Google検索広告360認定試験の過去問66題を全問解答＋全問解説付き

全問2024年1月時点の最新の問題になります。
筆者が実際に5回以上受験して、問題を収集し解答とその解説を全問付けております。
問題数は合計66題。
この66問の問題の解答を理解できれば、ほぼ間違いなく合格すると思います。
筆者はマーケ支援会社にてコンサルタントとして活動しております。

ここから問題と解答/解説になります。

すべての問題、全問解答＋全問解説付きになります。

1.オフライン コンバージョン データを統合できる機能はどれですか（3 つ選択）。

①sFTP
②検索広告 360 API
③一括送信シート
④Google データスタジオ

正解：①②③

解説：
オフライン コンバージョン データを統合することで、オンラインでの広告活動がオフライン（店舗など）での販売や成果にどう影響しているかを理解し、適切な最適化の判断を下すことができます。以下の3つの機能を使用して、オフライン コンバージョン データを Google検索広告360 に統合できます。

①sFTP（secure File Transfer Protocol）: セキュアなファイル転送プロトコルで、大量のデータを安全に転送するのに適しています。

②検索広告 360 API（Application Programming Interface）: 開発者が直接アプリケーションやシステムからSearch Ads 360へ接続し、オフライン コンバージョン データを操作、管理する機能。APIを使用すると大量の操作を自動化できます。

③一括送信シート: 一括アップロードの一部で、Google シートやエクセルファイルを使って検索広告 360にオフライン コンバージョン データをアップロードします。

一方で、④Google データスタジオはデータ視覚化ツールであり、オフライン コンバージョン データを統合する機能は提供していません。

2.在庫管理テンプレートに基づいてエンティティが作成されたか確認する場合に、必要となる手順はどれですか。

①レポート ダッシュボードでフィルタを使用して、エラーの有無を確認する②フィルタを使用せずにエグゼクティブ レポートを作成する
③テンプレートの進行状況バーを確認する
④[在庫テンプレート ID] フィルタを適用する

正解：③

解説：
Google検索広告360では、在庫管理テンプレートを使用してエンティティを作成するとき、進行状況バーを通じて作成状況を確認することが可能となります。
このバーはテンプレートの操作パネルにあり、エンティティの作成や更新の進行具合を表示します。エンティティがすべて作成または更新されると、進行状況バーにその旨が表示されます。

3.数式列内で表示される列カテゴリはどれですか（2 つ選択）。

①コンバージョンの統計情報
②検索広告の IS
③エンジン指標
④作成日時

正解：①③

解説：
広告360では、数式列で表示することが可能な列カテゴリとして「コンバージョンの統計情報」と「エンジン指標」があります。これらは、特定の広告活動のパフォーマンスや結果を評価するための重要なデータを提供します。

一方、「検索広告の IS」や「作成日時」は数式列で表示することができる項目とは限りません。これらは広告の配信状況を把握したり、広告の作成時期を確認するのに役立つ情報であるため、分析や評価に直接使用することは少ないかもしれません。

4.エンジンが一時停止するとどうなりますか。
①広告グループとキーワードが一時停止する
②アクティブなキャンペーンが一時停止する
③エンジンとの同期が一時停止する
④すべてのキャンペーンが一時停止する

正解：④

解説：

検索広告 360はGoogle Marketing Platformの一部で、複数の検索エンジンにわたる広告キャンペーンを管理するツールです。
エンジンが一時停止すると、そのエンジンと関連する全てのキャンペーンが一時的に停止します。これは、その広告プラットフォームでの広告配信が停止することを意味します。恒久的または一時的なエンジンの停止は、特に大規模なキャンペーンを運用している広告主にとっては重大な影響を及ぼす可能性があります。したがって、エンジンの状態には常に注意を払うことが重要です。

5.自動タグ設定を有効にするとどうなりますか。

①すべての Google 広告キャンペーンに対して、スケジュールに基づく編集が作成される
②すべてのランディング ページ URL に Google クリック ID が追加される
③すべての Google 広告キャンペーンにラベルが追加される
④予算ペースレポートで、Google クリック ID がレポートされる

正解：②

解説：
検索広告360の自動タグ設定を有効にすることで、自動的にGoogleクリックID（GCLID）がランディングページURLにパラメータとして追加されます。これにより広告クリックの詳細なトラッキングとレポーティングが可能となり、広告のパフォーマンス情報を精度高く収集できます。

6.Floodlight タグを使用してオフライン コンバージョン データを渡す場合、その Floodlight タグに適用する必要のある設定はどれですか。

①ダイナミック タグ
②メインソースがオフライン
③メインソースが販売店
④イメージタグのみ

正解：②

解説：

オフラインコンバージョンデータを渡す際には、「メインソースがオフライン」に設定する必要があります。これにより、自社のシステムやデータベースからオフラインで行われた取引をSearch Ads 360にアップロードすることが可能になります。
他の選択肢（ダイナミックタグ、メインソースが販売店、イメージタグのみ）はオフラインのコンバージョンデータを渡す設定とは無関係です。

7.オフライン コンバージョン データを検索広告 360 キーワード ID にアップロードする際、使用できる機能はどれですか（2 つ選択）。

①一括送信シート
②Google Ads API
③キャンペーン マネージャー API
④検索広告 360 API

正解：①④

解説：
一括送信シートは、オフライン コンバージョン データを一度に大量にアップロードするための機能です。対象となるデータを準備し、CSVファイル等の形式でアップロードすることで一括処理が可能です。

一方、検索広告 360 APIは、検索広告 360の機能をプログラムから利用するためのインターフェースで、このAPIを使用することでシステムの自動化や大量のデータ処理が可能となります。オフラインデータを取り込む際にも、APIを用いて自動化することで効率的な作業が行えます。

一方、Google Ads APIやキャンペーンマネージャーAPIは、それぞれGoogle AdsやCampaign Managerの管理を助けるためのもので、オフラインコンバージョンデータを検索広告360キーワードIDにアップロードする機能を持っていません。

8.端末や環境を横断してユーザー行動を測定し、コンバージョンを推定する指標はどれですか。

①訪問数
②クリック数
③クロス環境指標
④費用

正解：③

解説：

クロス環境指標は、端末やブラウザを超えてユーザーの行動を追跡し、コンバージョンを評価するための指標です。
例えば、ユーザーがタブレットで広告をクリックして商品を見てから数日後にデスクトップでその商品を購入した場合、これを一つのコンバージョンとしてカウントする機能があります。これにより、マーケターはユーザーのクロスデバイス行動を理解し、より効果的な広告戦略を立てることができます。

9.コンバージョン ベースの入札戦略で、広告主が選択できる制約はどれですか（2 つ選択）。

①掲載順位
②利益
③インプレッション シェア
④上限 CPA

正解：①④

解説：

①掲載順位：広告主は並べ替え順をコントロールして広告の表示位置を管理できます。これにより、その広告が検索結果ページのどの位置に表示されるかをある程度制御できます。

④上限 CPA：広告主は「コストパーアクション」（CPA）の上限を設定できます。これは、特定のアクション（例えば、購入完了やリード獲得など）あたりで広告主が負担する最大コストを指します。上限CPAを設定すると、Googleは広告主が指定したCPAを超えないように広告の表示と入札を最適化します。

10.一括送信シートを使用してアップロードできるコンバージョン データはどれですか。

①Google アナリティクス目標データ
②オフライン コンバージョン データ
③カスタム Floodlight 変数データ
④Google 広告コンバージョン データ

正解：②

解説：
一括送信シートを使ってアップロードできるのはオフラインコンバージョンデータです。Google 検索広告 360 では、オフラインで発生したコンバージョン（例えば、電話での取引や店頭販売など）をトラックするためにオフラインコンバージョンのアップロードをサポートしています。

これによりオンライン広告がオフラインでの販売にどのように影響を与えているかをより正確に理解することができます。