『Tokyo 7th シスターズ 6+7+8th Anniversary Live Along the way』の最後を見て(2023/5/5 追記

注意
※Instagramのリンクは、note上では表示されないので、ログインしてご覧ください。

2022年12月某日の横浜にて。ナナシスのライブ。ライブタイトルは本稿のタイトルにある通りだ。私の参加経緯などを詳しく書く紙幅はないので省略する。
そして今回はライブ全体について語る紙幅もない。ただただ、最後について語りたいため、本稿を記述する。
また、主観ながら、水瀬いのりさんと渕上舞さんの関係性については、特に水瀬いのりさんファンから言及されることが少ないように見えるため、またこれも後世に残す記録の一つとして残すものとする。


はじめに


最後の演者たちがはけていく中、記憶が正しければ水瀬いのりさんと渕上舞さん、つまり「ニコミト」はステージの中央に立っていた。
と思うと、手を繋ぎ始めて、どっちが先だったか。
マイクは使わず、肉声で支配人の皆さんに対して「ありがとうございましたー!!」と二人で叫んだのだ。その後は決めポーズのタイミングであったろうか。
片方が決めポーズをすると、もう片方は両手を使って決めポーズしてる方を「見てみて〜!」と注目させるようなやつをするのだ(こういうのをなんと呼称するのかはわからない)。
そして、おそらく最後に二人仲良く手を繋いで退場へと向かっていき、その退場する瞬間また支配人たちへと振り向けば、二人同時に投げキッスを投げたのである。


これは、私の知っているものであれば「ニコミト」というよりは、「水瀬いのりさんと渕上舞さん」。ミトだったらあんなに愛くるしい笑顔での投げキッスをするであろうか。しないこともないのかもしれない。
キャラクターを重視している支配人の方が本稿を読んだら、「いやあのライブはキャラだよ!」と怒られるかもしれない。
しかしながら、私の中で感じたのは中の人の感情もあるということ。
私が勝手に呼んでいる「まいいのり」というものだ。
この二人の仲の良さを感じられるものである。

とある筋からは、終演後、水瀬いのりさんはどこかの媒体(おそらくファン向けの媒体か)で、このユニットのことを「隣を見れば友がいる」と言っていたなどと聞かされるし、

渕上舞さんもこのように仰っている。
確実に彼女らが「仲間意識」。強い絆で結ばれていることがわかる。
特に水瀬いのりさんと渕上舞さん、「ニコミト」に関してはすごくそう思うのである。

Instagramのこのいのりちゃん、2枚目の写真にて渕上舞さんに角を立てている。どんだけいじるのか。よく知るファンによると「この人にならなんでもして良いと思ってる人のことはだいぶ好きだよ」とのこと。そう見えるらしい。

さてそう思えば、彼女らにはどんな縁(えにし)が見られるのであろうか。
少し振り返ってみたいと思う。
ナナシスとして活動していた頃の、これまでのライブのことを語る必要はあるまい。
それについては発売されているBlu-rayなどを各々確認してほしい。

水瀬いのりさん視点で

水瀬いのりさんといえば、ナナシスの中では大西沙織さんと加隈亜衣さんとの仲が窺えるのである。


今回もこのようなツイートをされているので、その仲というのは言わずもがなにわかるというものである。

さて、数年前に水瀬いのりさんはこんなツイートをされている。

もう3年前ともなるが、いのりさんがガンダム作品に出演された頃。
共演として加隈亜衣さんと渕上舞さんがいらっしゃる。
そんな中にこのツイート。
確実に、仲の良い、縁(えにし)があるその序列の中に、おそらく先に挙げた大西沙織さん加隈亜衣さんという仲の良いナナシス共演者に、渕上舞さんを同列格として扱ったということである。

また水瀬いのりさんはナナシスのライブの中で渕上舞さんの持ちネタである「渕上舞だよ〜」をすることに定評がある。
支配人たちが全員渕上舞さんになってしまう伝説のライブもあったが、それ以降ほぼ渕上舞だよ〜の挨拶は定例だし、なんならいのりちゃんもだいたい渕上舞さんになっている。今回のライブでも「水瀬いのりさんが渕上舞さんになった」と聞く(残念ながら私はそれを今回確認できていない)。

さて、そんな水瀬いのりさんの「渕上舞だよ〜」ネタ。
ナナシスだけの話かと思いきやそういうわけではない。
これも4年前ほどに遡るか、同じく両者共演で、またキャラ同士もニコミトほどとは言えないまでもどことなくタッグを組んでるかのような関係性が見える作品『刀使ノ巫女』というアニメがある。
その作品の生放送、彼女らのキャラクターが「親衛隊」というものに位置付けられていることから「親衛隊生放送」というものがあった(当時の放送の名前があやふや)。
いかんせんもうアーカイブがあまり残っていないので確認も難しいが、生放送の後半で「王様ゲーム」からの「夜見(舞さんのキャラ)を讃える歌」を作るという展開が起こった。
それに巻き込まれたいのりちゃんであるが、内山夕実さんと共にこの歌を即興で作成(思えば内山さんもお二人と縁の深いものである)。
当初は「夜見を讃える歌」だったのに対し、どんどん「渕上舞」という単語が現れ始めた。
その歌の最後が「まいだよー、まいだよー、渕上舞だよー」という歌詞になっている。
渕上舞さんはめちゃくちゃ恥ずかし笑っていた。

おそらく、この辺りからいのりちゃんの「渕上舞だよ〜」ブームは加速しつつあるように見える。多分、水瀬いのりさんにとって「渕上舞だよ〜」はかなりのお気に入り語録である(某ダジャレ声優も楽屋だかで渕上舞だよ〜をやったとかやってないとか)。

加えて言えば、水瀬いのりさんの『MELODY FLAG』という文化放送のラジオにても、「渕上舞」という単語は"ちょいちょい"出てくる。
昨今のご活躍もあり交友関係の広い水瀬いのりさんであるが、ラジオの当初から「まいさん、まいまいさん、渕上舞さん」と、ちらほら話題にしていたようである。
気になる町民の方は


こちらのチャンネルに同ラジオのアーカイブがあるとのことなので、チェックしていただきたい。


なお、同ラジオ31旗の16分あたりで、いのりちゃんよ「渕上舞だよ〜」に関するコメントが見られるとのこと。

渕上舞さんの視点で


さて、次に渕上舞さんの視点から振り返る。
共演作品で主だった出来事としては、先に述べた通りであるが、渕上さんご本人のTwitterのツイートにどのようなものがあったであろうか。


(もう何度もこのツイートを引っ張り出している)
これももう4年前近くになるが、渕上舞さんのミニアルバム『Journey&My music』の発売日が、いのりちゃんのシングル『Wonder Caravan!』と被っていたことがあった。
発売日が一緒ということで、タワーレコード渋谷店にて上述の画像のような販売展開がされたわけだが、店舗巡りをしていた渕上舞さんが、それを見てこのように呟いたわけである。
レーベルも違う同業者に対し、ハッシュタグまで使ってでも相手のCD名を宣伝してあげるというところに渕上舞さんの良さを感じていたが、いま思うと、いのりちゃんへの愛情もあったのではないだろうかと思っている。

なぜそこまで言えるかというと、もう今は放送されなくなってしまったが、超A&G放送のご自身のラジオ『渕上舞のとりあえずまぁ、話だけでも』の公開録音イベントにおいて、「一つの教室の席順をどうするか渕上舞さんが決める」というコーナーがあった。
縦3列、横3列、3×3の席順なのであるが、舞さんは窓側中央をまず選んだ。前にあんまり出たくないから、と言っていたはず。
その次にくじで、誰が出てくるかを引く。このくじには実在の人物や架空の人物が存在する。
そこでまっさきに引いたのが…
「水瀬いのり!いのりちゃん!いのりちゃんだって!」という舞さん。
会場、いのりちゃんファンが結構多いので大爆笑だったのである。
それはさておき、舞さんがいのりちゃんをどこに置いたかというと、自分のすぐ後ろに置いたのである。
「いのりちゃんな~、いのりちゃんも前行きたくないって言いそうだからなぁ…」と言って、自分の後ろに置く。
個人的にはここがポイントで、おそらく別の人物が出てきていたら、舞さんは後ろに下がっていたのではないかと思う。
しかし、それでありながらいのりちゃんを後ろに置かせたあたり、「自分が守る!」という意志をそこはかなとなく感じてしまった。
それは多分ただのこじらせオタクだと思うけれど。

だが、驚異的な発言はその後であった。
ある程度席順が決まり、男子などがなぜか教室側に寄られていくのである。
真ん中最後席が空白だったか、最後に井口裕香さんを引き当てたのだ。
しかし舞さんは、ゆかちをそこに置くのがどうかと一瞬考え、教室側にいる田丸篤志くんとのチェンジを検討するのである(だった気がする)。
しかし、隣はいのりちゃんである。
そこで舞さんは考えてこう言った。
「なんか・・・なんか、いのりちゃんの隣に男を置きたくない…」
会場は大爆笑。拍手喝采。司会のラジオ作家さんも「…ファン目線ですか?」と思わずコメント。
もちろん、田丸くんは悪い男じゃない。

結果的に「いのりちゃんの隣に男を置きたくないパワー」が発動し、ゆかちがその席に座った。
ちなみに舞さんの前は沼倉愛美さん、隣は生天目仁美さんという、どことなく「渕上内閣」ってこんな感じかなと思わされる陣立てである。

とにもかくにも、このような様子から渕上さんからも、いのりちゃん愛が感じられるのである。
というか、ただのファンである。

その他であると、同ラジオにて、だいぶ前の話であるが
2018年頃の夏だったか、舞さんが自分で前髪をカットしてぱっつんになってしまったような話がある。それはそれでよいカットで、確かRainbow PlanetのMVの時がそのカットだったはずなのだが…

1年だか2年してその話が持ち出された際
いのりちゃんに「舞さんあの髪型またやらないんですか!?似合ってましたよ!」みたいなことを言われたという話があった。
それを恥ずかし笑いながら話す舞さんであった。

ちなみに、渕上舞さんのラジオで出てくる声優さんのお名前、割と複数回出てくるのは、沼倉愛美さん、水樹奈々さん、茅原実里さん、山村響さん、えみつん、井口裕香さん、そしておそらくこの水瀬いのりさんなのである。
多分、結構少ない方なのである(放送が終わる直近だと山下七海さんも多かったであろうか)。


おわりに


こんな記事を書いていたら、ツイッターの通知が鳴った。
曰く、渕上舞さんがこんなツイートをされたという。

本稿冒頭の引用で、この六人が集まれたことを「奇跡」と呼んでいる。
それはいのりちゃんだけに限らず、ほかの4人も取り巻く環境が変わっている。そういった様々な事情がある。
そんな中で、集まれた奇跡。
実をいうと、渕上舞さんは今回のライブ出場直前に新型コロナウイルスに感染している。
しかし、「最短で治す。」とツイートされて、見事に治して出演されている。
その驚異の力にはひれ伏すばかりであるが、思えばこの「奇跡」を実現したかったから、もう集合できないかもしれない悲しさ、くやしさ、焦りなどの思いもあったからなのかもしれない。
だからこそ必死に1週間で治されたのかと思うと、涙が込み上げてくる。
そして実現できた「奇跡」。
いつものナナシスライブであれば、最後の退場は「ニコミト」で締めることは行わなかった気がするのだが、それをあえて「ニコミト」で行ったというのは、そういうことなのかもしれない。
だからこそ出演しなければならなかった。

それが実現できたからこそ、そして最後の締めくくりを行った、それを一緒にしてくれた、したかった相手に対して「ありがとうがいっぱい!」と言った(引用ツイート)のではなかろうか。
ナナシスの某エピソードも少し匂わせるようなものもあるが、中の人たち本人自身もキャラたちと同じくらいの感情を持っていたのではないかと、そう感じさせる。


個人的な予想では、本当にもうこの集まりは、もうできないのかもしれない。ナナシスというコンテンツの現状もあるが、それ以上にこのユニットの声優陣事情もある。
ちなみに、水瀬いのりさん自身、だいぶ忙しいため、おそらくこの集まりには一番顔を出せないのではないかとみている。
そんな寂しさ、悲しさがが見て取れる。
ライブ中、舞さんが挨拶の際に、感染したことでお騒がせしたことを謝罪していた。それに対して、隣のニコル役を務める彼女は「おかえり~~」と嬉しそうに話していたのである。そのほか、MCで舞さんが噛んでしまったときも「ミトが笑った~~!!」などといじるなど(割と、それこそ先述の『刀使ノ巫女』でも舞さんをいじっている気がする)

もうこの集まりは本当にないのかもしれない。
でもできれば集まってほしいというのは私も同じ思いである。
そして、ここからはただの私の欲望であるが、
できれば舞さんといのりちゃんんで語り合う様子が見たい。
わたしのnoteを見ている人はご存知のように、私はもともと水樹奈々さんのファンである。
そして舞さんといのりちゃんは、もう水樹奈々さんを目指すことはあきらめたものの、どこか「奈々さんの魂を受け継ぐ」二人である。もちろん、二人とも生粋の奈々さんファンである。
『DEATH NOTE』という作品があったが、そこに登場する「L」の後継者。ニアとメロなんていうキャラクターたちがいたが、ある意味それに近いような気もする(たとえが微妙でダークな作品を持ってきて申し訳ない)。

そんな二人のトークは、改めて聞いてみたい気もするし、また一緒に歌ってほしい。ライブでなくてもよい。
むしろ本業たる声優としての朗読劇を共にしてくれるほうがいい。
でも、渕上舞さんがご自身で企画しているオンラインライブ「まいのうた」のゲストに登場してほしい、なんていう気持ちもある。
実現性は低いので、もしスタッフの方がこの記事を読んでいても、そんなに無理してスケジュールを合わせようとされなくてよい。

とにもかくにも、必ずしも最後の集まりというわけではないが、このご時世ということもある。
本当に今回が、最大最後のチャンスだったのであろう。
それを実現するために復帰してくれた渕上舞さんに感謝。
迎え入れて、一緒に挨拶をしてくれた水瀬いのりさんに感謝。
それを沢山のペンライトと拍手で迎え入れた支配人さんたちに感謝。
このライブを実現してくれたスタッフさんたちに感謝。

私は、ここ数年で一番、涙を流している気がします。

おわり
(と言いつつ、まだツイッターに爆弾が投下される気がするので、それがあり次第、追記するかもしれません)




追記
ナナシスとは関係ないですが、ちょっとだけこの画像らを置いておきます。
※下のInstagramのリンクは、note上では表示されないので、ログインしてご覧ください。いのりちゃんのキツネのお面を被った姿。
既視感があるとかないとか、あれ?舞さんも…だとか。
皆までいいません









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