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最初に決めたことから、ブレて良いこと悪いこと

こんにちは守屋です。

あるサッカー選手は、現役を続けながらあることを考えていました。


「俺の地元にはサッカーを楽しむ環境が整っていない。そのためにもサッカーが楽しめると思うサッカークラブを作り、最終的には下部組織も含めてサッカーが地域に根付くようにしたい。」


覚悟を決めたサッカー選手は26歳という若さで引退し、自分でチームを作ることを決意しました。


資金繰りや地域リーグ、紆余曲折ありながらもなんとかJFLというJリーグの一歩手前まで辿り着きました。


そんなとき、大手企業から声がかかりました。それはスポンサー契約をする代わりに、多くの外国人選手を獲得してJリーグに昇格する前から話題作りをしようということでした。


選手兼代表取締役として活動していた彼は迷いました。確かに経営面を考えれば話題作りは必須であり、その流れでJリーグに参戦すれば集まる人数もけた違いになるはずだと。

彼は大手企業とスポンサー契約を結び、外国人選手を次々と獲得しました。しかしチームの順位は上位に食い込むこともできずにいました。


それはチームが結成当初から大事にしてきた攻守にわたる連動性が欠けてしまったこと。それが原因の一つにありました。


外国人選手は守備ではサボり、攻撃の際には個人技で局面を打開しようとするあまり、加入当初は得点を量産したものの、相手に対策をされ始めてから得点も奪えずにいました。

チームの順位が下がるとともに、観客も減ってしまい最終的に降格が決まり、再度地域リーグからのやり直しとなってしまいました。

もちろん大手企業のスポンサー契約は解除され、資金繰りも苦しくなってしまいました。


最初に決めたこと、変えて良いこと悪いこと

誰しもが最初に決めたビジョンが規模が大きくなれば、甘い誘惑に引き込まれ我を見失うことがあります。


ベンチャー企業の創業者は、当初は厳しい業績に四苦八苦していたものの、軌道に乗り出した途端に多角化経営に手を出して、失敗の連続によって赤字になってしまう。


似たようなことが、どんな規模でも行われていることかと思います。最初に決めたことからブレだして、色んな事に手を出すと必ずといっていいほど失敗します。


なぜなら自分が理解がある、わかる範囲を超えてしまい戻る原点を失ってしまうからです。本業とは別に、失敗が前提で行われることであれば問題ないかも知れませんが、本業の路線が変更されれば、既存の顧客は離れていくのは当然です。


ただし、変えて良いこともあります。それは時代に合わせたアプローチの仕方や、根本にあるものを変えずに形を変えること。それは時代のニーズにマッチすることを意味します。


「そんなの当たり前だろ。」

と思う人もいるかも知れませんが、世の中には目先の売り上げや、クラブチームの勝利を優先するあまり、本当に大切にしなければいけないものを手放してしまう組織、人が大勢います。


ぜひ自分の根本には何があり、何を大事にしているのかは定期的に振り替えることをお勧めします。

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