マルチチェーン vs クロスチェーン | Astar Network

8月14日、ASTAR Blogに投稿がありました。
以下がリンクとなります。

https://astar.network/blog/while-the-initiaal-development-of-d-apps-focused-on-the-39079

内容を要約+α すると、
初期のdApps開発はEthereumブロックチェーンに集中していましたが、新しいエコシステムの登場により、ブロックチェーントリレンマの解決方法が多様化しました。現在、開発者は多数存在するweb3ブロックチェーンエコシステムの中からどれを選ぶかを決める必要があります。

  • マルチチェーン: 複数のブロックチェーン上で動作するアプリケーション。しかし、異なるチェーン間の相互運用性の欠如が課題となっています。マルチチェーンdAppsは、異なるブロックチェーン上で動作するアプリケーションを指します。例えば、Ethereumエコシステムの多くのDeFiプロトコルは、Layer 2の上にアプリのインスタンスを作成し始めました。しかし、マルチチェーンの開発は、コントラクトそれぞれの状態を管理する必要があるため、コストがかかる可能性があります。

  • クロスチェーン: ユーザーがインターフェースとして使用する単一のアプリケーション。異なるネットワークのスマートコントラクトを同期させ、ユーザーに一つのアプリとして表示します。クロスチェーンdAppsは、ユーザーがインターフェースとして使用する単一の統一されたインスタンスを持っています。クロスチェーンの大きな利点は、チェーン間の隔たりを取り除くことで、すべてのデータ、流動性、ビジネスロジックを互いに組み合わせることができることです。

クロスチェーンアプリの一例としては、異なるチェーン間で資産を移動するためのブリッジがあります。しかし、ブリッジはハッカーの標的となりやすく、セキュリティ上のリスクが高まる可能性があります。

また、マルチチェーンとクロスチェーンの主な違いは、異なるブロックチェーン間での通信能力です。マルチチェーンのアプローチは、各ブロックチェーンが独自のバリデーターセットとセキュリティを維持するため、本質的に安全である可能性があります。AstarはPolkadotエコシステムの一部として、マルチチェーンdAppsが他のチェーンと通信できるように設計されています。


以上が要約(+α)でした。これをふまえると今後は

  1. ブロックチェーンの相互運用性はやはり主流に: マルチチェーンとクロスチェーンの技術が進化する中で、異なるブロックチェーンエコシステム間の相互運用性が主流となるでしょう。これにより、ユーザーは異なるブロックチェーンネットワーク間でシームレスに移動し、トランザクションを行うことができるようになります。

  2. セキュリティの強化: クロスチェーンアプリ、特にブリッジのセキュリティリスクが明らかになったため、我々はこれらの技術のセキュリティを強化する取り組みを強化するでしょう。新しいセキュリティプロトコルやツールの開発が進められることが期待されます。

  3. Polkadotエコシステムの拡大: Astarとしての位置付けを考えると、Polkadotエコシステムのさらなる拡大と進化が予測されます。特に、マルチチェーンとクロスチェーンの技術が組み合わされることで、新しいタイプのdAppsやサービスが生まれる可能性があります。

  4. エンドユーザーの利便性向上: 今後の技術の進化は、エンドユーザーの利便性の向上を目指すものとなるでしょう。ユーザーは、異なるブロックチェーンネットワークやアプリケーション間での移動やトランザクションを、より簡単かつ迅速に行えるようになることを期待しています。

Stake technologies社としても、このような未来のビジョンを実現するための技術開発やパートナーシップの拡大に引き続き注力していくんでしょうね。

応援しています!


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ここから個人的なお話なのですが、WEV3(仮)という吹奏楽向けのプロジェクトのアイデアがあります。
演奏者、演奏団体、作曲者、聴衆、メーカーなど…
う〜ん、そうですねぇミッションとするなら、
「トークンエコノミクスによって吹奏楽にかかわるすべての人々の活動の持続可能性を実現する(仮)」てとこでしょうか。
まぁなんで吹奏楽だけなんだっていう感じですが、吹奏楽に愛着がありますし、人口を考えたらまずは妥当かなと。ASTRのマス層へのアダプションという面も。
興味ある方がいましたらご連絡ください。


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