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V. ソフロニツキー スクリャービン

綾部(以降あ):今日は最初に三曲40代になってからの曲なんですが、3番目にかける曲が僕が一番好きな曲です。この曲だけ繰り返し聴いてます。「炎に向かって」というタイトルもいかにも黒魔術的な感じでね。素晴らしいですね。

若木(以降わ):光をぴかぴかしながらやってた人ですよね。

あ:そうそう。

わ:そういうことをやっていたのが曲からはあまり感じられないんです。黒魔術でタイトルも炎なのに、赤とか青の電球ぴかぴかって。

あ:ピアノとオーケストラと映像の融合みたいなこともやっているんです。「プロメテウス」っていう作品だったかな。初演と初レコーディングはゴリンデンヴェイゼル先生なんですよ。なんでかっていうと、御学友だからです。結構そういうの大事なんですよね、同じ机を並べてっていうのが。これは8分33秒で単一楽章だから聴けますけど、この最後にかけるソナタなんかもう長い長い。

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