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薬剤師の処方権について改めて考えてみる②

『#薬剤師に処方権を』
署名活動を始めて約2週間が経ちました。

前回に引き続き、
この2週間の稲田個人の感想等を書き綴っていこうと思います。

勝手に連載開始します。


今日も5分で読めます。

よろしくお願いいたします。


このnoteを書いている段階で
約5000人もの方に賛同していただきました。

署名はこちらから。



6月17日の東先生の日経メディカルオンラインの記事は
人気記事ランキングで総合、薬剤師で1位を獲得。
非常に大きな関心事としてSNS上で広がっています。



記憶にある薬剤師の処方権に対して否定派の意見は

①薬剤師の処方に対して、誰が責任を取るのか?
②薬局は無料で身体のことを気軽に相談できる場所でしょ?
③検査もしてないのに処方するとはけしからん!


どれも理解できるご意見だと思います。

1つずつ見ていきたいと思います。


①薬剤師の処方に対して、誰が責任を取るのか?

薬剤師に処方権があるとしたら、
その処方の責任は薬剤師にあります。

『責任取れるんか!?』

と言われるかもしれませんが、

『取れます』

としか言いようがなく、
現状でも薬剤師は調剤した薬に責任があります。
インシデントやアクシデントが発生した際の責任は
ハンコを押した薬剤師にあります。

たまにハンコを押したがらない(責任を取りたがらない)薬剤師もいますが
そういった薬剤師は処方権を持たない方がいいでしょう。

何かの間違いで処方権を持ったとしても使わない方がいいでしょう。



②薬局は無料で身体のことを気軽に相談できる場所でしょ?

薬局で無料で相談できるのは素晴らしいと思います。
ただ、それが薬局という箱である必要があるのか?とは思います。
今の日本の薬局で相談だけでマネタイズしてる薬局はほぼないでしょう。
その理由は明らかで、ただの相談薬局だと薬局は成立しないからです。

フロントエンドのカウンセリングは無料で
バックエンドの漢方だったり、零売だったり、OTCだったり、
もちろん処方箋調剤だったりで
売り上げをあげる、利益を残すことで成立しています。

ずっと無料で相談し続けることは
石油王の子供かよほどの資産家でないと無理です。

そして一番の問題点は

『薬剤師に相談すれば、身体のことはだいたい解決してくれる』

そういった意識が国民にほとんどないということです。
これはこの30年ほどの薬局、薬剤師の歴史が招いた結果だと思います。

もし、相談薬局をやりたいと思うのであれば
なおのこと #薬剤師に処方権を が必要だと考えます。

処方権があればカウンセリングの結果、
処方しないという判断も可能ですから。


③検査もしてないのに処方するとはけしからん!

こちらに関しては完全に個人的見解になります。

もし検査が必要な疾患と判断したら
医師の診察を受けるように受診を勧めます。

『薬局で咳のひどい風邪だと言われて放置した結果、
肺がんだったらどうするんだ!?』

ごもっともだと思います。

ただ、そんな難しい疾患であれば
早い段階で専門医を受診してもらいます。

薬局が癌など検査が必要な疾患まで抱え込む必要はありません。

むしろそういった患者さんは積極的に医師に紹介して
医師は薬局で治療が困難だった患者さんを診るのに
貴重な時間を割いてくださればいいと思います。

何年もdo処方の患者さんまで医師に対応させるのは
あまりに勿体ないです。


ここで薬剤師に必要になってくるのは
これまであまり使ってこなかった
『トリアージ能力』
かもしれません。
これは今後の課題と言えるでしょう。


どうでしたでしょうか?

①②③と今回は反対派の意見について
稲田なりに考察してみました。


薬剤師に処方権を付与することは
薬剤師の職域を拡げるだけではありません。
もちろん、儲けの道具でもありません。


あくまで膨張を続ける医療費を抑えるのが目的です。
コストをかけずに最短かつ最速でその目的地に辿り着くための方法です。


患者さんにとっても、
国民にとってもメリットがデメリットを上回ります。


少し話が逸れますが、
国民民主党の玉木雄一郎議員にフォローされたりもしました。

薬剤師議員はどこにいったのでしょうか?

このまま雲隠れしていると
次の選挙では署名で集まった賛同数だけ
票を失うことになります。

これは脅しでも何でもありません。

立場上、いろいろなしがらみがあって
賛成とも反対とも言えないんだと思いますが
そんなテーマだからこそ言及して引っ張っていってほしい。

そのために票を投じた人がたくさんいます。


少なくともこのまま言及しないなら
稲田は次は投票しないです。


玉木議員や田村議員の方が
よほど日本の医療にプラスに働きかけてくれるでしょう。


本題に戻します。

署名の賛同数はまだまだこんなものではないと思っています。

今後はシンポジウムや小さな勉強会も予定しています。
日時、場所は未定ですが、
引き続き情報発信していきますのでご確認お願いします。


賛同も反対もできず迷っている方はぜひDMください。
答えられる範囲でお応えします。



有り難いことに毎日シェアしてくださる方もいます。
見つけてはイイネをしにいっています。
シェアする際に

『#薬剤師に処方権を』

これをつけてくださるともっと見つけやすいのでよろしくお願いします。



このnoteを読んでくれてるほとんどの方が薬剤師かと思います。

今は医師の東先生が先頭で音頭を取って活動してくれています。
東先生の目的は薬剤師に処方権を付与することではありません。

日本の医療を変えるための第一歩目として
#薬剤師に処方権を
と考えてくださっています。

薬剤師と医師との関係はここで言及するつもりはありません。
医師の東先生が応援してくれている今が変われる、変えれるチャンスです。

何となく反対、拒否は
自分たちの未来だけでなく、
子供たちの未来まで黒く塗りつぶしてしまうことになるかもしれません。


日本の医療に不安を感じている方は
是非、ご署名お願いいたします。


署名はこちらから。



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コイツ頑張ってるなぁと思ってくださった方、
是非スキ、イイネ、シェア、リツイートお願いします(^^)

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