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なぜ指導者は「誤魔化す」を実行してしまうのか

こんにちは、守屋です。

ときに指導者を含め、人を教える立場の人間は「誤魔化す」を使用することがあります。それは小さなことから大きなものまで様々ではありますが、誤魔化された側に残るのは不信感ではないでしょうか。

「誤魔化す」が発生する状況はどんな時か

例えばあるサッカー指導者が、子供から真剣に何度も

「ねぇコーチ。どうしたらメッシのようなドリブルとシュート力を身につけることができるの?」

と聞かれたとき指導者は、

「それは沢山練習をすることでメッシのようなドリブルとシュート力を習得することが出来るようになるよ。」


と、言われた子供はさらに、

「じゃあその練習は具体的にどんなことをすればいいの?」

と深く突っ込まれたので、

「一日一日を大事にすること。コーチのいうことを良く聞くこと。そして言われたことはちゃんとやること。いいね。」

と子供に具体的な解決策や練習方法を伝えずに終わりました。

子供がメッシになることは不可能ですが、個性を生かしたオリジナリティー溢れる選手になることは決して難しいことではありません。

しかし、コーチは具体的な内容を聞かれて困ってしまい話すをそらすように誤魔化してしまいました。

なぜ誤魔化してしまうのかを考えてみると、

・知識不足
・威厳を維持したい
・コミュニケーションが常に一方通行
・成長では無くその場の結果にフォーカス

というのがあるのではないでしょうか。

・知識不足

まずは指導者側に知識が不足していることによって、具体的な指示が出せなかったり意図を説明することが出来ないというのは会社組織でも上司の立場では良くある話です。

・威厳を維持したい

こちらも知識不足から連動するかのように、上の立場という自分を意識しているためか威厳や権力を誇示したいがために誤魔化してしまい、「とにかく言われたことを素直に実行しろ。」という言葉で片づけてしまうことが多くなります。

・コミュニケーションが常に一方通行

子供や社員の理解度や浸透度は関係なく、指導者や上司からの一方通行からのコミュニケーションによって有無を言わさぬ状況を作ってしまいます。

もし伝えたことが間違っていたとしても、「そんなところばかり気付くのか。」と言わんばかりに声を大きくして誤魔化してきます。

・成長では無くその場の結果にフォーカス

本来であれば指導する立場の人間は、子供に対して成長してもらうことが役割のはずが、いつの間にか自分が結果にフォーカスしてしまうことで子供への成長は後回しになってしまいます。

その為に間違っていることは認めず、意見を言ってくる人間には「自分ルール」があることを伝えて誤魔化そうとしてきます。

「誤魔化す」の反対語を「誠実」とするのであれば、誠実は正しい答えでなくても良いと思っています。

それは指導者であっても上司であっても分からないことは分からないと伝えること、そして何を本当に伝えたいのかをちゃんと言葉にすることが重要であり正しいことを言えばいいものではないと思っています。

ぜひ、何かを誤魔化してしまおうと思った瞬間には、一度自分の心と向き合い誠実な答えを出すように心がけてみると良いかも知れません。

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