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2018年の個人的な技術振り返り

年末の新幹線が暇なので今年の技術的な振り返りでも。

Twitterを遡ると、今年の初めは仕事では一時的にiOSを離れてAndroidをやっていたらしい。
すでに全くAndroidの知識は抜け落ちているが、他のOSや言語で業務としてきちんと開発できたのはよかったです。
新しい環境に入って行くときにペアプロが効率的なことや、TDDにまつわる知識は言語が違っても活かされるということも身を持って実感したので行った意味はあったかなと。
DroidKaigiに行かせてもらったり、そのとき興味を持ったFlutterも触ってみたりとiOS以外の知識も多く得られた時期だったように思います。


2~3月くらいはフリースタイルダンジョンにはまって、HIPHOPばっかり聞いてたんですが、その影響をもろに受けて結果作ったのがこれ。

Dopenessは日本語の文章を解析して、韻を踏んでる箇所にスコアをつけることができるライブラリです。
日本語の韻解析はすでにrhymerっていうOSSがあったんですが、そちらは名詞のみに対応していたので、Dopenessでは述語も含めた文のまとまり単位で韻の解析をできるようにしました。
NgramとLebeinstein使って、母音の類似度と韻を踏んだ文節の近さからスコアが出ます。
作ってるときは、プログラムがどんどん韻を理解していくようになるのが結構おもしろかったんですが、ライブラリにした段階で満足してしまいました。Swiftとかで書き直してみるのも面白いかもしれない。


夏くらいにはiOSに戻ってきてたんですが、今年1番デカかったのはやっぱりWWDCかなぁ。
iOSアプリ開発者としては一度はいきたかったのでとても楽しかったです。
世界中のエンジニアがいて熱気がすごかったし、発表されたばかりのOSの内容についてすぐに聴けるのがいいですね。
ただ英語力がないとラボでAppleのエンジニアとスムーズにやりとりできないので、英語勉強しなきゃなという気になりました。
数年ぶりの海外だったんですが、行きのトランジットミスって航空会社のおばちゃんにネゴったり、
カジノでブラックジャックやって一瞬でスったり、UberとLyft最高!ってなったり、とにかく色々あって楽しかった。


今年は副業も始めた年で、夏頃にiOSのお仕事とWebのお仕事2つやりました。
ひとつはiOSアプリのアドバイザー的なポジションで、実現したいことをヒアリングして実装方法を提示したり、
技術的にはこうしておいた方が後々良いですよー、という感じでアドバイスしてました。
Webの方はReactとReduxでレスポンシブなWebページを作ってました。js久々に触ると新卒の頃のつらみを思い出して懐かしかったですw
たまには他の言語に触れるのも大事だなーと思いました。


秋頃にあった技術書典も大きいイベントだったな。
「触って学べる!iOSテスト駆動開発」というテーマで、技術本を初めて書いて色んなひとに読んでもらえた。

おかげさまで、技術書典後もコンスタントに売れていて、今合計で180冊くらい売れてます。(共著だし印刷代など経費引くとお金としてはそこまでです。)
自分はあんまり勉強会とかで登壇してきたタイプではないので、誰やねんこいつって人も多いとは思うけど、ちゃんと完売することができてよかったです。
技術書の内容よりも、Re:VIEWのセットアップとか製本前のPDFの諸々の作業とかの方が大変だったので、この経験を1回で終わらせないように次も何か書きたいなーとは思ってます。


秋頃からはiOSのチームで基盤改善的なことをやってて、主にいろんな画面をSwift化したりしています。
いま携わってるアプリはかなーりレガシーなので、危ないコードも多いんですよね。最新の環境に持って行って、安全かつ高速にプロダクトを磨いていけるようにしたいなと思ってます。

直近の個人の開発では、Swiftでデザインをあてるときに快適にコーディングできるApplyStyleKitというOSSを公開して、はじめてGithubのSwiftトレンド入りしたりしました。
ちなみに、cocoacontrolsを始め、awesome-iosやawesome-swiftにも登録して、Mediumで英語の記事も書いたら海外から結構Starついたので、次なんか作った時もこれでいこうと思います。

(11位にいました。結構嬉しかった。)


こうやって振り返ってみると、思ってたよりは1年で色々あったなぁという感想。
来年もこうやってnoteに書くことがあるように頑張っていきたい。
お仕事のご依頼などもお待ちしております。

それでは良いお年を。



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