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スクリューホームムーブメント

【 スクリューホームムーブメント 】

この単語聞いたことありますか?

知っているという方は、かなり人体に詳しい方・勉強されているかたかもしれません。

スクリューホームムーブメント(SHM)は

膝関節を伸展(伸ばす)時に、脛骨(スネの骨)が外旋する! という現象のことなんです。


私たちが普段膝を伸ばそうとしている時に、自動的に脛骨が外旋をすることで、スムーズに膝を伸ばすことが出来るということです。

膝に痛みがない方の多くはSHMが正常に動いていると考えてもいいかもしれません。

ですが、変形性膝関節症の方の多くはSHMが起きない・逆に脛骨が内旋してしまっているという臨床データも出てるようです。

そもそもSHMが起こる理由は?

大きく分けて2つあります。



①大腿骨と脛骨の曲率半径が違う!

大腿骨には内側にある内顆・外側にある外顆と呼ばれる出っ張りがあるんですが、この内顆と外顆はそもそも大きさが違うです。

内顆の方が大きいことに加えて、関節面が斜めになっていることで、膝を伸ばそうとした時に、脛骨が外旋方向に誘導されてしまうんです。


②靭帯の緊張

膝関節の中にある、前十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯は通常弛緩していますが、膝を伸ばそうとした時はこれらの靭帯が緊張することで、脛骨の外旋運動を誘導しているんです。

そもそも靭帯は、年齢が60歳を過ぎると弛緩しやすくなり、膝関節の靭帯が弛緩すると、膝を伸ばした時に脛骨が内旋してしまうんです。

異常がスクリューホームムーブメント(SHM)が起こる理由になります。

では、SHMが出来なくなる=変形性膝関節症 につながるのかについて簡単に説明します。

●靭帯の弛緩が生じる

     ↓

●脛骨が前方移動・膝関節の伸展制限が生じる

     ↓

●内側広筋の緊張が低下する

     ↓

●変形性膝関節症になる可能性が高くなる!

よってスクリューホームムーブメント(SHM)の低下・脛骨内旋により膝に加わるストレスは高くなり、変形性膝関節症になる可能性を高めてしまう! ということになってしまいます。

次回はもう少し、変形性膝関節症について詳しく紹介していこうと思いますので、興味がある方は覗いてみて下さい!

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