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子供返りを助長する人

「部下が怒ったように上司に要求してくる」「夫が自分の思い通りにいかないと腹を立てる」

そのような感情的な態度を見ると、「大人げない」と思うようなことがあります。

「思い通り行かなくて怒っている」「なんて幼い子供なんだろう?」

あまりに幼稚な態度を取る相手に、呆れてしまうこともあるでしょう。

しかし、そのように部下やパートナーが子供のように駄々をこねるとき、それは相手のせいではなく自分に原因があるのかもしれません。

それでは、どんな行動をすると相手を子供にしてしまうのでしょうか?

今日は子供返りを助長し、相手をダメにしてしまう人について記事にしました。

子供返りとは?

子供返りとは、「精神的安定を保つために無意識に自我を働かせる行為」のことをいいます。

これは自己防衛本能のひとつです。

過度のストレスや精神的なダメージから自分を守るために、「弱くなった自分を守ってほしい」という無意識の欲求が現れたものです。

上司や部下、パートナーなど、甘えられると思う相手に対して子供のように振舞うことで、「守ってもらえている」「大切にされている」ことを実感し確認するのです。

子供返りの症状としては、以下のようなものがあります。

・すぐに期限が悪くなる
・情緒が不安定になる
・自分の自慢話が増えて、認めてもらおうとする
・協力的でなくなる
・自分でできることもやろうとしない
・自分勝手な行動をする

これらに当てはまる項目が多いほど、子供返りをしている可能性が高くなります。

これらの行為が特定の相手に対してのみ行われる場合、子供返りすることでその相手が「守ってくれそうだ」「大切にしてくれるだろう」と思っているのです。

それは相手の上司や部下、パートナーに、そのように思わせる要素があるからです。

それでは、子供返りを助長する要素とは何でしょうか?

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