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海外VCにピッチを行う上で参考になったこと

San Franciscoに住むVCに事業をプレゼンする機会があり、参考になったことを共有しようと思います。



ピッチ資料の作成

プロダクトの説明はピッチ資料を作成して行いました。
スライドの内容は、
Problem: ユーザの抱える課題
Solution: 課題の解決策
Market validation: 売上などの情報
Market size: 狙うマーケットサイズ
Product: プロダクトについてデモ動画や画像など
Business model: どのようなビジネスモデルなのか図など
Market adoption: 競合との違いや差別化について
Competition: 競合や競合との相関図
Team: チームメンバーについて。名の知れたVCから出資を得る上ではメンバーの専門性や学歴も重要視される。
Press: プロダクトをローンチしているのであればプレス情報も合わせて載せる。
Testimonials: 実際のユーザーの声などを載せる
Financial model: プロダクトの収益性について記載する

有名startupのピッチ資料まとめ


VCからの実際の質問内容

実際に質問された内容:
Your Busienss ideas?
Your best approach is to?

Who is your customer?
What problem are you solving for them?
Who are your competitors?
What makes your approach unique?
Why would a customer choose you vs. the competition?
What is the market size?
What is the estimated number of users?
What is business model?

1.Clearly define your target market.
2.Determine what problem they have and how your product solves it better than the competition.
3.Test your product with that target customer. Does it work? Does it solve their problem?
4.Determine how to monetize it. What will the customer pay for the product?
5.Market your product to the target audience by understanding how to get in front of them - via direct sales, marketing, social, distribution via partner companies, etc.


最後に:SFで海外で事業を行うことへのアドバイス

想定していた回答としては、こちらに来た方がチャンスがあるよという反応でしたが、VCとしてはSFは人件費や治安などが悪化しており、人の採用も難易度が上がっている。物価の上昇や現在はリモートワークが主流になっており、エンジニアは世界から採用が出来るので必ずしもSFにいることが必須ではないという反応でした。これは私の予想を反するものでした。想定では、こちらに来ればVCも多くチャンスがあるという反応を期待していたのですが全く違うものでした。

ですが、AIスタートアップにおいて、ファウンダーとの繋がりや、ミートアップeventへの参加、ハッカソンやAIイベントなどは依然としてSFで行われており、人脈や可能性を広げるやチャンスがあるという点ではSFは適していると説明を受けました。

私は日本に住んでいるのでVISAや時差の問題などもあり、SFで何かをするには適していないのではと言われてしまいました。それでもSFでStartupや事業を行いたいのであれば、プロダクトの開発と検証は日本である程度行い、海外へと広げる。海外で事業をするのであればそこに住む共同経営者や事業をサポートしてくれるパートナーを見つけてからにしろとアドバイスを受けました。

ビジネスアイディアについては、アイディアがまだ曖昧なのでターゲットと課題を絞り、フォーカスにするようにとアドバイスを受けました。
自分自身でもアイディアが曖昧な実感があったので、ターゲットと課題を明白にし、プロダクトの開発を進めていきたいと思います。


VCからのピッチ後の想定質問集: 

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