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鹿島スタジアムの打ち出すノンフットボールビジネスの可能性

こんにちは守屋です。

先日、こんな記事を発見しました。

鹿島アントラーズは、8月11日から12日にかけてクラブ初となるスタジアムキャンプを実施した。家族連れを中心に54組166人が参加し、ピッチ上に張られたテントで宿泊。いつも選手たちが戦う戦場で、ボールを蹴るも良し、星空を見上げながら過ごすも良し、思い思いの一夜を過ごした。 鹿島スタジアムキャンプに潜入取材。ピッチ上に泊まり、星を眺めてみた。

特別な空間で過ごす、非日常と興奮

記事では鹿島スタジアムのピッチ上で張られたテントで宿泊(スタジアムキャンプ)が実施。

プロサッカークラブとして川崎フロンターレ(陸上トラック)、コンサドーレ札幌(ウォーミングアップゾーン)という事例を挙げ、初めて芝生の上でキャンプをしたとのこと。

参加者は思い思いにピッチ上で寝転んだり、選手が使うロッカーのシャワーを使ったりするなど、非日常を体験したという内容です。そして実現した背景に芝の張替えがあったという内容でした。

アントラーズの第4の柱、ノンフットボールビジネス

以前にも書きましたが、WBSで芝ビジネスに関してガイナーレ鳥取、鹿島アントラーズが特集されていました。

WBSで放送されたJリーグクラブが挑む“芝ビジネス”(ガイナーレ鳥取・鹿島アントラーズ)について

鹿島アントラーズFC 鈴木秀樹取締役は放送の中で、

Q平日はあまり使わない
鹿島アントラーズFC 鈴木秀樹取締役
A「年間100試合くらいやるが200日くらいは使っていない」
「(スタジアムの)稼働率を上げないとビジネスとして成り立っていかない。稼働率を上げるためには芝を変えていく。」

という状態から「ターフプロジェクト」を発表しました。

「短納期でターフを張り替えるビッグロール工法や独自の養生技術を新たに確立させ、芝のコンサルティング事業に取り組んでいる。芝が傷めば張り替えればいい。根本的な発想の転換によって、試合の前に一定のメンテナンス期間を設ければ、確実な回復を計算できるようになったのだ。」 鹿島スタジアムキャンプに潜入取材。ピッチ上に泊まり、星を眺めてみた。

今回のスタジアムキャンプもターフプロジェクトによって実現し、さらに多くのイベントをスタジアムで行っています。

週末に開催される試合以外での収入源を確保するノンフットボールビジネス。という第4の柱としてビジョンを記事として書かれていました。

サッカークラブに求められていることへの変化に、アクションを起こすアントラーズ

サッカークラブに求められることの一つに「目に見えるピッチでの結果」というのは今も昔も変わらずあるものです。勝利ほど嬉しいものはありませんが、それは一部のクラブを除けば再現性がかなり低いものです。

そしてその勝利という再現性が低くても安定した収益を維持するためには、文化としてサッカーが根付いていなければ可能性はより低くなります。

下位カテゴリーでも何万人が毎週のようにスタジアムにイベントも無く、試合だけを観戦することが文化になっている国と日本は異なります。マスコットを観に来る人、試合中の選手の表情を追っかける人、スタジアムグルメが楽しみで来る人など様々です。

SNSで拡散されるであろうことを視野に入れたイベントなどを実施するクラブなど、スタジアムに自分だけの発見を求める人が増えてきました。

たしかに応援しているクラブが勝利することは嬉しいことです。ですが、それだけではクラブとして不確定要素が強く収益の安定には結果として繋がりません。

そこでアントラーズが打ち出したノンフットボールビジネス。そこには試合が無い日でも「いつスタジアムに足を運んでも楽しみがあるスタジアムだよ。」という新たなサッカークラブの在り方を示しているように感じました。

そこには鹿島アントラーズが所有する資産を負債にしないため、収益となる種が隠れているのであれば芝生ビジネスを含めて、抜本的に「そもそも…」という既存のものに疑問を抱き、常識を疑い進化することへ臆することなく挑戦する姿が垣間見えました。


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