだか昨日は自然体ではなかった。 他者、特に部下の目にどう映るか、どう思われるかといったことが主題化することが多かった。どうもこうも、ただ突っ立って生きているだけで嫌われることもある、それが人生だというのに。 他者が私をどう思うかは他者の領分であり、私にはコントロールできないし、するべきでもない。とはいえ、こんなことはもう重々承知のうえで、それでも昨日は気になってしまった。そういう日はある。つまり、ある程度は理でコントロールできるのだが、根幹のところでは理はあまり効果を

      • 「選択と集中」のピットフォール

        「選択と集中」という言葉がある。有限のリソースの振り分け先を選択して、集中させることで事をなそうという発想だ。逆に言えば、リソースを様々なターゲットに分散させてしまうと何もなせないということでもある。 この発想は「なるほど、そうか」と思えるし、実際にリソースが発散し過ぎて何も成し遂げられない状態に陥った話を1ダースほど話せる。失敗談が後を絶たないため世のコンサルタントがご飯を食べられるのである。が、しかし、この発想には落とし穴(ピットフォール)がある。 それは、この発想が

        • Helloweenの「The Best, The Rest, The Rare」

          #はじめて買ったCD というお題で書いてみます。 私がはじめて買ったCDはドイツのヘビーメタルバンド Helloween の「The Best, The Rest, The Rare」です。 背伸びしたかった中学二年生の秋に、CDショップで買いました。中学生にありがちな「流行りのJ-POPなんてダセェぜ」という想いを胸に手に取ったこのCD。 洋楽は聴いたことがなかったし、Helloweenも当然知らない。ジャケットの雰囲気だけでいわゆるジャケ買いをしたわけです。 で、

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          なぜ独学はあまり上手くいかないのか

          尺八の稽古中に気づいたことがあります。 それは「同じことを繰り返し指摘されている」ということです。新しいことを指摘されることは殆どありません。あるとすれば成長の段階が一段アップ(レベルアップ)したときのように感じます。 ゲームでもレベルが上がらないうちは同じモンスター達とひたすら戦ってレベルアップをはかるのと同じように、同じことをひたすら指摘されて攻略を試みる、そんな構造になっているように感じます。 ここから汲み取れる知見は「足りないのは新しい知見ではなく、散々指摘され

          なぜ独学はあまり上手くいかないのか

          尺八が上達するにつれ

          尺八を(ほぼ)毎日吹いています。 本当に本当に心から下手なのですが(強調)、大好きです。 毎日吹いていると、下手なりに上達はしていくもので、気にすることが少しずつ高次なものになっていくことがわかります。 音が出ない、楽譜が読めない、リズムがわからない、音がきれいじゃない、乙甲(おつかん:音の高低)が吹き分けられない、息が続かない、息継ぎの場所がわからない、音がスラーでつながらない、情感が込められない、音の強弱をコントロールできない、etc... どれ一つとして現時点で解

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          #50 お酒をやめた!

          より効果的にハタラクための処方箋「SOREKIYU」 #50。 テーマは「お酒をやめた!」。 お酒をやめたら使える時間が増えた(夜間の活動、飲む(飲み会)時間の削減)。 代用品(ドライゼロ(アルコールゼロ飲料))の活用。 ソフトドリンクで臨む飲み会。雰囲気だけでも結構酔える。 お酒の効果逓減の法則。 配信サイト: https://sorekiyu.jp/ Author 福田茂孝: https://fukudashigetaka.com/ 進地崇裕: https://www.its-all-writing.com/ 音楽素材 BGM:フリーBGM・音楽素材MusMus: http://musmus.main.jp/

          #50 お酒をやめた!

          #50 お酒をやめた!

          #49 検討

          より効果的にハタラクための処方箋「SOREKIYU」 #49。 テーマは「検討」。 「検討」という思考停止ワードについて。 5W1Hで考えよう。 配信サイト: https://sorekiyu.jp/ Author 福田茂孝: https://fukudashigetaka.com/ 進地崇裕: https://www.its-all-writing.com/ 音楽素材 BGM:フリーBGM・音楽素材MusMus: http://musmus.main.jp/

          掃除が最優先

          仏教に「一掃除二信心」という言葉があるそうです。 掃除が経を読んだり、仏様をおがんだりすることよりも優先。最優先だという意味だそうです。 掃除が行われていない混乱した状態では自らの心が高まるわけはない、と。それほど仏道の修行では掃除が重要視されています。 確かに悩み事がある時にひたすら掃除したらスッキリして答えが見えた経験があります。逆に悩み事に囚われていたり、心に余裕がない状態だと掃除が滞って汚部屋になってしまった経験もあります。 掃除が重要なのは、フローを経験する一

          掃除が最優先

          一次導関数を正にする

          私たちは今現在成功しているかどうかで人を判断しがちです。 今、有名か? 今、お金持ちか? 今、活躍しているか? 今、etc... しかし、重要なのは今のステータスではないと私は考えています。 大切なのは、一次導関数が正であるかどうか。 どういうことかというと、成功の指標があるとしてそれをグラフにプロットした時に、その現在の傾き(一次導関数)が正であるかどうかが大切だということです。簡単に表現すると「成功しつつあるのか?成功に向かっているのか?の方が今現在成功しているかど

          一次導関数を正にする

          大道透長安(たいどうちょうあんにとおる)

          趙州禅師がある修行僧に「仏の道とはどういうものですか?」と聞かれたおりに「道なら垣根の外にあるよ」と応え、「いやその道ではなくて」と返した修行僧に「垣根の外にある道はまっすぐ長安に続いているじゃないか」とさらに応えたという故事で、「何かをなそう」と思った時に特別な道なんてないんだよ、目の前にある普通の道(退屈な道)が大きな目標につながっているんだよという意味です。 私たちは何か大きなことをなすためには大きな方向転換や環境の変化が必要であり、特別な環境が必要だと思いがちですが

          大道透長安(たいどうちょうあんにとおる)

          上流も、下流も

          システム開発、特にウォーターフォールを採用したプロジェクトでは「提案・要件定義」を上流工程、「製造(設計、実装)・テスト」を下流工程と称したりします。 そして、エンジニアのキャリアアップや人材市場などにおいては、この「上流」と「下流」のどちらを重視するのか?を頻繁に問われます。これが困るのです というのも、私は「上流」と「下流」とを比較できないし、そもそも分けて考えることはできないと考えているからです。 「下流」、つまりどうやって作るか?を知らなければ「上流」で最適な提

          上流も、下流も

          気が弱くてもシングルタスクをすれば言うべきことは言える

          気が弱くて言うべきことが言えない、そんなことありませんか? 私はそうです。 長らく、この気の弱さを治したいとあれこれ試してみましたが、結論としては上手くいかず現在に至ります。また、気の弱さは裏を返すと優しさになることもあり、そう考えるとこれは私の特徴であり、良くも悪くも付き合っていかざるを得ないものだと得心している次第です。 さて、気が弱いのはどうにもならないとして。では、そもそも気が弱いことの何が問題だったのか?を考えると、問題は気が弱いこと自体ではなく、それによって

          気が弱くてもシングルタスクをすれば言うべきことは言える

          PDCA から DDDD へ

          「PDCAをまわす」。よく言われますね。 Plan(計画) => Do(実行) => Check(評価) => Action(改善) このフローを繰り返して、向上していく。 また、最初からPlanなんてできないという派閥(?)もあり、DCAPが提唱されたりします。 Do(実行) => Check(評価) => Action(改善) => Plan(計画) しかし、私からするとPDCAもDCAPももっさりとしていてノロい。計画や振り返りが時間を取りすぎです。 現世は

          PDCA から DDDD へ

          Node.js で BigInt を取り扱う

          詳しくは上記ページをご確認ください。 JavaScript ( node.js ) において、Integer は -((2**53) -1) 〜 ((2**53) -1)の範囲の値しかとれないため、これを超える整数を取り扱うには BigInt を使います。 どんな入力があるかわからない環境においては、Integer をこえる値が渡ってくることも想定に入れておかなくてはいけません。ので、そのような状況では BigInt でパラメータを受け取ります。 また、整数値でretu

          Node.js で BigInt を取り扱う

          新しい何かが足りないのではない

          何かうまくいかないことがあった時、往々にして「何かが足りないからだ」と考えて新しいスキルや考え方、立ち振る舞いを得ようとしがちです。 しかし、大抵の場合、うまくいかないのは新しい何か、まだ見ぬ何かが足りないからではありません。今までに既に持っている数多くの問題や間違い、誤りによってうまくいかないのです。 したがって、もっとうまくやりたい、という時はフロンティアに目を向けるのではなく、足元の現実に目を向けるべきです。脚下照顧です。 自分が既に行っていることの内に原因がきっ

          新しい何かが足りないのではない