トップ

土佐料理 司をマーケティングトレース

今回は土佐料理を高知、東京、大阪で展開する「土佐料理 司」をマーケティングトレースしました。※カンブリア宮殿より

上記、企業が提供している動画をご覧いただければ一番わかりやすいかと思います。
ざっと概要は以下の通り。

さらに付け加えると、提供する店舗ブランドのひとつ「祢保希(ねぼけ)」は梵語で「幸せ」という意味。お客様に「食べる幸せ」を提供できるように名付けられたとか。

こちら、以下3C分析すると、自社と顧客、競合のとの関係性が見えてくる。
事業要素を洗い出した上で「事業成功の鍵」「戦略方向性」を導き出します。

自社(Company)
・土佐料理発祥
・常に変化を求める
・100点より100年

Customer(顧客)
・新しいものに敏感
・料金よりも鮮度
・「良いもの」を食べたい

Competitor(競合)
・知られていない地方のブランドを開拓
・うまい、楽しい、新しい

「土佐料理 司」が最も重点を置いていることが「変化し続けること」である。
お客様の価値観、競合の戦略など急激に加速する時代の変化に対応するためには、自身がスピード感を上げて変化し続けないといけない。
しかし、その変化の中でも変えてはいけないことは、「お客様にどのように喜んでいただけるかを考える」こと。

そして、「製品」「価格」「流通」「仕掛け」の施策を洗い出すため4P分析。

Promotion:広告
・顧客の口コミで徐々に拡大させていく

Product:商品
・自らが広めた「土佐料理」を提供している

Place:小売・流通
・高知の漁港のみならず、全国の漁港と契約している

Price:価格
・料理の豪快さ、豪華さを見るとリーズナブル

事業戦略
100年続く企業として常に新しいことを顧客に提供する

もし、自分が起業のCMOだったら...

Product強化
・新たな土佐料理の開発
・高知出身者には「帰ってきた」、高知外の出身者には「旅行に来た」と思わせる店づくり
・全店舗で均一した味を提供できるように技術の標準化

事業戦略
100年続く企業として、「土佐料理 司で働きたい」と多種多様の人に思わせる組織づくり
・社員に対する人生ビジョンの設計の明確化と実現性の向上
 ※企業で出世したいか、独立して自分の店を持ちたいか
・のれん分け制度により、独立を後押し

以上、洗い出してみました。
100年続けるには変化し続けることが大切。
代表の竹内さんは常にそうおっしゃっていました。
いまやどの企業も変化することについては言及していますが、「土佐料理 司」みたいに、地方の飲食店が実績を出して且つ、実行し続けるのでは、言葉の重みが違います。
「土佐料理 司」の活躍は全ての地方飲食店、または地方創生のヒントになること間違いないでしょう。
VTRを見ながら、とても勉強になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?