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【JFL】上位対決、FC大阪vsラインメール青森は両者譲らずドロー


JFL1st第14節(18日、FC大阪0-0ラインメール青森、ヤンマースタジアム長居)勝ち点26で並ぶ両チームは無得点のまま、勝ち点1ずつ分け合う形となった。


FC大阪は前半からラインメールの高いディフェンスラインの背後を狙う意識を徹底し、ロングフィードからのこぼれ球を拾いシュートに持ち込む戦い方で相手陣地に攻め込む。


しかし、今節まで10失点と言うコンパクトで完成度が高いディフェンスラインでラインメールも決定的な攻撃をさせず、前半はFC大阪が攻め込むも決めきれず、ラインメールとしては守り抜いた前半となった。

とっぴー(左)もずやん(右)


両チーム、メンバー交代は無く後半がスタートするとラインメールは少しずつ守備から攻撃へのシフトしだし、相手陣地に攻め込みCKを多く作るが決めきれない状態が続く。


FC大阪は攻撃に変化を作る為に、15分に21番の江坂に変え6番のジュニーニョを投入。24分には7番木匠を下げ11番の川西を入れて得点を狙う。


FC大阪は攻め込まれながらも、カウンターで何度も決定的なシーン作るも最後の場面で相手の守備陣に阻止されゴールを割ることが出来ずに、両チーム無得点のまま試合終了。勝ち点1ずつを分け合う結果となった。

61分 14番村瀬→17番赤松(ラインメール)

62分 21番江坂→6番ジュニーニョ(FC大阪)
70分 7番木匠→11番川西(FC大阪)
81分 17番高橋→10番四ケ浦(FC大阪)
83分 8番高瀬→22番ジュニーニョ(ラインメール)
90分 4番高橋→13番赤松(ラインメール)

観客数 691人


【試合レビュー】

お互いに上位に位置付けているチーム同士と言うこともあり、自分たちの戦い方と言うのを徹底しているなと感じた。


FC大阪は相手の背後を徹底的に狙っていき、そのこぼれ球をしっかりと広いシュートまで持っていこうという攻撃の意識が全員に感じられた。


逆にラインメール青森は「きっちり守りから入ろう」と言う意図が外から見ていても明確に分かるほど、完成度が高いディフェンスラインで相手の攻撃を防いでいた。リスクは最小限に、つまらないボール回しでミスしてしまう恐れがあるならシンプルにFWのターゲットにボールを送り込んでいくという形だった。


前半の戦い方を見ていると、どうしてもFC大阪は前半で1点が欲しかったが決めきれず、ラインメールは「裏に走らせている」と言う主体性のある守備で守り切った部分を感じ取れた。


後半はラインメールも攻撃に転じ、後半だけでCK6本、セットプレーも多かったという場面を考えると、セットプレーの工夫もセカンドステージを負けない戦いをしつつも勝ちを取りに行く為には必要な修正点かもしれない。


FC大阪は固い守備を崩すのに、背後を狙う、カウンターのみで決めきれないときにどう攻撃のバリエーションを増やすかが課題になりそうだ。


ジュニーニョを投入したものの、ボールが頭上を通り越していきボールを触る回数が少ないために、目立つプレーが出来ずに終わってしまい生かしきれていない印象を持った。


両監督の試合後の表情からFC大阪は堅い守備に対してどうしても勝ち切りたかったと悔しい表情で、ラインメールは得点力のあるFC大阪の攻撃陣に対し守り抜いた勝ち点1なら悪くはない。と言う対照的な印象を受けたがまだまだ成長が感じられる両チームに今後も目が離せない。

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