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【ミックスダウン編】ピアノ、ストリングス、その他キーボード

ハイパス、位相調整以外には何もしない

ポピュラー楽曲において、ピアノの奏法はクラシックのようにダイナミック(強弱の差が大きい)ではありません。レコーディングに失敗していなければ、それほど音量が暴れることもなく、ハイパスと位相合わせ以外には何もできません。
ストリングス系もよく使われます。このように音量が安定しているトラックは位相調整以外は何もできないのです。エフェクトが何もかかっていないストリングスであれば、ホール系リバーブを足すくらいなものです。
サックスやバイオリン、またはそれらをキーボードで弾かれたトラックも時々あります。こういった楽器はボーカルに近い存在なので、フェーダーのオートメーションで済ませます。
また、楽曲におけるキーボードの重要度にもよります。ドラム、ベース、ピアノ、ボーカルのような構成であれば、ミックスで頑張るよりもピアノのレコーディングに注力すべきでしょう。
キーボード系のトラックで積極的に音作りをしないといけないということは、レコーディングに失敗しているか、音源選びのミスと同義であり、それをミックスダウンでカバーするというのはおかしな話です。トラックから作り直してください。

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